痩馬行 #1 杜甫詩集700- 258
- 2012/08/31
- 22:10
痩馬行 #1 杜甫詩集700- 258騎馬兵には、少なくとも二頭以上所有していて、交互に乗り換えながら、進軍する。普通以上の地位であれは数頭いるので、捨てられる馬が当然いる。誰にも面倒を見てもらえない馬と、朝廷で、疎外感をもっている杜甫とが重なる。杜甫の詩の多くは、長安の東、南の地の詩が多い。痩馬行東郊瘦馬使我傷,骨骼硉兀如堵牆。長安の城の東の野原に痩せた馬がいて、之をみると自分はかなしくなる、この馬の...
得舎弟消息 杜甫詩集700- 257
- 2012/08/30
- 22:33
得舎弟消息 杜甫詩集700- 257舎弟は家弟に同じ、弟をいう、名は詳でない〈蓋し「得舎弟消息」(得舎弟消息二首 杜甫 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 160)の詩の舎弟し」同一人。時に弟は前年の河南でおなじであり、杜甫は前年は鳳翔、この時長安に在った。弟のたよりを得て作った詩。758年春の作。得舎弟消息風吹紫荊樹、色興春庭暮。風が庭前の紫荊樹を吹きかかっている、樹の色が春のさかりの庭の色をおな...
題李尊師松樹障子歌 #1 杜甫詩集700- 255
- 2012/08/29
- 21:49
題李尊師松樹障子歌 #1 杜甫詩集700- 255 (李尊師が松樹の障子に題する歌)玄都観の道士李が示した松をえがいたついたてに題した歌。乾元元年の作とする説に従う。題李尊師松樹障子歌 老夫清晨梳白頭,玄都道士來相訪。 自分はきょうのはれあがったあした、しらがあたまをとかしていたとき、玄都観の道士李尊師がたずねてこられた。 握發呼兒延入戶,手提新畫青松障。 大いそぎで髪をにぎりながら、こどもをよんで之を戸内へ...
佳人 <229-#3>杜甫詩集700- 336
- 2012/08/28
- 21:43
佳人 <229-#3>杜甫詩集700- 336佳人絕代有佳人,幽居在空穀。ここに絶えて世間にないほどの美人がいる、その人はだれもいないしずかな山合いの谷に侘び住いをしている。自雲良家子,零落依草木。彼女みずからの語る所によると、もとは相当の家柄のものの子なのだが、今はたよるべき人も無くて秋とともにおちちる山中の草木、近所の平民をたよりとしているのだ。關中昔喪敗,兄弟遭殺戮。数年前(756年のこと)、長安地方が王朝軍...
佳人 <229-#2>杜甫詩集700- 335
- 2012/08/27
- 21:39
佳人 <229-#2>杜甫詩集700- 335佳人絕代有佳人,幽居在空穀。ここに絶えて世間にないほどの美人がいる、その人はだれもいないしずかな山合いの谷に侘び住いをしている。自雲良家子,零落依草木。彼女みずからの語る所によると、もとは相当の家柄のものの子なのだが、今はたよるべき人も無くて秋とともにおちちる山中の草木、近所の平民をたよりとしているのだ。關中昔喪敗,兄弟遭殺戮。数年前(756年のこと)、長安地方が王朝軍...
佳人 <229-#2>杜甫詩集700- 335
- 2012/08/27
- 21:36
佳人 <229-#2>杜甫詩集700- 335佳人絕代有佳人,幽居在空穀。ここに絶えて世間にないほどの美人がいる、その人はだれもいないしずかな山合いの谷に侘び住いをしている。自雲良家子,零落依草木。彼女みずからの語る所によると、もとは相当の家柄のものの子なのだが、今はたよるべき人も無くて秋とともにおちちる山中の草木、近所の平民をたよりとしているのだ。關中昔喪敗,兄弟遭殺戮。数年前(756年のこと)、長安地方が王朝軍...
