李太白集 161《太白巻03-24 結襪子》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6386
- 2015/07/31
- 23:05
李白 結襪子 燕南壯士吳門豪,筑中置鉛魚隱刀。感君恩重許君命,太山一擲輕鴻毛。(古の壮士輩は一度恩義の重きに感ずれば、死を賭して報いると恩義の重さを詠う)燕南の壮士高潮離は、筑中に鉛を置き、始皇帝に近づいて、これを打付けたが、不幸にして中らず、その爲に、誅せられて仕舞った。彼は、荊軻の知に報いんが為に、こんな事をしたのである。次に、呉門の豪士専諾は、炙った魚の中にヒ首を隠し、やがて王僚に近づく...
李太白集 160《太白巻03-16 相逢行》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6381
- 2015/07/30
- 21:48
李白 相逢行 相逢紅塵內,高揖黃金鞭。萬戶垂楊裡,君家阿那邊。(《詩経 齊風、還》詩を継承して詠ったもの。)軽装した遊侠の少年が、馬に跨り、紅塵を蹴立てて馳せ行くとき、向うからも同じ様な少年が来て、はたっと出合った。すると、黄金の鞭を軽げに揮いながら、両手を前にたかくして会釈した、片片が萬家の隠見する垂柳の中を指し、君の御住居は、どの辺でありますかといって尋ねた。3年: &...
李太白集 159《太白巻03-10 幽澗泉》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6376
- 2015/07/29
- 22:22
李白 幽澗泉 拂彼白石,彈吾素琴。幽澗愀兮流泉深,善手明徽高張清。心寂歷似千古,松颼飀兮萬尋。中見愁猿弔影而危處兮,叫秋木而長吟。(ひっそりとした谷間に響く琴の音を詠う)白石を梯うて、素琴を弾ずる。琴の上手な人が、絃を高く張って、これを掻き鳴らすと、初は幽潤が愀として、流泉が極めて深いような響きをして居るのであった。段段進むに連れ、こころには身を切られるような 切なさ. 思い知らされ、千古の松が...
李太白集 158《太白巻02-30 俠客行》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6371
- 2015/07/28
- 21:20
李白 俠客行趙客縵胡纓,吳鉤霜雪明。銀鞍照白馬,颯沓如流星。十步殺一人,千里不留行。事了拂衣去,深藏身與名。(侠遊二十五曲の一つである「侠客行」任侠の士を詠うもの)この剣客は趙の地の出身で、飾も何もない粗末な冠の紐を帯び、その服装ははなはだみぐるしいが、呉の国の剣先の曲った短剣は刃先は霜雪のように鋭い業物と見える。かくて、銀鞍を白馬に置き、馬上豊かに乗り出せば、その速いことは、流星のようである。...
李太白集 157《太白巻02-15 行路難三首 其三》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6366
- 2015/07/27
- 21:38
李白 行路難,三首之三 #1有耳莫洗潁川水,有口莫食首陽蕨。含光混世貴無名,何用孤高比雲月。吾觀自古賢達人,功成不退皆殞身。子胥既棄吳江上,屈原終投湘水濱。(みずからの人生行路は困難なものであるが、滄海の万里の波をのりこえていくような時期がいつかは来るということを心にとめていきると詠う。)その三才あるも、全く用いられず“行路は難し”であり、じっとしていても良い様なものだが、決してそうではない。その...
李太白集 156《太白巻02-14 行路難三首 其二》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6361
- 2015/07/26
- 22:06
李白 行路難,三首之二 大道如青天, 我獨不得出。 羞逐長安社中兒,赤雞白狗賭梨栗。彈劍作歌奏苦聲,曳裾王門不稱情。淮陰市井笑韓信,漢朝公卿忌賈生。(みずからの人生行路は困難なものであるが、滄海の万里の波をのりこえていくような時期がいつかは来るということを心にとめていきると詠う。)その二長安の街の縦横に通ずる大通り、出入自在、何処にでも行かれそうなものであるというものであるが、我独り、こ...
