陪鄭広文遊何将軍山林十首 其六 杜甫
- 2012/05/31
- 22:29
陪鄭広文遊何将軍山林十首 其六 杜甫753年天宝12載 42歳 五言律詩陪鄭広文遊何将軍山林十首 其六風磴吹陰雪,雲門吼瀑泉。風のわたる石段の路には凍りつくような雪しぶきが吹きつける、雲をはき出す岩穴門に滝の水が吼えまくっている。酒醒思臥簟,衣冷欲裝綿。酔いざめのからだは竹むしろに寝そべりたいと思うが、凍りつく雪ようなしぶきをあびた衣が冷たいので綿を着こみたくなる。野老來看客,河魚不取錢。百姓の老人た...
陪鄭広文遊何将軍山林十首 其五 杜甫
- 2012/05/30
- 22:27
陪鄭広文遊何将軍山林十首 其五 杜甫753年天宝12載 42歳 五言律詩陪鄭広文遊何将軍山林十首 其五剩水滄江破,殘山碣石開。この山林の水はあおあおとした大川が破れあふれ出たものである、この山林の山は海中石門の碣石の砕石で開かれた名残である。綠垂風折筍,紅綻雨肥梅。緑色のうなだれているのは風に吹き折られた若竹であり、紅色の花の咲きほころびているのは雨でふとった梅の実である。銀甲彈箏用,金魚換酒來。銀製...
陪鄭広文遊何将軍山林十首 其四 杜甫
- 2012/05/29
- 22:25
陪鄭広文遊何将軍山林十首 其四 杜甫753年天宝12載 42歳 五言律詩陪鄭広文遊何将軍山林十首 其四旁舍連高竹,疏籬帶晩花。隣りの家はこの山荘の高い竹やぶにつらなっている、あらいまがきは遅ざきの花をつけている。碾渦深沒馬,藤蔓曲藏蛇。ひきうす水車によってできた水たまりは馬の脚をも沈めるばかりに深く、つるを伸ばした藤は曲りくねって蛇の隠れる場所ができている。詞賦工無益,山林跡未賖。詩や賦、文学が秀でて...
陪鄭広文遊何将軍山林十首 其三 杜甫
- 2012/05/28
- 22:22
陪鄭広文遊何将軍山林十首 其三 杜甫753年天宝12載 42歳 五言律詩陪鄭広文遊何将軍山林十首其三萬裡戎王子,何年別月支。戎王子の花は万里の遠くからやってきた、故国の月支に別れをつげたのはいつの年なのか。異花開絕域,滋蔓匝清池。その異なった花はずっと地の果てに開いていたものだ、いま蔓をしげりはびこらせているのはこの清らかな池をめぐるあたりだ。漢使徒空到,神農竟不知。むかし西域に使いにいった漢の使者は...
陪鄭広文遊何将軍山林十首 其二 杜甫
- 2012/05/27
- 17:49
陪鄭広文遊何将軍山林十首 其二 杜甫753年天宝12載 42歳 五言律詩陪鄭広文遊何将軍山林十首 其二百頃風潭上,千章夏木清。百頃ばかりの面積の風をうける池のほとりに千本ほどの夏木立ちが清らかにしげっている。卑枝低結子,接葉暗巢鶯。木立ちのひくい枝はたれさがって実をむすんでいるし、くっつきあった葉かげの暗いところに鶯が巣をくっている。鮮鯽銀絲膾,香芹碧澗羹。新鮮な「ふな」で銀糸のようななますにされてい...
陪鄭広文遊何将軍山林十首 其一 杜甫
- 2012/05/26
- 17:48
陪鄭広文遊何将軍山林十首 其一 杜甫 天宝12載 753年 42歳 五言律詩 廣文館博士の鄭虔とともに何将軍の山荘に遊んでの詩。 其一の詩は長安の南郊外、詩中「南塘」街道にそってある何将軍の山荘に赴くところから始まる。陪鄭広文遊何将軍山林十首 其一 不識南塘路,今知第五橋。 これまで南塘の路がどこにあるのか知らずにいた、今はそこを経過してさらに第五橋までも知ることになった。 名園依綠水,野竹上青霄。 来てみると...
