李太白集 273《太白巻十七10送麴十少府》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6946
- 2015/11/20
- 22:45
李白 送麴十少府 試發清秋興,因為吳會吟。碧雲斂海色,流水折江心。 我有延陵劍,君無陸賈金。艱難此為別,惆悵一何深。 (某縣の尉たる麴某を送って作ったもの) 時はいま清秋の頃であり、詩興自ら勃如たるにより、呉の会稽に因める詩を作って、君のこの旅を送ろうと思う。 おりから、碧雲はのび広がって、海色をおさめており、流水は、秋漲の餘勢、すさまじく、江心から曲折して奔注している。この間を旅すると、...
李太白集 258《太白巻十七03送友人》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6871
- 2015/11/05
- 22:20
李白 送友人 青山橫北郭,白水繞東城。此地一為別,孤蓬萬里征。 浮雲遊子意,落日故人情。揮手自茲去,蕭蕭班馬鳴。 (友人が遠くに往くのを見送るために作った詩。)草木が青々と茂っている山が、城郭の北側に横たわっている、澄んだ水は 城郭の東側をめぐっている。今、この地において、ひとたび別れることになれば、さながら、風に吹かれてひとつだけで風に飛びさすらう根なし蓬のように、万里の遠きに征遊するのである...
李太白集 230《太白巻17-27 送二季之江東》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6731
- 2015/10/08
- 21:35
李白 送二季之江東 初發強中作,題詩與惠連。多慚一日長,不及二龍賢。西塞當中路,南風欲進船。雲峰出遠海,帆影掛清川。禹穴藏書地,匡山種杏田。此行俱有適,遲爾早歸旋。(季某という二人兄弟の高唐に行くのを送った詩。)六朝期、謝靈運は、はじめて強中を出発するときに、一族の甥弟謝惠連に、詩を作って与えたというが、自分も、今、丁度、その心境にある。自分は、君らに対して、一日の長を以て、上に立って居るが...
李太白集 229《太白巻17-25 江夏送張丞》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6726
- 2015/10/07
- 21:36
李白 江夏送張丞 欲別心不忍,臨行情更親。酒傾無限月,客醉幾重春。藉草依流水,攀花贈遠人。送君從此去,迴首泣迷津。(江夏において、友人の張丞の遠行を送って作ったもの)今別れようとして見ると、心に忍びず、君がいよいよ出かけるという場合に、情はさらに親しみを覚える。だから、無辺にあまねく照らす月明かりに酒を傾けると、君はこうして盃を繰り返し傾けた春が幾度もあったのにもっと酔っている。そして、草の上...
李太白集 228《太白巻17-23 江夏送友人》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6721
- 2015/10/06
- 22:21
李白 江夏送友人 雪點翠雲裘,送君黃鶴樓。黃鶴振玉羽,西飛帝王州。鳳無琅玕實,何以贈遠遊。徘徊相顧影,淚下漢江流。(江夏において、友人の遠行を送って作ったもの)北風寒く、雪がちらちら舞って翠雲の裘にも雪が点じてくるとき、黄鶴楼にのぼって君の遠遊行を送った。君は黄鶴が見事なその翅を奮って西に飛ぶがごとく、これから天長の玉清境の住める長安に赴くのである。鳳凰に比すべき我は、食らうべき琅玕竹の実さえ...
李太白集 209《太白巻17-22 送梁四歸東平》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6626
- 2015/09/17
- 21:41
李白 送梁四歸東平 玉壺挈美酒,送別強為歡。大火南星月,長郊北路難。殷王期負鼎,汶水起垂竿。莫學東山臥,參差老謝安。(梁某が郷里の河南道鄆州の東平に帰るのを送って作った)玉壺に美酒を一杯に積めて挈えて出て、,君との別れの行を送るために盃を勧め、強いて、歓談して別れよう。今しも大火の星が、南方正午の方向に位置する月で、夏の最中であるとわかり、彼から北に向かって、一帯の平原を横切って、旅をするのは...
李太白集 173《太白巻巻17-07 送友人入蜀》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6446
- 2015/08/12
- 21:59
李白 送友人入蜀 見說蠶叢路,崎嶇不易行。山從人面起,雲傍馬頭生。芳樹籠秦棧,春流繞蜀城。升沈應已定,不必問君平。(友人が左遷されて蜀の地に往くのを送って詠う)君は今、左遷されて遠く蜀の地に赴くということで、人の語るのを聞くと、下の初句に通ずる道は、崎嶇高低があってなかなか行きにくいという。顔をあげてみれば高い山突兀として、ただちに行人の面前に聳え、伏して見ると白雲もうもうとして乗っている馬の頭...
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