遣興五首其五 杜甫 <239>遣興22首の⑫番
- 2012/07/31
- 22:47
遣興五首其五 杜甫 <239>遣興22首の⑫番 700- 353其一 ⑧蟄龍三冬臥,老鶴萬裡心。冬眠している竜は冬三か月じゅうじっとして寝ているが、老いた鶴ははるか万里のさきまで飛んで行こうとする心を抱いているものだ。昔時賢俊人,未遇猶視今。昔から賢く優れた人達がでてきた、彼らはまだ好機時運に出遭うまではやはり、ここで私が今日、現状を眺めているような気持ちでいたであろう。(冬の寒い時期に)はじっとしているもので、...
遣興五首其四 杜甫 <238>遣興22首の⑪番
- 2012/07/30
- 22:42
遣興五首其四 杜甫 <238>遣興22首の⑪番 700- 352其一 ⑧蟄龍三冬臥,老鶴萬裡心。冬眠している竜は冬三か月じゅうじっとして寝ているが、老いた鶴ははるか万里のさきまで飛んで行こうとする心を抱いているものだ。昔時賢俊人,未遇猶視今。昔から賢く優れた人達がでてきた、彼らはまだ好機時運に出遭うまではやはり、ここで私が今日、現状を眺めているような気持ちでいたであろう。(冬の寒い時期に)はじっとしているもので、...
遣興五首其三 杜甫 <237>遣興22首の⑩番
- 2012/07/29
- 22:41
遣興五首其三 杜甫 <237>遣興22首の⑩番 700- 351陶淵明に自らを重ねて心情を表出しているのか、さらに自嘲を陶淵明は世俗を避けた老人ではあるが、まだ隠者としての道を究めることができていないとし、その根拠として陶淵明は詩中において、いささか枯楕を恨んでいることを挙げ、さらに生を達観し、道を悟っていれば子供の賢愚など気にかけることはないはずである遣興五首 其三 ⑩陶潛避俗翁,未必能達道。東晋の陶淵明は官...
遣興五首其二 杜甫 <236>遣興22首の⑨番
- 2012/07/28
- 22:38
遣興五首其二 杜甫 <236>遣興22首の⑨番 700- 350(興を遣る五首 其の二)遣興五首其二⑨(龐徳公の事を叙して、暗に自己の志す所もまた彼と同じであることをしめした。)昔者龐德公,未曾入州府。むかし後漢の龐德公は、鹿門山の中に薬芝を取るといって引き込んで一度も荊州や襄陽府にさえ入り込んだことがなかったのである。襄陽耆舊間,處士節獨苦。襄陽の名のある老人たちの間で話題にされた 「襄陽耆舊記」の問答集にでてお...
遣興五首其一 杜甫 <235>遣興22首の⑧番
- 2012/07/27
- 22:35
遣興五首其一 杜甫 <235>遣興22首の⑧番 700- 349 (興を遣る五首 其の一)遣興五首(詩の背景、人生のこと、好機と運命、を述べたシリーズ。)其一 ⑧蟄龍三冬臥,老鶴萬裡心。冬眠している竜は冬三か月じゅうじっとして寝ているが、老いた鶴ははるか万里のさきまで飛んで行こうとする心を抱いているものだ。昔時賢俊人,未遇猶視今。昔から賢く優れた人達がでてきた、彼らはまだ好機時運に出遭うまではやはり、ここで私が今...
遣興三首 其三 <228>杜甫 遣興22首の⑦番
- 2012/07/26
- 22:31
遣興三首 其三 <228>杜甫 遣興22首の⑦番 700- 331(興を遣る 三首 其の三)遣興三首 其一 ⑤興味のあること、風流なことを思ってみる。其の一。下馬古戰場,四顧但茫然。秦州城の附近の古戦場へきて馬から降りる、四方を振り返ってみるとただ茫漠としており、なんのとりとめもない景色である。風悲浮雲去,黃葉墮我前。秋の風は悲しそうに吹いて浮き雲が飛び去っている、黄ばんだ木の葉はわたしの前にと散り落ちる。...