北徵 杜甫(その3)
- 2012/05/25
- 18:34
北徵 杜甫(その3) 北徵 1 皇帝二載秋,閏八月初吉。杜子將北徵,蒼茫問家室。」 維時遭艱虞,朝野少暇日。顧慚恩私被,詔許歸蓬蓽。 拜辭詣闕下,怵惕久未出。雖乏諫諍姿,恐君有遺失。 2 君誠中興主,經緯固密勿。東胡反未已,臣甫憤所切。 揮涕戀行在,道途猶恍惚。乾坤含瘡痍,憂虞何時畢!』 3 靡靡逾阡陌,人煙眇蕭瑟。 北に向かう足取りはなかなかはかどらず縦横の道、辻、分岐点を超えていった。山道や裏街道から、人...
北征 杜甫(その2)
- 2012/05/24
- 18:11
北征 杜甫(その2) 「北征」の詩の内容は四つの段に分けられる。すなわち第一段はこのたびの帰省のことと現在の時勢について、第二段は旅中の見聞、第三段は妻子との再会、第四段は胡賊撃退へと動き出した状況の説明と大乱平定の願い、となっている。 954述懐 杜甫 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 177ID詩 題摘要 (至徳二載 秋~冬 757年 杜甫46歳 五言古詩)970晚行口號 鄜州へ赴く途中で、日...
北征 杜甫 (その1)
- 2012/05/23
- 21:58
北征 杜甫 (その1) (北征) 杜甫が粛宗の逆鱗に触れたいきさつとその後の解説のブログ 954述懐 杜甫 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 177ID詩 題摘要 (至徳二載 秋~冬 757年 杜甫46歳 五言古詩)970晚行口號 鄜州へ赴く途中で、日ぐれにあるきながら口ずさんだ詩。971徒步歸行鄜州へ赴く出発の詩972九成宮鄜州へ赴く途中、九成宮のほとりを経過して作った詩である。974行次昭陵鄜州へ帰...
前出塞九首 其九 杜甫
- 2012/05/22
- 20:55
前出塞九首 其九 杜甫 天宝10載751年 40歳前出塞九首 其九 從軍十年餘,能無分寸功? 自分は十年あまりもいくさに従っている、なんで、すこしの功でも無いということがあるのか。 眾人貴苟得,欲語羞雷同。 多くの人々はだれでも自分の得になりさえすればよいと功を争うことを貴(たっと)しとしている、自分の功を口に出そうかとはおもうが、尻馬に乗るようだからそれを恥じてなんにもいわずにいる。 中原有鬥爭,況在狄與戎...
前出塞九首 其八 杜甫
- 2012/05/21
- 20:50
前出塞九首 其八 杜甫 天宝10載751年 40歳前出塞九首 其八 單於寇我壘,百裡風塵昏。 敵の吐蕃の王が急襲して攻め入ってきた、百里もあるばかりのあいだ蹴立てる塵で真っ暗になった。 雄劍四五動,彼軍為我奔。 雄劍という長剣を敵に向けて四、五回振り動かした、このはたらきによって敵軍は奔走して行った。 虜其名王歸,繫頸授轅門。 そのことで敵の名王を捕虜にして帰ったのだ、王の首を縄でくくって我が軍門にひきわたし...
前出塞九首 其七 杜甫
- 2012/05/20
- 20:48
前出塞九首 其七 杜甫 天宝10載751年 40歳 前出塞九首 其七 驅馬天雨雪,軍行入高山。 我が軍隊が馬を駆ってでかけると天から雪がふってきた。このとき軍隊は高い山の中へ入ってきたのだ。 逕危抱寒石,指落曾冰間。 あぶなそうな山中の細道は冬の石を抱いている、指が凍傷にかかって冰層の割れ目に落ちていった。 已去漢月遠,何時築城還? もはや本国をはなれてから唐の本国で見る月とは遠く隔たってきた、いったいいつにな...
