232 《桃源圖》 韓愈(韓退之) kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3486
- 2013/12/23
- 00:26
韓愈(韓退之) ≪桃源圖≫ 南宮礼部の先生はこの図を手にして、大よろこびである。波濤逆巻くほどの文章を筆に入魂して書き上げる。文はとても巧みで、画派というと巧妙なのであり、それらが相互に申し分ものとなっている。そこには、ふしぎな世界がひろがり、恍惚にうっとりとして、この画の中にはいりこんでいくようである。大岩に橋かけ、谷を穿ちひらいて、その奥に御殿を建てている。家は接近してならべられ、囲う垣根はつら...
231 《桃源行》 王維 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3481
- 2013/12/22
- 00:28
《桃源行》 王維 漁師の船は水面をすすんでゆき、愛すべき山水に春がおとずれる。さらに進むと両岸には桃の花が咲き誇り、突き当りの舟付き場まで桃の花に挟まれる。岸の桃の花の咲く木の下に座って近くの花を見ると、遠くの景色を見ることをしない。春の若芽でいっぱいの渓谷を昇って行き着く所まで上がるとあたりに人はいなくなっている。山の昇り口に進むと木々の下を抜けて行くと初めて入り組んだところは暗くなるほどだ。...
天育驃騎歌 杜甫 85
- 2012/09/09
- 20:13
天育驃騎歌 杜甫 85天子のお厩である天育厩において養われた驃馬の図をみて作った歌。製作時は天宝13載 754年 43歳。 雑言古詩天育驃騎歌吾聞天子之馬走千裡,今之畫圖無乃是?自分が聞く所に周の穆王の馬は日に千里走ったというが、今ここにある画の馬はまちがいなくそのような馬ではないのだろうか。是何意態雄且傑,騣尾蕭梢朔風起。その雄々しく傑出した様子はなんとすばらしいのだろう、たてがみや尾からさわさわと北...
送孔巢父謝病歸游江東,兼呈李白 杜甫
- 2012/03/09
- 22:45
10送孔巢父謝病歸游江東,兼呈李白 杜甫カテゴリ:七言歌行送る詩送孔巢父謝病歸游江東,兼呈李白 杜甫七言歌行746年天宝5載 杜甫は李白と別れて洛陽にもどる杜甫の父、杜閑が縁組の手はずをととのえていた。 杜甫、35歳、妻24歳、ともに晩婚である。妻の家柄はよく、役所の少卿の娘であった。杜甫はこのまま詩的放浪の生活をつづけていくことは許されなくなった。このまま洛陽にいては仕官は難しく、長安に出ることになった...
駕去温泉宮後贈楊山人 李白
- 2012/01/29
- 20:36
駕去温泉宮後贈楊山人 李白当時の李白の得意さを知る詩がある。それは、玄宗のお供をして鷹山の温泉官に行き、天子のみ車が帰ってから、楊山人に贈った詩「駕温泉官を去りし後、楊山人に贈る」である。楊山人の名は分からない。「山人」というところから、官に仕えず隠れて住んでいた人で驪山の付近に住んでいた在野の詩人だろう。駕去温泉宮後贈楊山人 少年落托楚漢間、風塵蕭瑟多苦顔。青年のころは 長江下流地方や長安洛...
公子行 劉希夷(劉廷芝) (1)
- 2011/12/11
- 20:52
公子行 劉希夷(劉廷芝) (1) 李商隠は女性の側から見た詩をうたっているが、特に 18の無題 (八歳倫照鏡)が女の生きる道を書いた詩であった。劉希夷の詩は男性が女性に対する思いを詠っているので気分転換に取り上げた。閨の詩、恋歌である。 公子行天津橋下陽春水,天津橋上繁華子。 洛陽の都の天津橋の下を流れる、暖かな季節春の水が流れている。洛陽の都の天津橋の上を行き交う、世間知らずな若さで青春を謳歌して...
飲中八仙歌 杜甫
- 2011/12/04
- 21:30
酒中の八仙飲中八仙歌 杜甫李白は、賀知章をはじめ、汝陽王璡・崔宗之・裴周南らと酒中の八仙の遊びをしたといわれる。ただ、杜甫に「飲中八仙歌」があり、賀知章については、「(賀)知章は馬に騎り船に乗るに似たり、眼はちらつき井に落ちて水底に眠る」といっている。杜甫のいう八仙は、李白が都にいた743年、天宝二年ごろ、長安に同時にいた人ではない。賀知章、李左相、蘇晉はすでに死んでいたし、李白は長安にいなかった。...
代白頭吟 劉希夷(劉廷芝
- 2011/10/08
- 23:13
代白頭吟 劉希夷(劉廷芝)(2)初唐の詩人。(651~678)。二十八歳という若さで、命を落とす。字は希夷、或いは廷芝。汝州(現・汝州市)の人。二十四歳で進士に合格するが、仕官せずに巴蜀、江南を遊覧する。その行より帰って後、洛陽の居にて、この作品や『故園置酒』を作った。劉 希夷(りゅう きい、651年(永徽2年) - 679年(調露元年))は中国唐代の詩人。字は庭芝、廷芝。一説に名が庭芝で字が希夷ともいわれる...
公子行 劉希夷(劉廷芝)
- 2011/10/08
- 23:06
公子行 劉希夷(劉廷芝) (1) 李商隠は女性の側から見た詩をうたっているが、特に 18の無題 (八歳倫照鏡)が女の生きる道を書いた詩であった。劉希夷の詩は男性が女性に対する思いを詠っているので気分転換に取り上げた。閨の詩、恋歌である。公子行天津橋下陽春水,天津橋上繁華子。洛陽の都の天津橋の下を流れる、暖かな季節春の水が流れている。洛陽の都の天津橋の上を行き交う、世間知らずな若さで青春を謳歌してい...
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