遣興三首 其二 <227>杜甫 遣興22首の⑥番 700- 330
- 2012/07/25
- 22:29
遣興三首 其二 <227>杜甫 遣興22首の⑥番 700- 330遣興三首 其一 ⑤興味のあること、風流なことを思ってみる。其の一。下馬古戰場,四顧但茫然。秦州城の附近の古戦場へきて馬から降りる、四方を振り返ってみるとただ茫漠としており、なんのとりとめもない景色である。風悲浮雲去,黃葉墮我前。秋の風は悲しそうに吹いて浮き雲が飛び去っている、黄ばんだ木の葉はわたしの前にと散り落ちる。朽骨穴螻蟻,又為蔓草纏。地...
遣興三首其一 杜甫 <226>遣興22首の⑤番
- 2012/07/24
- 22:26
遣興三首其一 杜甫 <226>遣興22首の⑤番700- 329(興を遣る 三首)秦州(甘粛省天水県)は、隴山の西に位置する国境の町である。隴山は約二〇〇〇メートルの連峰で、それを越えるための路は険阻で曲折はなはだしく、山越えのためには七日を要したといわれる。759年乾元二年の秋七月、官を棄てた杜甫は、家族を連れてこの隴山を越え、秦州に向かった。杜甫が旅の目的地を秦州と決めた理由としては、洛陽は安史軍史忠明が迫って...
遣興三首其三 杜甫 遣興22首の④番 kanbuniinkai 紀頌之の漢詩 杜甫詩集700- 359
- 2012/07/23
- 21:33
遣興三首其三 杜甫 遣興22首の④番 kanbuniinkai 紀頌之の漢詩 杜甫詩集700- 359房琯擁護の後、疎外感を持って勤務したころ遣興三首 758 乾元元年罷諌官後作 ②我今日夜憂,諸弟各異方。私は現在日ごと夜ごと心配している。というのは弟たち、それぞれがあちこちに行っている。不知死與生,何況道路長。それだから、死んでいるのか生きているのかわからないのだ。何をしているやらどうしているのか彼らと道が遠く離れているの...
遣興三首其二 杜甫 遣興22首の③番 kanbuniinkai 紀頌之の漢詩 杜甫詩集700- 358
- 2012/07/22
- 21:33
遣興三首其二 杜甫 遣興22首の③番 kanbuniinkai 紀頌之の漢詩 杜甫詩集700- 358房琯擁護の後、疎外感を持って勤務したころ遣興三首 758 乾元元年罷諌官後作 ②我今日夜憂,諸弟各異方。私は現在日ごと夜ごと心配している。というのは弟たち、それぞれがあちこちに行っている。不知死與生,何況道路長。それだから、死んでいるのか生きているのかわからないのだ。何をしているやらどうしているのか彼らと道が遠く離れているの...
不歸 杜甫 詩kanbuniinkai紀頌之の漢詩 杜甫特集700- 302
- 2012/07/22
- 08:27
不歸 杜甫 詩kanbuniinkai紀頌之の漢詩 杜甫特集700- 302杜甫、華州へ左遷されてからの作品一覧望岳 杜甫詩紀頌之の漢詩ブログ 700- 271觀安西兵過赴關中待命二首 杜甫詩700- 272觀安西兵過赴關中待命二首 杜甫詩700- 273酬孟雲卿 杜甫詩 700- 274留別賈嚴二閣老兩院補缺 杜甫詩700- 275早秋苦熱堆安相仍 杜甫詩700- 276九日藍田崔氏荘 杜甫詩700- 277所思 杜甫700- 276崔氏東山草堂 杜甫詩700-...
遣興三首其一 杜甫 遣興22首の②番 kanbuniinkai 紀頌之の漢詩 杜甫詩集700- 356
- 2012/07/21
- 21:26
遣興三首其一 杜甫 遣興22首の②番 kanbuniinkai 紀頌之の漢詩 杜甫詩集700- 356遣興三首 758年 乾元元年罷諌官後作 ②房琯擁護の後、疎外感を持って勤務したころ我今日夜憂,諸弟各異方。私は現在日ごと夜ごと心配している。というのは弟たち、それぞれがあちこちに行っている。不知死與生,何況道路長。それだから、死んでいるのか生きているのかわからないのだ。何をしているやらどうしているのか彼らと道が遠く離れてい...