前出塞九首 其六 杜甫
- 2012/05/19
- 20:45
前出塞九首 其六 杜甫 天宝10載751年 40歳 前出塞九首 其六 杜甫45前出塞九首 其六 挽弓當挽強,用箭當用長; 弓をひくなら強い弓をひく方が良い。箭を用いるなら長い箭を用いないといけない。 射人先射馬,擒賊先擒王。 意中の人を射るなら先ず馬を射たおすのである、敵どもをいけどりにするなら先ず王さまをいけどりにして大義、戦意をなくことだ。 殺人亦有限,列國自有疆。 攻め込んだとしても人を殺すことについては限...
前出塞九首 其五 杜甫
- 2012/05/18
- 20:42
前出塞九首 其五 杜甫天宝10載751年 40歳前出塞九首其五迢迢萬裡餘,領我赴三軍。はるばると万里あまりもはなれた地へ部隊長は我々をひきつれて本隊にむけて赴いた。軍中異苦樂,主將寧盡聞?軍中では所属の部隊長次第で苦楽の程度が違うようだ、苦しい方の自分たちのこと、総司令官は聞き及んでいるのであろうか。隔河見胡騎,倏忽數百群。河を隔てた前岸に異民族の騎兵が見える、たちまちのうちに幾百人と羣をなしたのである...
前出塞九首 其四 杜甫
- 2012/05/17
- 20:39
前出塞九首 其四 杜甫 天宝10載 751年 40歳其四送徒既有長,遠戍亦有身。我々戍卒を送ってゆくには隊長というものがあるが、千里の遠方へ守りに出かける我々にはまた我々のたいせつな身体というものがある。生死向前去,不勞吏怒嗔。我々は自分の意志で生死にかかわらず前に向って進むのである。隊長の吏からおこりつけられることなどいらぬことである。路逢相識人,附書與六親。たまたま路で知りあいのものに出遭った、その...
前出塞九首 其三 杜甫
- 2012/05/16
- 20:37
前出塞九首 其三 杜甫 五言律詩 其三 磨刀嗚咽水,水赤刃傷手。 隴山までくるとむせび泣いている水が流れている、その水で刀をみがく。水の色がさっと赤くなる、刀の刃が自分の手を傷つけたのだ。 欲輕腸斷聲,心緒亂已久。 自分はこんな腸はらわたを断たせるという水の音などはたいしたことはないつもりなのだが、家と国とのことを考えると以前からさまざま思っていて心がみだれているのだ。 丈夫誓許國,憤惋複何有? 大丈夫た...
前出塞九首 其二 杜甫
- 2012/05/15
- 20:35
前出塞九首 其二 杜甫 五言律詩前出塞九首 其二 出門日已遠,不受徒旅欺。 我が家の門を出てから日に日に距離が遠くなってきた、陣中の仕事も仲間のあなどりをも受けぬようになる。 骨肉恩豈斷?男兒死無時。 親子兄弟の恩愛の情はどんなときでも断ちきれるものではないのであるが、戦に出た男児は死ぬ時をえらばないものである。 走馬脫轡頭,手中挑青絲。 自分は馬を走らせておもづらのはなかわをはずして青糸の手綱を手中に手...
前出塞九首 其一 杜甫
- 2012/05/14
- 20:32
「前出塞九首 其一」 杜甫 751年天宝10載 40歳〔詩の背景〕 ・正月、三大礼行なわれる。 (楊貴妃にのめりこみ宦官に任せる。李林甫の圧政) ・2月安禄山、河東節度使を兼ねる。 ・4月鮮千仲通、南詔を討ち、高仙芝、大食を討つ ・8月、安禄山、契丹を討って、ともに大敗。 ・均田・租庸調制と府兵制は崩壊(749年廃止) ・杜甫、長安にあり。三大礼賦を献ず。玄宗これを奇とし、命じて制を集賢院預かりになる。待機という...