佳人 <229-#1>杜甫詩集700- 334
- 2012/08/26
- 21:33
佳人 <229-#1>杜甫詩集700- 334秦州(甘粛省天水県)は、隴山の西に位置する国境の町である。隴山は約2000mの連峰で、それを越えるための路は険阻で曲折はなはだしく、山越えのためには七日を要したといわれる。秦州の山谷において貴族出身の一婦人のおちぶれているのを見て、その有様を叙した詩である。759年乾元二年秋冬48歳のころの作。 安禄山の叛乱から丸4年、安史の乱は足かけ9年間続いたのだから、この時期は安史の乱...
立秋後題 <224>杜甫詩集700- 327
- 2012/08/25
- 21:29
立秋後題 <224>杜甫詩集700- 327(立秋の後に題す)乾元2年 759年 48歳759年乾元二年の夏は、陝西省一帯にひでりがつづき、田畑の災害はひどいものであった。飛ぶ鳥も暑さに落ち、池の魚も水枯れて死んだ。人民は離散し、村落は見渡すかぎり荒れはてた。しかも黄河以北は、安史軍が勝手し放題、唐王朝軍は付近の不満足な住民から徴兵し、洛陽を守ろうとしている。この姿勢は千年前の春秋戦国の戦法、歩兵戦であった。元気の...
夏夜嘆 <223-#3>杜甫詩集700- 326
- 2012/08/24
- 21:25
夏夜嘆 <223-#3>杜甫詩集700- 326759年乾元二年の夏は、陝西省一帯にひでりがつづき、田畑の災害はひどいものであった。杜甫『夏日嘆』「雨降不濡物,良田起黃埃。飛鳥苦熱死,池魚涸其泥。」良い田畑が黄色の砂地になり、飛ぶ鳥も暑さに落ち、池の魚も水枯れて死んだ。人民は離散し、村落は見渡すかぎり荒れはてた。しかも黄河以北は、安史軍が勝手し放題、唐王朝軍は何をしているのか一向にふるわぬ。杜甫は食事もすすまず、...
夏夜嘆 <223-#2>杜甫詩集700- 325
- 2012/08/23
- 23:04
夏夜嘆 <223-#2>杜甫詩集700- 325田舎の官吏としての自分の立場に、いやでも多くの矛盾を感じたにちがいない。その間、人間関係の煩わしい事情もあったかも知れぬ。華州を去ってゆこうとする頃、「立秋後過す」という詩に、「官ヲ罷ムルモ亦夕人二由ル.」と詠じているのを見ると、なにかかくれた事情があったようにも想像される。そうでなくても、すでに朝廷から排斥される房琯一派につながる者とされている杜甫に、政治上の...
夏夜嘆 <223#1>杜甫詩集700- 323
- 2012/08/22
- 23:02
夏夜嘆 <223#1>杜甫詩集700- 323759年乾元二年の夏は、陝西省一帯にひでりがつづき、田畑の災害はひどいものであった。杜甫『夏日嘆』「雨降不濡物,良田起黃埃。飛鳥苦熱死,池魚涸其泥。」良い田畑が黄色の砂地になり、飛ぶ鳥も暑さに落ち、池の魚も水枯れて死んだ。人民は離散し、村落は見渡すかぎり荒れはてた。しかも黄河以北は、安史軍が勝手し放題、唐王朝軍は何をしているのか一向にふるわぬ。杜甫は食事もすすまず...
夏日嘆 <222-#2>杜甫詩集700- 323
- 2012/08/21
- 23:00
夏日嘆 <222-#2>杜甫詩集700- 323759年乾元二年の夏は、陝西省一帯にひでりがつづき、田畑の災害はひどいものであった。飛ぶ鳥も暑さに落ち、池の魚も水枯れて死んだ。人民は離散し、村落は見渡すかぎり荒れはてた。しかも黄河以北は、安史軍が勝手し放題、唐王朝軍は何をしているのか一向にふるわぬ。杜甫は食事もすすまず、心中の憂悶は限りもなかった。夏日嘆夏日出東北,陵天經中街。朱光徹厚地,鬱蒸何由開?上蒼久無雷,...
