李太白集 100《太白巻 三21長干行,二首之二》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6081
- 2015/05/31
- 21:34
長干行,二首之二憶妾深閨裡,煙塵不曾識。嫁與長干人,沙頭候風色。五月南風興,思君下巴陵。八月西風起,想君發揚子。昔は奥の閨の中で籠ってばかりいて、浮世の辛苦は全く知らなかった。ところが、長干の人の所に嫁いできてから、夫がいつも舟で商売に出ているから、舟が着く沙頭に出て、天気の様子を見ては、夫の身を案じたのだ。長江の波は大波が淼淼として、その上、真っ暗で行くべき方向が分からなかった。船旅の人たちはて...
李太白集 99《太白巻 三20長干行,二首之一》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6076
- 2015/05/30
- 22:08
李白 長干行,二首之一 妾髮初覆額,折花門前劇。郎騎竹馬來,遶床弄青梅。同居長干里,兩小無嫌猜。十四為君婦,羞顏未嘗開。(長江下流の商人船頭の妻の生活、男女の愛を詠う。)私の髪がやっと額を覆うようになってきた頃、何の憂いもなく、門前のあたりで花を摘んで遊んでいた。我が夫もそのころは竹馬に乗ってやってきて、寝床のまわりを回っては青い梅の実をもてあそんでいたのだ。何せ、同じように長干の里...
李太白集 98《太白巻 三21採蓮曲》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6071
- 2015/05/29
- 22:15
李白 採蓮曲 若耶溪傍採蓮女,笑隔荷花共人語。日照新妝水底明,風飄香袂空中舉。岸上誰家遊冶郎,三三五五映垂楊。紫騮嘶入落花去,見此踟躕空斷腸。(江南の若い女が蓮を取りつつ戯れている様子を詠じた詩)蓮の名所と知られている若耶溪の辺りには、若い女が多く集まって蓮の花を取っているが、それぞれが蓮の葉影の深い所にいて蓮の花を隔てて話をしている。空が晴れ渡っているので、日差しは強く新妝を照らしていてその...
李太白集 97《太白巻三05 楊叛兒 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6066
- 2015/05/28
- 22:24
李白 楊叛兒 君歌楊叛兒,妾勸新豐酒。何許最關人,烏啼白門柳。鳥啼隱楊花,君醉留妾家。博山爐中沈香火,雙煙一氣凌紫霞。(楊叛兒の古辞に依傍して、それをさらに解釈的に鋪張して、その意義を明白にした詩である。)あなたは、『楊叛兒』の歌を歌いたまえ、わたしは、新豊の産に比すべき美酒を勧めて、これをねぎらいましょう。古辞に言う「烏がの白門に傍て並ぶ柳の上に啼く」のは、どれだけの人の心をうごかすだろうか...
李太白集 96《太白巻二十一19江行寄遠 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6061
- 2015/05/27
- 22:05
李白 江行寄遠 刳木出吳楚,危槎百餘尺。 疾風吹片帆,日暮千里隔。別時酒猶在,已為異鄉客。 思君不可得,愁見江水碧。 (長江を下るとき、先に別れをした同僚か後輩、女妓に当てて叙したもの)長江の流れに乗って、呉楚方面に向おうとし、危なっかしいけど、筏のように大きな30m余りの大船である。 李太白集 96《太白巻二十一19江行寄遠 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6061 ...
李太白集 95《太白巻二十一18秋下荊門 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6056
- 2015/05/26
- 22:01
李白 秋下荊門 霜落荊門江樹空,布帆無恙掛秋風。 此行不為鱸魚鱠,自愛名山入剡中。 (暮秋に舟に乗り、荊門から呉に赴くときに作ったもの)霜は荊門に降り、両岸辺の樹々もすでに葉が落ちる暮秋の頃、旅は、「行人安穩、布帆無恙」でつつがなく、秋風をはらんで挂けて、これから呉に向かう。 2015年5月26日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三...
李太白集 94《太白巻二十一16自巴東舟行經瞿唐峽,登巫山最高峰,晚還題壁 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6051
- 2015/05/25
- 21:55
自巴東舟行經瞿唐峽,登巫山最高峰,晚還題壁 #1江行幾千里,海月十五圓。始經瞿塘峽,遂步巫山巔。巫山高不窮,巴國盡所歷。日邊攀垂蘿,霞外倚穹石。(巴東より船で長江を経て、瞿塘峡を過ぎる。巫山に登るため上陸し、巫山の最高峰に登り、晩には帰ろうとするということを神女廟の壁に題したものである。)扁舟一葉、長江を遡ること幾千里、既に幾日過ぎただろう、江上に泛ぶ月もいつしか十五夜になり、団円になっている。 ...