玉壺吟:雑言古詩 李白
- 2012/05/13
- 15:23
玉壺吟:雑言古詩 李白132 玉壺吟 烈士擊玉壺、壯心惜暮年。 烈士の志をもつ者は、いま玉壷を撃って詠い、衰えぬ壮大な志を詠いつつ、しだいに老いてゆく年を惜しんでいる。 三杯拂劍舞秋月、忽然高詠涕泗漣。 酒におぼれず酒杯を重ねて剣を抜き払い、秋月のもとに立って舞う、すると思わず歌声は高まってきて、涙がとめどなく流れ落ちる。 鳳凰初下紫泥詔、謁帝稱觴登御筵。 紫泥で皇帝が儀式をされた鳳凰の詔勅が、初めて下され...
対酒憶賀監 二首 并序 其一
- 2012/05/12
- 15:11
対酒憶賀監 二首 并序 其一 :李白 賀知章の思い出(1) 133-134 對酒憶賀監併序 太子賓客賀公、 於長安紫極宮一見余、呼余為謫仙人。 老子を祀る玄元廟(げんげんびょう)に宿をとっていただき、秘書監の賀知章とあう、長安紫極宮で私を一目見るや呼ばれたのが「謫仙人」と号された。 因解金亀換酒為楽、 没後対酒、悵然有懐而作是詩。 ここにかかる金子を金細工の亀によって賄われた、亡く...
對酒憶賀監二首 其二 李白
- 2012/05/11
- 15:09
對酒憶賀監二首 其二 李白135 賀知章の思い出(2) 對酒憶賀監二首 其二 狂客歸四明。 山陰道士迎。 奇抜な振る舞いをする王羲之の再来といわれる文人が四明山に帰ったときには、山陰地方の道士全員で出迎えた。敕賜鏡湖水。 為君台沼榮。 官を辞しての帰郷に際して天子から鏡湖の地帯を賜わったが、君のおかげで、この地域の人々、高台や沼、湖も栄誉を受けて、これから繁栄するのだ。人亡余故宅。 空有荷花生。人はなく...
「重憶詩 李白
- 2012/05/10
- 15:06
「重憶詩 李白136 五言絶句 李白 賀知章の思い出(3)重憶 欲向江東去、定將誰擧杯。 わたしは江東の方へ行きたいと思っているが、いったい誰と杯をあげたらいいのだろう。 稽山無賀老、却棹酒船回。 会稽山には賀知章老はいない。それではいっそ、酒の船に棹さしてかえろう。 わたしは江東の方へ行きたいと思っているが、いったい誰と杯をあげたらいいのだろう。会稽山には賀知章老はいない。それではいっそ、酒の船に...
「送賀賓客帰越 李白137
- 2012/05/09
- 15:04
「送賀賓客帰越 李白137李白 賀知章の思い出(4) 李白137 送賀賓客帰越 鏡湖流水漾清波、狂客帰舟逸興多。 天子から賜った静かな湖面の鏡湖と漢水の上流澄み切った水の流れる漾水(ようすい)は 清らかな波がたつ、四明狂客の賀殿が船でのご帰還とあれば、興味深いことが数々おこって 面白いことでしょう 山陰道士如相見、応写黄庭換白鵝。越の会稽地方の道士にきっと出会うと思う、そうしたら、ちょうどよい。...
「送賀監歸四明應制 李白138
- 2012/05/08
- 15:02
「送賀監歸四明應制 李白138 李白 賀知章の思い出(5) 李白138送賀監歸四明應制 賀秘書監が山陰四明に帰られるのを送る 天子の命に応じて作る。 久辭榮祿遂初衣。 曾向長生說息機。 長く命を受けて努めた職をやっと辞することになり栄誉をもって俸禄を受けまだ官についていないときに来た衣服を着るときがきた。これまでながく続けられてこられやっと仕事をおやめになられることをお喜びします。 真訣自從茅氏得。 恩波寧阻洞...