夏日嘆 <222#1>杜甫詩 杜甫特集700- 322
- 2012/08/20
- 22:56
夏日嘆 <222#1>杜甫詩 杜甫特集700- 322杜甫が二月に洛陽を出発し、新安、石豪、潼関を通過、途中見聞きしたことは「三吏三別詩」にあらわした。春に出発したが、華州へ着いたとき、すでに初夏になっており、近畿地方一帯は早天が続いて飢饉の気配が濃厚であった。秋になると、果たせるかな近畿の地は飢饉となり、すべての出来事が悲観的に感じられ、それを脱却するため、杜甫は棄官を決意することになる。十五年にわたって...
重題鄭氏東亭 杜甫 <221> 杜甫詩集700- 321
- 2012/08/19
- 22:23
重題鄭氏東亭 杜甫 <221> 杜甫詩集700- 321重題鄭氏東亭 杜甫原注 在新安界華亭入翠微,秋日亂清暉。華彩ある亭は山の中腹、緑に囲まれた中に入っていくとある。既に秋の日は少し傾きかけてきたので清らかに輝き乱れている。崩石欹山樹,清漣曳水衣。途中大岩が崩れかけて道に逼っていて山にある木々は傍に立っている、白衣を落すような滝があり岩陰の淵には水紋をひろげている。紫鱗沖岸躍,蒼隼護巢歸。渓流魚は淵の岸...
獨立 杜甫詩 杜甫700-303
- 2012/08/18
- 21:27
獨立 杜甫詩 杜甫700-303獨立空外一鷙鳥,河間雙白鷗。はるかな天空に一羽の猛鳥がいる。黄河の流れの間に二羽の白い羽のかもめがいる。(一鷙鳥は安禄山で河北で叛乱した。雙白鷗は玄宗を指すもの)飄搖搏擊便,容易往來遊。動揺して定まらないこと(数年前から、安禄山が叛乱を起すといわれてきたのを玄宗と楊貴妃とは安禄山を可愛がった)、その間隙をついて襲ったのだ。はっきりしていること(安禄山のもとに傭兵が集結してい...
不歸 杜甫詩 杜甫700- 302
- 2012/08/17
- 21:21
不歸 杜甫詩 杜甫700- 302杜甫、華州へ左遷されてからの作品一覧望岳 杜甫詩紀頌之の漢詩ブログ 700- 271觀安西兵過赴關中待命二首 杜甫詩700- 272觀安西兵過赴關中待命二首 杜甫詩700- 273酬孟雲卿 杜甫詩 700- 274留別賈嚴二閣老兩院補缺 杜甫詩700- 275早秋苦熱堆安相仍 杜甫詩700- 276九日藍田崔氏荘 杜甫詩700- 277所思 杜甫700- 276崔氏東山草堂 杜甫詩700- 279至日遣興,奉寄北省舊閣老、兩院故...
留花門 1004 杜甫700- 299
- 2012/08/16
- 21:13
留花門 1004 杜甫700- 299(花門すなわち回紇種族<ウイグル騎馬民族>の兵を内地にどめておくこと)花門すなわち回紇種族の兵を内地にとどめておくことにつき、そのとどめておくべからざることをのべた詩である。製作時は乾元元年秋とする。留花門 #1花門の回紇種族(ウイグル騎馬民族)の軍隊を国内にとどめる。北門天驕子,飽肉氣勇決。花門の回紇種族(ウイグル騎馬民族)の軍隊は天子の降せる“いたずら坊や”であって、...
有懷台州鄭十八司戶虔 杜甫 <234-#3>700- 348
- 2012/08/15
- 21:09
有懷台州鄭十八司戶虔 杜甫 <234-#3>700- 348 (台州の鄭十八司戶虔を懷う有り)秦州に来てある日、儒者である鄭虔を懐かしく思い出した。杜甫30代後半長安で就職活動をしているときこの鄭虔には人からならぬお世話になっている。当時、廣文館博士であった鄭虔とともに何将軍の山荘に遊んでの詩。杜甫、五言律詩篇『陪鄭広文遊何将軍山林十首 其一 』から『十首』に心安らぐ様子をあらわしている。 また鄭虔は房琯に連座し...