遣興 杜甫 遣興22首の①番 kanbuniinkai 紀頌之の漢詩 杜甫特集700- 356
- 2012/07/20
- 21:20
遣興 杜甫 遣興22首の①番 kanbuniinkai 紀頌之の漢詩 杜甫特集700- 356五言排律ふと興にふれて作った詩。やはり長安にあって驥子をおもって作ったものである。製作時、至徳二載。757年46歳 この時遣興のシリーズの先頭である。これが20首も続くとは思っていなかったのである。しかし、この先頭と20首目、21,22番目の詩にこのシリーズの「ワケ」がある。(20~21参照)遣興 ①驥子好男兒,前年學語時:驥子はいい子...
獨立 杜甫 詩 杜甫詩集700-303
- 2012/07/19
- 08:14
獨立 杜甫 詩 杜甫詩集700-303獨立空外一鷙鳥,河間雙白鷗。はるかな天空に一羽の猛鳥がいる。黄河の流れの間に二羽の白い羽のかもめがいる。(一鷙鳥は安禄山で河北で叛乱した。雙白鷗は玄宗を指すもの)飄搖搏擊便,容易往來遊。動揺して定まらないこと(数年前から、安禄山が叛乱を起すといわれてきたのを玄宗と楊貴妃とは安禄山を可愛がった)、その間隙をついて襲ったのだ。はっきりしていること(安禄山のもとに傭兵...
垂老別 杜甫 三吏三別詩
- 2012/07/17
- 21:45
垂老別 杜甫 三吏三別詩 <220> 759年乾元2年秋~冬 48歳 秦州で華州で見たことを思い出し詩にした時の作。「三吏」・「三別」は乾元二年春洛陽より華州へかえる途中の作とされるが、此の題の#2の「歳暮衣裳単」(歳し暮れて衣裳は単【ひとえ】)は季節の歳象をあらわすもので、759年乾元二年の秋から冬初とする。下文に「勢異鄴城下」(勢は鄴城下と異なる)とあり、759年乾元二年三月四日九節度の大敗以後であることを...
無家別 杜甫 三吏三別詩
- 2012/07/16
- 21:38
無家別 杜甫 三吏三別詩 <219>母も妻子も亡くなった孤独な男が、船上から帰って来たばかりで、また征役に出されようとして,その家に別れ去る心を述べた詩。華州での作。乾元2年 759年 48歳新安吏 杜甫 三吏三別詩<215>#1 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1019 杜甫詩集700- 304 新安吏 杜甫 三吏三別詩<215>#2 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1022 杜甫詩集700- 305新安吏 杜甫 三吏三別詩<...
新婚別 杜甫 三吏三別詩<218>
- 2012/07/15
- 20:10
新婚別 杜甫 三吏三別詩<218>新婚夫婦の生き別れするものがあるのを見て、婦人のこころもちをのべた詩である。製作時は前詩に同じ乾元2年 759年 48歳。新婚別(新婚の別れ) 杜甫は前年末に華州を出てから二か月以上たった。華州にもどる必要を感じていたところへ、相州・鄴城の敗報を聞いて、華州への帰途についた。 石濠村を出てほどなく、杜甫は新婚の若い婦人と出会った。詩は女性の一人称形式で書かれており、全篇...
潼関吏 杜甫 三吏三別詩
- 2012/07/14
- 20:05
潼関吏 杜甫 三吏三別詩<217>#1 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1037 杜甫詩集700- 310潼関吏 (三吏三別)(潼関の吏)官軍は相州(鄴城)を囲んで敗れ、その後、らくよもおちる。そのたため、潼関を修理して安氏軍の攻撃から防ごうとした。作者はたまたまその防禦築城の場所を通りかかり、役人と問答してこの詩を作った。759年乾元2年春48歳新安吏 杜甫 三吏三別詩<215>#1 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブロ...