李太白集 93《太白巻二十一14 荊門浮舟望蜀江 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6046
- 2015/05/24
- 22:04
李白 荊門浮舟望蜀江 春水月峽來,浮舟望安極。 正是桃花流,依然錦江色。 江色綠且明,茫茫與天平。 逶迤巴山盡,搖曳楚雲行。 春の雪解け水の増水は明月峡の彼方より流れてくるのであり、舟を江中に泛べて望むのであるがそう簡単に見えるものではない。今、まさに、桃花の春水に漲るころであって、ここの水はは、依然として蜀の錦江の色と同じである。蜀を離れ、襄陽・荊州・武昌・漢口・洞庭湖・金陵・揚州と...
李太白集 92《太白巻二十32 望天門山 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6041
- 2015/05/23
- 22:59
李白 望天門山 天門中斷楚江開,碧水東流至北迴。 兩岸青山相對出,孤帆一片日邊來。(宣城から金陵に下るとき、長江に浮んでみたことを詠ったもので、舟中即吟である。)天門山は真ん中から裂けたように、屹然として両岸に対峙して、その間を東に流れて行く楚江の碧水は、ここにおいて北に蛇行してめぐっている。 25歳 20 首 Index-5Ⅰ- 5-725年開元十三年25歳20首725年開元十三年25歳 蜀を離...
李太白集 91《太白巻二十30金陵望漢江 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6036
- 2015/05/22
- 21:33
金陵望漢江漢江迴萬里,派作九龍盤。 橫潰豁中國,崔嵬飛迅湍。 六帝淪亡後,三吳不足觀。 我君混區宇,垂拱眾流安。 今日任公子,滄浪罷釣竿。 漢水の流れは、万里の遠きよりめぐり来たり、そして分かれては、九条の龍のようにわだかまって盤曲している。その水勢は、横ざまに両岸を衝潰して、中国を開き、早瀬は高まって、飛奔している。 2015年5月22日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚...
李太白集 90《太白巻二十20望廬山五老峯 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6031
- 2015/05/21
- 22:45
李白 望廬山五老峯 廬山東南五老峯,青天削出金芙蓉。九江秀色可攬結,吾將此地巣雲松。そこに登ったならば、長江の支流、分流である九江のすばらしい景色が手に取るように見えるだろうから、わたしはこの地で浮き世を離れ、高い雲のかかった松に巣を作って隠棲しようと思う。 李太白集 90《太白巻二十20望廬山五老峯 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6031 2015年5月21日の紀頌之5つのBlog ●古...
李太白集 89《太白巻二十19 望廬山瀑布二首其二(絶句) 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6026
- 2015/05/20
- 20:36
望廬山瀑布 二首其二日照香炉生紫煙、遥看瀑布挂前川。飛流直下三千尺、疑是銀河落九天。太陽が香炉峰を照らしはじめると その「香炉」名のとおり、光に映えて紫の煙がわきあがってくる、この嶺の上から遥か彼方に一筋の瀧がみえる まるで向こうの川まで掛けた川のようになって瀑布となっているのが見える。 李太白集 89《太白巻二十19 望廬山瀑布二首其二(絶句) 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6026 ...
李太白集 88《太白巻二十18 望廬山瀑布水 二首其一 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6021
- 2015/05/19
- 22:06
望廬山瀑布水 二首其一西登香爐峰,南見瀑布水。 掛流三百丈,噴壑數十里。 欻如飛電來,隱若白虹起。 初驚河漢落,半灑雲天裡。 (この詩は、盧山の白水の瀑布を望んで詠ったもの)その一ここに、盧山に遊び、西の方に位置する香炉峰に登ると、南のほうにはなだたる瀑布の水が見える。その瀑布は水の流れが落ちかかる長さは、三百丈になる。一気に落ちる勢いでもって谷間に噴出す、その距離は数十里にた...
李太白集 87《太白巻二十15 登瓦官閣 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6016
- 2015/05/18
- 22:46
李白 登瓦官閣 #1 晨登瓦官閣,極眺金陵城。 鍾山對北戶,淮水入南榮。 漫漫雨花落,嘈嘈天樂鳴。 兩廊振法鼓,四角吟風箏。 杳出霄漢上,仰攀日月行。 (この詩は、金陵にいる時、瓦官閣に登って金陵の風光と故事について詠ったもの。)朝早くから瓦官閣に登って、金陵の城郭中を眺められる範囲を全て見やった。鍾山は、瓦官閣の北戶に對し,秦淮の水は、南側の榮檐に入るように見える...
李太白集 86《太白卷十五08 送崔十二遊天竺寺 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6011
- 2015/05/17
- 22:11
送崔十二遊天竺寺還聞天竺寺,夢想懷東越。每年海樹霜,桂子落秋月。送君遊此地,已屬流芳歇。待我來歲行,相隨浮溟渤。(この詩は、崔十二が杭州の天竺寺に遊ぶを送ってつくったもの。)またしても、天竺寺という名を聞けば、夢うつつにも東越の地を思い浮かべるが、その地は、幽邃を極めて、まことに仏寺たるにふさわしい。その寺においては、毎年、海辺の木に霜の降るころ、桂の実が秋の明月の中から降るということなのである。...