有懷台州鄭十八司戶虔 杜甫 <234-#2> 700- 347
- 2012/08/14
- 21:04
有懷台州鄭十八司戶虔 杜甫 <234-#2> 700- 347秦州に来てある日、儒者である鄭虔を懐かしく思い出した。杜甫30代後半長安で就職活動をしているときこの鄭虔には人からならぬお世話になっている。当時、廣文館博士であった鄭虔とともに何将軍の山荘に遊んでの詩。杜甫、五言律詩篇『 陪鄭広文遊何将軍山林十首 其一 』から『十首』に心安らぐ様子をあらわしている。 また鄭虔は房琯に連座して台州の書記官に左遷された様子を...
有懷台州鄭十八司戶虔 杜甫 <234-#1>700- 346
- 2012/08/13
- 22:20
有懷台州鄭十八司戶虔 杜甫 <234-#1>700- 346秦州に来てある日、儒者である鄭虔を懐かしく思い出した。杜甫30代後半長安で就職活動をしているときこの鄭虔には人からならぬお世話になっている。当時、廣文館博士であった鄭虔とともに何将軍の山荘に遊んでの詩。杜甫、五言律詩篇『 陪鄭広文遊何将軍山林十首 其一 』から『十首』に心安らぐ様子をあらわしている。 また鄭虔は房琯に連座して台州の書記官に左遷された様子を...
至日遣興,奉寄北省舊閣老、兩院故人二首 其二 杜甫700- 281
- 2012/08/12
- 22:13
至日遣興,奉寄北省舊閣老、兩院故人二首 其二 杜甫700- 281冬至の日にむねのおもいをやるため門下・中書両省の旧官や両省の院にいる知りあいの人々に寄せた詩。758年 乾元元年11月華州での作。至日遣興,奉寄北省舊閣老、兩院故人二首其二冬至の日にむねのおもいをやるため門下・中書両省の旧官や両省の院にいる知りあいの人々に寄せた詩 その二。憶昨逍遙供奉班,去年今日侍龍顏。おもいだしてみる、前年自分はゆったりと供...
至日遣興,奉寄北省舊閣老、兩院故人二首 其一 杜甫700- 280
- 2012/08/11
- 22:10
至日遣興,奉寄北省舊閣老、兩院故人二首 其一 杜甫700- 280758年 乾元元年11月華州での作。至日遣興,奉寄北省舊閣老、兩院故人二首其一去歲茲晨捧禦牀,五更三點入鵷行。冬至の日にむねのおもいをやるため門下・中書両省の旧官や両省の院にいる知りあいの人々に寄せた詩。欲知趨走傷心地,正想氤氳滿眼香。自分は去年の冬至の早朝には朝廷へまかりでて禦牀をあおぎたてまつり、五更三点の朝はやく諸官員の行列のなかへはいり...
遣意二首 杜甫 <253>遣興22首の21番 700- 366
- 2012/08/10
- 21:54
760年成都 遣意二首 杜甫 <253>遣興22首の21番 700- 366意を遣る。(世話になった人、家族に草堂の春夜をのべること。近況を知らせる)遣意二首 其二 簷影微微落,津流脈脈斜。日がくれかかるので軒端の影がわずかにすこしずつ地上に落ちてくる。渡し場の水の流れは一脈と一脈に斜めに流れている。野船明細火,宿鷺聚圓沙。遙か江に、景色に溶け込む船には小さい火があかるく燈っており、とまっている鷺は円形の沙はらに起っ...