石壕吏 杜甫 三吏三別詩 216
- 2012/07/13
- 20:56
石壕吏 杜甫 三吏三別詩 216石壕の村で役人が河陽へゆくべき人夫を徴発するとき、こどもを二人まで戦死させた老婦人が乳のみの愛孫を家にのこし、その夫の老翁に代って出かけることをのべた詩。製作時は前詩に同じ乾元2年759年48歳 杜甫が衛八(家に泊まり『贈衛八処士』を作)に泊ったのは、二月末のことだ。まだ相州の敗戦(三月四日)のことを知るよしもないが、、。杜甫は前年末に華州を出てから二か月以上たっているので、...
新安吏 杜甫 三吏三別詩 215
- 2012/07/12
- 15:49
新安吏 杜甫 三吏三別詩 215 三吏三別:三吏; 1. 新安の吏 2.石蒙の吏 3.潼関の吏 三吏三別:三別; 4.新婚の別れ 5.無家の別れ 6.垂老の別れその年の冬から翌年の二月ごろまで、杜甫は洛陽の東、鞏県にある旧居に、どのような事情があったのか分からないが、帰っている。時に都子儀ら九節度使の軍は二十万の兵を率いて、安慶緒を鄴城に包囲していたが、乾元二年(759)の二月、北の范陽に帰...
自京赴奉先縣詠懷五百字 -#10 杜甫
- 2012/07/11
- 22:50
自京赴奉先縣詠懷五百字 -#10 杜甫自京赴奉先縣詠懷五百字 #10 生常免租税、名不隸征伐。自分は生活するのに常日頃、租税を課せられることから免れており、その面での負担はないのである。人別帳にはなく府兵制で征伐にやられる義務はないのである。撫迹猶酸辛、平人固騒屑。先祖から比較的いい身分であるから、それでなお先祖の行跡に照らしてみると辛いことてあったのだ、ただの一般人はこんな飢饉でも税負担はあり、四苦...
自京赴奉先縣詠懷五百字 -#9 杜甫
- 2012/07/10
- 22:45
自京赴奉先縣詠懷五百字 -#9 杜甫第三段は、長く別れて暮らす妻への厚い思いやりの情に始まる。第三段(#9~10)老妻寄異縣,十口隔風雪。誰能久不顧?庶往共饑渴。入門聞號啕,幼子餓已卒。吾寧舍一哀?裡巷亦嗚咽。所愧為人父,無食致夭折。豈知秋禾登,貧窶有蒼卒。』生常免租稅,名不隸徵伐。撫跡猶酸辛,平人固騷屑。默思失業徒,因念遠戍卒。憂端齊終南,澒洞不可掇。』自京赴奉先縣詠懷五百字 #9 老妻寄異県、十口隔...
自京赴奉先縣詠懷五百字 -#8 杜甫
- 2012/07/09
- 22:44
自京赴奉先縣詠懷五百字 -#8 杜甫第一段(#1~#3)杜陵有布衣,老大意轉拙。許身一何愚?竊比稷與契。居然成獲落,白手甘契闊。蓋棺事則已,此誌常覬豁。』窮年憂黎元,嘆息腸內熱。取笑同學翁,浩歌彌激烈。非無江海誌,蕭灑送日月。生逢堯舜君,不忍便永訣。當今廊廟具,構廈豈雲缺?葵藿傾太陽,物性固莫奪。』顧惟螻蟻輩,但自求其穴。胡為慕大鯨,輒擬偃溟渤?以茲誤生理,獨恥事幹謁。兀兀遂至今,忍為塵埃沒。終愧巢...
自京赴奉先縣詠懷五百字 #7杜甫
- 2012/07/08
- 22:37
自京赴奉先縣詠懷五百字 杜甫 #7 自京赴奉先県詠懐 五百字況聞内金盤、尽在衛霍室。ましてや聞けば宮廷内の黄金の大皿の様な貴重品もすっかり衛氏や雀氏というべき楊氏の室へいっているとのことでないか。中堂舞神仙、煙霧蒙玉質。また奥ふかき御座敷には神仙道教の舞をする美人がいて煙霧のような薄絹物で玉の肌をおおいかくしておられるとのことである。煖客貂鼠裘、悲管逐清瑟。天子の寵愛を受けて寒さ知らずの貴い人...