李太白集 85《太白巻十四29 渡荊門送別 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6006
- 2015/05/16
- 22:35
渡荊門送別渡遠荊門外,來從楚國遊。山隨平野盡,江入大荒流。月下飛天鏡,雲生結海樓。仍連故鄉水,萬里送行舟。(江陵にいた時、荊門から宜都にいたる人を送ったもので、送別の詩。)荊門山外、船津は遠くて、長江を渡るのは、容易の事ではない。遠く荊門に外までやってきて、はるばると楚の国から旅をしてきた。 2015年5月16日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、...
李太白集 84《太白 巻十三12江上寄巴東故人 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6001
- 2015/05/15
- 22:45
李白 江上寄巴東故人 漢水波浪遠,巫山雲雨飛。東風吹客夢,西落此中時。覺後思白帝,佳人與我違。瞿塘饒賈客,音信莫令稀。東風はわが夢を吹きとどけてくれて、遙か西の漢水と巫山の間に落ちていってくれる。夢が醒めてから後の事、白帝城にいる故友のことを憶う、それは、再会の約束時期、私が違えてしまっていることだった。 2015年5月15日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う...
李太白集 83《太白巻七44 江夏行 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5996
- 2015/05/14
- 22:45
李白 江夏行 #1 憶昔嬌小姿,春心亦自持。為言嫁夫婿,得免長相思。誰知嫁商賈,令人卻愁苦。自從為夫妻,何曾在鄉土。(船商人の妻が旅に出たきり帰らない夫を思い、その情緒を詠ったもの)#1思えば昔の事、まだ、嬌小の姿でようやく物心ついた時分には、自ら検束して、淫蕩の心などすこしも起さなかった。娘の気持ちというのは、夫のもとに嫁いでいけば長く相思相愛、夫のことで苦労があろうなど思いもしなかったので...
李太白集 82《太白巻三33 白紵辭,三首之三 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5991
- 2015/05/13
- 22:11
李白 白紵辭,三首之三 吳刀剪綵縫舞衣,明妝麗服奪春暉。揚眉轉袖若雪飛,傾城獨立世所稀。激楚結風醉忘歸,高堂月落燭已微,玉釵掛纓君莫違。(白紵をひるがえして、玉のような美女たちがいっぱい踊り、玉釵を君の冠の紐をかけて、君を留めるから、君もその意に違わず、なおここに居続けて歓楽を極めることがいいことなのだと詠う。)その三 2015年5月13日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き...
李太白集 81《太白巻三32 白紵辭三首其二 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5986
- 2015/05/12
- 22:03
白紵辭,三首之二 李白 月寒江清夜沈沈,美人一笑千黃金。垂羅舞縠揚哀音,郢中白雪且莫吟。子夜吳歌動君心,動君心,冀君賞。願作天池雙鴛鴦,一朝飛去青雲上。この国の民謡で、むかし子夜という女がうたったという風俗歌の「呉歌」でそれが「白紵辞」であり、それが君の心を動かそう。君の心を動かして、君から誉めてもらって承諾をもらおう。 2015年5月12日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な...
李太白集 80《太白巻三31 白紵辭其一 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5981
- 2015/05/11
- 22:29
白紵辭三首 其一 李白 揚清歌,發皓齒,北方佳人東鄰子。且吟白紵停綠水,長袖拂面為君起。寒雲夜卷霜海空,胡風吹天飄塞鴻。玉顏滿堂樂未終,館娃日落歌吹濛。玉のような美女の顔を座敷いっぱい集めて、楽しみはなかなか終りそうにない。西施の居所の館娃官と同じように日が落ちても歌に踊りに笛を吹いてはっきりしないほどの宴席が続く。 2015年5月11日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇...
李太白集 79《太白巻三14 荊州歌 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5976
- 2015/05/10
- 22:32
李白 荊州歌 白帝城邊足風波,瞿塘五月誰敢過。荊州麥熟繭成蛾,繰絲憶君頭緒多。撥穀飛鳴奈妾何。白帝城の辺りは、風波のあらい所で、五月ごろになると、非常に水かさが増して、灔澦堆をもって知られる瞿塘峡などは、唯でさえ険難の場所であるから、到底、通過することはできないと思う。そこを過ぎれば、荊州において、麦が熟して、繭が出来て蛾となるころになっている。 2015年5月10日の紀頌之5つのBlog ●古代中国...