遣意二首 杜甫 <252>遣興22首の21番 700- 366
- 2012/08/09
- 21:49
760年成都 遣意二首 杜甫 <252>遣興22首の21番 700- 366意を遣る。(世話になった人、家族に草堂での日常生活をのべること。近況を知らせる)遣意二首 其一(世話になった人、家族に草堂での日常生活をのべること。近況を知らせる)囀枝黃鳥近,泛渚白鷗輕。春を愉しんで小枝に止まり囀っているのは黃鳥のうぐいすで近く枝にくる、渚に淀かんでいるのは白鳥のかもめであり、軽やかにすすむ。一徑野花落,孤村春水生。一すじ...
遣興 杜甫 <251>遣興22首の⑳番 700- 365
- 2012/08/08
- 21:48
760年遣興 杜甫 <251>遣興22首の⑳番 700- 365760年とはどんな年であったのか?760年 上元元年 ・ 7月李輔国ら、玄宗を長安に遷す。・長安で大雨のために飢饉となり、叛乱軍への有効な反撃ができず。 ≪杜甫≫・760 49歳 成都にあり。春、西郭の浣花里に居を卜し、春末、落成す。秋末、蜀州に至り、高適と語る。冬、また成都にあり。 ≪李白≫・760 李白60歳 長江上流と下流の各地に遊ぶ。≪王維≫ ・760 王維62歳 給事中から...
遣興五首其五 杜甫 <250>遣興22首の⑲番 700- 364
- 2012/08/07
- 21:44
遣興五首其五 杜甫 <250>遣興22首の⑲番 700- 364其一(寒さの時になって富家のさまを見て自己の貧窮をのべた詩である。) ⑮朔風飄胡雁,慘澹帶砂礫。冬を呼ぶ北風が北方異民族の地の「雁」を招き空に翻している、その「風」と「雁」は薄暗くものがなしい思いにさせるだけでなく、砂と小石混じりのすさまじい風をおびて吹き荒ぶのである。長林何蕭蕭,秋草萋更碧。背の高い木の林は木々を抜ける風がびゅうびゅうとなんとさびし...
遣興五首其四 杜甫 <249>遣興22首の⑱番 700- 363
- 2012/08/06
- 21:42
遣興五首其四 杜甫 <249>遣興22首の⑱番 700- 363(権力者、富貴者の一時の暴威も、忽ち猛虎の縛につけられ敷物になるが、それより悲惨な末路であることをいう。)其四猛虎憑其威,往往遭急縛。獰猛な虎はその威嚇をよりどころにしているが、それが往往にして急にしばられるようなことに遭遇する。雷吼徒咆哮,枝撐已在腳。拘束されれば、そこで雷のごとくにはえたててもいたずらに吼えるだけである、機で組み合わせた檻の中で...
遣興五首其三 杜甫 <248>遣興22首の⑰番700- 362
- 2012/08/05
- 20:58
遣興五首其三 杜甫 <248>遣興22首の⑰番700- 362(寵愛され出世した者がそれ故に身を滅ぼすことを、京兆尹であった蕭炅を例に挙げ粛宗批判を詠じている。)其一(寒さの時になって富家のさまを見て自己の貧窮をのべた詩である。) ⑮朔風飄胡雁,慘澹帶砂礫。冬を呼ぶ北風が北方異民族の地の「雁」を招き空に翻している、その「風」と「雁」は薄暗くものがなしい思いにさせるだけでなく、砂と小石混じりのすさまじい風をおびて...
遣興五首其二 杜甫 <247>遣興22首の⑯番 700- 361
- 2012/08/04
- 20:55
遣興五首其二 杜甫 <247>遣興22首の⑯番 700- 361其一(寒さの時になって富家のさまを見て自己の貧窮をのべた詩である。) ⑮朔風飄胡雁,慘澹帶砂礫。冬を呼ぶ北風が北方異民族の地の「雁」を招き空に翻している、その「風」と「雁」は薄暗くものがなしい思いにさせるだけでなく、砂と小石混じりのすさまじい風をおびて吹き荒ぶのである。長林何蕭蕭,秋草萋更碧。背の高い木の林は木々を抜ける風がびゅうびゅうとなんとさびし...
遣興五首其一 杜甫 <246>遣興22首の⑮番700- 360
- 2012/08/03
- 20:54
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