李太白集 251《太白巻25-07 庭前晚花開》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6836
- 2015/10/29
- 22:08
李白 庭前晚花開 西王母桃種我家,三千陽春始一花。 結實苦遲為人笑,攀折唧唧長咨嗟。 (折角桃を庭前に植えたものの、咲いたのは春の末になってからというので戯れにこの詩を作った。) 西王母の大切にしたという仙桃を我が家に種えたが、そもそも、三千年を経て、はじめて一度花を開くというもの、それでも、今、春も終ろうとする頃に成って、やつと花をひらいたというのも、まことに無理ならぬことである。 しか...
李太白集 74《太白巻 二十五37 春感詩 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5951
- 2015/05/05
- 21:49
春感詩茫茫南與北,道直事難諧。榆莢錢生樹,楊花玉糝街。塵縈遊子面,蝶弄美人釵。卻憶青山上,雲門掩竹齋。この国土は、南から北へ広々としてはるかで、際涯がない、自分の道が真っ直ぐであるほど、万事うまく成功しないものだ。 李太白集 74《太白巻 二十五37 春感詩 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5951 2015年5月5日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代...
李太白集 73《太白巻 二十五18 冬日歸舊山 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5946
- 2015/05/04
- 22:02
冬日歸舊山―#1未洗染塵纓,歸來芳草平。一條藤徑綠,萬點雪峰晴。地冷葉先盡,谷寒雲不行。嫩篁侵舍密,古樹倒江橫。白犬離村吠,蒼苔壁上生。塵に染まった冠の紐を未だに洗うことなどしないままで、旧山に帰ってみるとその辺一帯はあれはてて芳草が平らかにしいた様に生えている。そこに通じている一筋の小道には、藤の蔓がからみあっていて、その色は緑であるし新たに雪を頂きにかぶった万点の峰は、晴れた空にくっきりと聳え...
李太白集 67《太白巻二十二28 尋雍尊師隱居 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5916
- 2015/04/28
- 22:13
尋雍尊師隱居群峭碧摩天,逍遙不記年。撥雲尋古道,倚石聽流泉。花暖青牛臥,松高白鶴眠。語來江色暮,獨自下寒煙。群峰は突兀としていて、緑は天を摩すばかりである、雍尊師はここに隠遁され、逍遥を事とし、幾年を経たかはわからないという。ここを歩くというのは、雲を開いてゆくことであり、古い道を尋ねてゆくのである。歩き疲れて石に倚りかかって、心地いいことに、流泉の響きを聞くのである。 2015年4月28日の紀頌之5...
李太白集 66《太白巻二十五43 贈江油尉》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5911
- 2015/04/27
- 22:41
贈江油尉嵐光深院裡,傍砌水泠泠。野燕巢官舍,溪雲入古廳。日斜孤吏過,簾捲亂峰青。五色神仙尉,焚香讀道經。日が傾きかけてくると下役吏のものが来て伺候し、簾を巻き上げれば、亂峰が青く見えてくる。あなたは五色の衣を着た神仙の人で尉である。こんな僻地の小吏に甘んじているにもかかわらず、香を焚いて修業し、道経を読みふけっているのである。 2015年4月27日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な...
李太白集 65《太白巻二十五14 雨後望月》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5906
- 2015/04/26
- 22:46
雨後望月四郊陰靄散,開戶半蟾生。萬里舒霜合,一條江練橫。出時山眼白,高後海心明。為惜如團扇,長吟到五更。これだけの満月が酒宴を催して充分に清賞を味わうというのでなければ、惜しいかぎりである、ほどなく、棄てられて、誰も見なくなるのは、残念であるから、私だけは五更に至るまで長吟していようと思う。 2015年4月26日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、...
李太白集 64《太白巻二十五13 初月 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5901
- 2015/04/25
- 22:09
初月玉蟾離海上,白露溼花時。雲畔風生爪,沙頭水浸眉。樂哉弦管客,愁殺戰征兒。因絕西園賞,臨風一詠詩。三国魏の曹丕、曹植は、銅雀臺西園において、羣公を集めて、名月を感賞する宴を催していたが、それは昔のことで、自分にとっては風流な景色に臨んだら、一人、詩を詠じてゆくことが一番である。 2015年4月25日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「...
李太白集 63《太白巻二十五16 曉晴【晚晴】 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5896
- 2015/04/24
- 22:11
曉晴 李白野涼疏雨歇,春色遍萋萋。魚躍青池滿,鶯吟綠樹低。野花妝面溼,山草紐斜齊。零落殘雲片,風吹掛竹溪。雨にうるおい野の景色はすがすがしく、夜来の小雨は暁になって晴れた。春景色は草木が萌えて盛んに成長している。雨後の池は青空が移って漲り、魚が飛び踊る。鶯が囀って滴を帯びた緑樹は地面の緑と一体化して低く見える。 李太白集 63《太白巻二十五16 曉晴【晚晴】 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の...
李太白集 62《太白巻二十五15 對雨 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5891
- 2015/04/23
- 22:40
對雨 李白卷簾聊舉目,露溼草綿芊。古岫藏雲毳,空庭織碎煙。水紋愁不起,風線重難牽。盡日扶犁叟,往來江樹前。(李白が雨に日に居室の簾を書き上げて眼下に広がる景色を詠ったもの)水紋は憂えを帯びるので起ってはいないし、風も線を描くほど重くて引っ張ることはない。(水面に波紋を起こしたり、広げることなく、風も線を成して吹くほど強くない、雨の中にしっとりとしている。) 李太白集 62《太白巻二十五15 對雨...
李太白集 61《太白巻二十五17 望夫石》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5886
- 2015/04/22
- 23:23
李白《望夫石》この石の恨みは、虞舜のあとを追うて及ばず、やがて洞庭湖の沈んで、沅湘の神となったあの二女に同じく、この石のもの言わざることは、二人までもこどを生んでもしゅうしだまっていたいという息嬀に類している。この石は、寂然として春の靄の中に立ったままで、今でも、なおその夫の帰るのを待っているようである。 2015年4月22日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三...
李太白集 60《太白巻二十五42 題竇圌山》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5881
- 2015/04/21
- 22:46
李太白集 60《太白巻二十五42 題竇圌山》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5881 2015年4月21日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩 LiveDoorBlog225-#2 《巻8-2 贈從...
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- 李太白集 371《太白巻卷六04-《侍從宜春苑,奉詔賦龍池柳色初青,聽新鶯百囀歌》 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7433 (03/03)
- 李太白集 370《太白巻五 24-秋思》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7428 (03/02)