李太白集 78《太白巻二十一44 宿巫山下 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5971
- 2015/05/09
- 22:30
宿巫山下昨夜巫山下,猿聲夢裡長。桃花飛綠水,三月下瞿塘。雨色風吹去,南行拂楚王。高丘懷宋玉,訪古一霑裳。渝州を経て三峡を下るため、昨夜、巫山の麓に宿し、猿の悲しく叫びつづけるのを夢の中で聞いた。今、桃花の咲き乱れる三月で、緑を映す澄み切った水が勢いよく流れ、まるで飛ぶように瞿塘峡から下ってくる。 2015年5月9日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人...
李太白集 77《太白巻二十四84 巴女詞 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5966
- 2015/05/08
- 22:06
巴女詞 李白 巴水急如箭,巴船去若飛。十月三千里,郎行幾歲歸。今しも、十月の頃、愛しい阮郎は三千里も下って、遙か呉越の地に赴いたっきり、いつになったら帰るのやら、仕方なく待つだけなのだ。 李太白集 78《太白巻二十一44 宿巫山下 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5971 2015年5月8日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三...
李太白集 76《太白巻七41 峨眉山月歌》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5961
- 2015/05/07
- 22:29
峨眉山月歌 李白峨眉山月半輪秋,影入平羌江水流。夜發清溪向三峽,思君不見下渝州。さらに夜中にも両岸の絶壁の高く天を遮り、清渓駅を出発、船をすすめ、三峡にむかうけれど、あの美しい君の眉の様な月をもっと見続けていたいと思うが、船が下ると山の端に隠れてる間に船は渝州にくだり到着した。 李太白集 76《太白巻七41 峨眉山月歌》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5961 2015年5...
李太白集 75《 別匡山 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5956
- 2015/05/06
- 21:54
別匡山 李白 曉峰如畫參差碧,藤影搖風拂檻垂。 野徑來多將犬伴,人間歸晚帶樵隨。 看雲客倚啼猿樹,洗缽僧臨失鶴池。 莫怪無心戀清境,已將書劍許明時。 暁の光が当たる西山山脈、緑の峯峯は高い低い不揃いの山々が有り、絵のようである、藤は影を造るほど垂れ、風に揺れ、欄干の手摺を拂うほどに垂れている。ここにつながる野の道は多くあり、その道に犬を伴ってくるものもいる、そして...
李太白集 74《太白巻 二十五37 春感詩 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5951
- 2015/05/05
- 21:49
春感詩茫茫南與北,道直事難諧。榆莢錢生樹,楊花玉糝街。塵縈遊子面,蝶弄美人釵。卻憶青山上,雲門掩竹齋。この国土は、南から北へ広々としてはるかで、際涯がない、自分の道が真っ直ぐであるほど、万事うまく成功しないものだ。 李太白集 74《太白巻 二十五37 春感詩 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5951 2015年5月5日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代...
李太白集 73《太白巻 二十五18 冬日歸舊山 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5946
- 2015/05/04
- 22:02
冬日歸舊山―#1未洗染塵纓,歸來芳草平。一條藤徑綠,萬點雪峰晴。地冷葉先盡,谷寒雲不行。嫩篁侵舍密,古樹倒江橫。白犬離村吠,蒼苔壁上生。塵に染まった冠の紐を未だに洗うことなどしないままで、旧山に帰ってみるとその辺一帯はあれはてて芳草が平らかにしいた様に生えている。そこに通じている一筋の小道には、藤の蔓がからみあっていて、その色は緑であるし新たに雪を頂きにかぶった万点の峰は、晴れた空にくっきりと聳え...
李太白集 72《太白巻 二十02 登峨眉山 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5941
- 2015/05/03
- 22:15
登峨眉山蜀國多仙山,峨眉邈難匹。周流試登覽,絕怪安可息。青冥倚天開,彩錯疑畫出。泠然紫霞賞,果得錦囊術。蜀の国には仙郷の山が多くある。その中でも峨嵋山だけは邈然として、他にその類を見ないくらいのものである。仙山といわれる山を周遊して、一度登覧をこころみたが、その特に奇怪なる事物どもは、どうしても詳悉することができない。 李太白集 72《太白巻 二十02 登峨眉山 》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 f...
李太白集 71《太白巻二十01登錦城散花樓》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5936
- 2015/05/02
- 22:12
登錦城散花樓日照錦城頭,朝光散花樓。金窗夾繡戶,珠箔懸銀鉤。飛梯綠雲中,極目散我憂。暮雨向三峽,春江繞雙流。今來一登望,如上九天遊。晴れた日蔭は、成都城や周りを照らし、朝の鮮やかな光は散花樓に充満している。その散花樓には黄金を鏤めた窓があって、綺麗に彩色したとびらをはめこみ、珠の簾は巻き上げて、銀鉤にかかっている。 2015年5月2日の紀頌之5つのBlog ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う ...
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