高適の詩 (1)除夜作 (2) 塞上聞吹笛 (3) 田家春望
- 2012/05/07
- 14:57
高適の詩 (1)除夜作 (2) 塞上聞吹笛 (3) 田家春望 219 高適 こうせき 702頃~765 渤海(ぼっかい)(山東省)の人。字(あざな)は達夫(たっぷ)。辺境の風物を歌った詩にすぐれた作が多い。こうてき。 辺塞の離情を多くよむ。50歳で初めて詩に志し、たちまち大詩人の名声を得て、1篇を吟ずるごとに好事家の伝えるところとなった。吐蕃との戦いに従事したので辺塞詩も多い。詩風は「高古豪壮」とされる。李林甫に忌まれて蜀に左遷さ...
宮中行樂詞八首其八 李白
- 2012/05/06
- 14:46
宮中行樂詞八首其八 李白 :Kanbuniinkai紀頌之の漢詩 李白149 宮中行樂詞八首 其八 水綠南薰殿。 花紅北闕樓。 水ゆたかに、みどりしたたる南薰殿。花は咲きほこり、紅に萌え聳えるような北闕楼。 鶯歌聞太液。 鳳吹繞瀛洲。 うぐいすの歌ごえは、大液池から聞こえてくる。鳳凰の簫の音は、蓬莱山を越え瀛洲の島を廻っている。 素女鳴珠佩。 天人弄彩毬。 宮中の素女は、身に佩びた真珠の飾りを鳴らしながら走りまわり、天の乙...
宮中行樂詞八首其七 李白
- 2012/05/05
- 14:45
宮中行樂詞八首其七 李白 :Kanbuniinkai紀頌之の漢詩 李白148 高貴な階級ほどエロティックな詩を喜んだ。「玉台新詠集」などその典型で、詠み人は皇帝、その親族、、高級官僚である。ここでいう行楽とは、冬は奥座敷の閨の牀で行った性交を屋外でするという意味を含んでいる。それを前提におかないと宮中行楽詞は意味不明の句が出てくる。この詩の舞台には儒教的生活は存在しないのである。宮中行樂詞八首 其七 寒雪梅中盡、春...
宮中行樂詞八首其六 李白
- 2012/05/04
- 14:43
宮中行樂詞八首其六 李白 :Kanbuniinkai紀頌之の漢詩 李白147宮中行樂詞八首 其六 今日明光里。 還須結伴游。 今日の日の明るいうちの明光殿のなかのことである、また、たくさんの美女たちがあつまって遊んでいる。 春風開紫殿。 天樂下珠樓。 宮女たちのかぐわしい春風が紫殿に充満している、天上にふさわしい音楽が真珠の楼閣におりてくる。 艷舞全知巧。 嬌歌半欲羞。 なまめかしい姿の舞姫は、すべての技巧を知りつくし踊...
宮中行樂詞八首其五 李白
- 2012/05/03
- 14:42
宮中行樂詞八首其五 李白 :Kanbuniinkai紀頌之の漢詩 李白146宮中行樂詞八首 其五 繡戶香風暖。 紗窗曙色新。 きれいな飾りのある扉には、香しい春風が吹いて暖かくなった。うす絹をはった窓には、あけぼのの光が鮮やかで清新な明るさだ。 宮花爭笑日。 池草暗生春。 宮妓たちが微笑み、花々が競って咲き誇る春の日。池のほとりの草も、いつのまにか、春のいのちをもやしはじめる。 綠樹聞歌鳥。 青樓見舞人。 綠の木の間から...
宮中行樂詞八首其四 李白
- 2012/05/02
- 14:41
宮中行樂詞八首其四 李白 宮中行樂詞八首 其四 玉樹春歸日。金宮樂事多。 宮中の威厳のある立派な木々に春がもどってくる日々、黄金の宮では春の楽しい行事が多くなってくる。 後庭朝未入。輕輦夜相過。 奥の御殿、ここへは天子が朝は入って行かれることはない。軽い手くるま、夜の訪れに伴い、これにのってお通りになる。 笑出花間語。嬌來竹下歌。 ほほえみは花を咲かせ、歓びの声は花の間の話からおこる、可愛がられる時が来...
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