自京赴奉先縣詠懷五百字 杜甫
- 2012/07/07
- 22:35
自京赴奉先縣詠懷五百字 杜甫彤庭所分帛,本自寒女出。御所のお庭から臣下へお分ち賜う帛はもともと貧乏な女が織ったものでそこから出たものなのだ。鞭撻其夫家,聚斂貢城闕。その女の夫の働きが悪いとして家にむちをあてるようにして、過分に織らせ、それを御城門へ納税、貢物を差し出し収めさせたものだ。聖人筐篚恩,實欲邦國活。この唐国の民が活気づくようにとおぼしめされてのことだ。臣如忽至理。君豈棄此物?臣下たるもの...
自京赴奉先縣詠懷五百字 杜甫 #5
- 2012/07/06
- 22:00
自京赴奉先縣詠懷五百字 杜甫 #5#5 蚩尤塞寒空、蹴踏崖谷滑。底冷えのする寒空には先行き不安をつげるような蛍尤の旗雲が塞いでいる、山路をふみゆくと崖や谷の路が氷結してすべりそうだ。瑤池気鬱律、羽林相摩戛、温泉のあたりは湯気がたてこめていて、羽林軍のたてならべている儀仗の武器や道具の器がからからすれおうて音をたてている。君臣留懽娯、楽動殷膠嵑。天子とその従臣とがここに逗留して娯楽に興じているので、...
自京赴奉先縣詠懷五百字 杜甫#-4
- 2012/07/05
- 21:57
自京赴奉先縣詠懷五百字 杜甫#-4自京赴奉先縣詠懷五百字 #4#4 歳暮百草零、疾風高岡裂。今は歳が暮れてきて冬になった。すべてのの草が零落した、強い木枯らしが吹きつけて、高い岡地は張り裂けんばかりである。天衢陰崢嶸、客子中夜発。大空の天路はどんより曇っていて暗い厚い雲がおおっている。こんな日の夜中になって旅客として長安を出発した。霜厳衣帯断、指直不能結。霜はきびしく衣の帯が凍って千切れるほどである...
自京赴奉先縣詠懷五百字 杜甫 #-3
- 2012/07/04
- 21:55
自京赴奉先縣詠懷五百字 杜甫 #-3自京赴奉先縣詠懷五百字 #3顧惟螻蟻輩、但自求其穴。よく考えてみると今の世に貴公子や富豪を得ているけら虫、蟻虫のようなものどもは、ただ我儘に都合のよい穴を求め、生活しているのだ。胡為慕大鯨、輒擬偃溟渤。盲目的に追随とか、大鯨を慕うだけで、いつも大海の水に偃そうとすることなどすることはないのだ。以茲悟生理、独恥事干謁。こんなことではとてもろくな生活はなりたたないと悟...
自京赴奉先縣詠懷五百字 杜甫 #-2
- 2012/07/03
- 21:53
自京赴奉先縣詠懷五百字 杜甫 #-2自京赴奉先縣詠懷 五百字 2/10 #2窮年憂黎元,嘆息腸內熱。かねてこの方、一年中一般の民衆の身の上を心配し、どうしようもない思いで腸が内部で熱くなる。取笑同學翁,浩歌彌激烈。少年時のいっしょに学問をした老人などから笑われるが、彼は大声で歌いはじめるといよいよ激烈になるのである。非無江海誌,蕭灑送日月。彼は江海へのがれ志をすて去って、のんきに月日を送るということもおも...
自京赴奉先縣詠懷五百字 杜甫 #1
- 2012/07/02
- 21:49
自京赴奉先縣詠懷五百字 杜甫 #1 任官ということになった杜甫は、そのことを家族に知らせ、長安へ連れて帰るため、十一月に入って奉先県に出かけた。それは、安禄山が君側の紆臣「楊国忠」を除くことを名目に挙兵した十一月九日に先だつ5日である。このときの旅行を詠んだのが「自京赴奉先縣詠懷五百字」(京より奉先県に赴き、懐いを詠ずる五百字)は五言古詩、百句五十韻に及ぶ長篇で、のちの「北征」の詩、五言古詩 百四十...
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