李太白集 155《太白巻02-13 行路難三首 其一》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6356
- 2015/07/25
- 22:06
李白 行路難,三首之一金樽清酒斗十千,玉盤珍羞直萬錢。停杯投箸不能食,拔劍四顧心茫然。欲渡黃河冰塞川,將登太行雪滿山。閒來垂釣碧溪上,忽復乘舟夢日邊。行路難,行路難,多岐路,今安在。長風破浪會有時,直掛雲帆濟滄海。(みずからの人生行路は困難なものであるが、滄海の万里の波をのりこえていくような時期がいつかは来るということを心にとめていきると詠う。)金の樽にたたえた聖人の酒、清酒は一斗が一万斛もたた...
李太白集 154《太白巻02-04 梁甫吟》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6351
- 2015/07/24
- 21:25
李白 梁甫吟 長嘯梁甫吟。 何時見陽春。君不見朝歌屠叟辭棘津、八十西來釣渭濱。 寧羞白發照淥水。逢時壯氣思經綸。 廣張三千六百鉤。 風期暗與文王親。 大賢虎變愚不測。 當年頗似尋常人。(呂尚に学び、諸葛亮を学んで、梁甫吟を詠う)ああここに有志の士がいる、いずれの時に明主に遭遇し、大いに用いられ、持っている志を伸ばせるのか、ここにいにしえの英雄、諸葛亮を学び、大声を発して梁甫吟を...
李太白集 153《太白巻02-03 蜀道難》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6346
- 2015/07/23
- 22:47
李白 蜀道難 噫吁戲危乎高哉!蜀道之難難於上青天。蠶叢及魚鳧,開國何茫然。爾來四萬八千歲,不與秦塞通人煙。西當太白有鳥道,可以橫絕峨眉巔。(蜀への道の難しさ。長安から蜀へ向かう蜀道についてあらゆる方面から、険艱を詳述して賦としている。)ああ、何と危うく、高いことか。蜀に行く道の難儀ことよ、その難しさは青空に登るよりもなお難しいだろう。蜀王の蚕叢、さらには魚鳧、かれらの開国の世に何と遠くたどり...
李太白集 152《太白巻二十三29-感遇,四首之二》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6341
- 2015/07/22
- 21:45
李白 感遇,四首之二 可歎東籬菊,莖疏葉且微。雖言異蘭蕙,亦自有芳菲。未泛盈樽酒,徒霑清露輝。當榮君不採,飄落欲何依。その時に感じ、思ったこと、その二(陶潜の愛した菊花は本来、香りもよく菊酒にして楽しめるものである、しかし、このまま枯れ果てるのか、それ本来の力を発揮できるときに、登用されない自分も同じように枯れ果てるというのだろうかと詠う)東籬に菊の花が咲き並んでいるが茎もまばらで、葉も少し...
李太白集 151《太白巻二十三05-擬古,十二首之二》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6336
- 2015/07/21
- 22:34
李白 擬古,十二首之二 高樓入青天,下有白玉堂。明月看欲墮,當窗懸清光。遙夜一美人,羅衣霑秋霜。含情弄柔瑟,彈作陌上桑。(美人は賢者に比較して、不遇であり、孤寂の感に堪えない情致を述べたもので、李白自身を不遇としている。)ここの高楼は髙く、青空に届くほどである、その下には、白玉で表座敷を飾ってある。今日は中秋の明月であったがもう西のかたに落ちようとしているが、月は表座敷の窓にあたって、清光を懸...
李太白集 150《太白巻二十11-登新平樓》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6331
- 2015/07/20
- 20:50
李白 登新平樓 去國登茲樓,懷歸傷暮秋。天長落日遠,水淨寒波流。秦雲起嶺樹,胡雁飛沙洲。蒼蒼幾萬里,目極令人愁。(新平の城楼に登って詠う。)故郷の国を去ってここの城郭の高楼に登ってみると、故郷に帰りたい気持ちが浮かんでくるが、悲愁の秋も暮れようとするときだから傷心にならざるをえないのだ。天は長く晴れ渡り、夕日は遠く落ちてゆく、涇水の水は清くして、西風が寒波を運んでくる。秦地の雲は、山脈の樹木の...
李太白集 149《太白巻二十09-李白16 登太白峯》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6326
- 2015/07/19
- 22:38
李白 登太白峰 西上太白峰,夕陽窮登攀。太白與我語,為我開天關。願乘泠風去,直出浮雲間。舉手可近月,前行若無山。一別武功去,何時復見還。(夜、太白山に登って作ったもの)秦嶺山脈中の西にある、一番高峰の太白山に上ろうとする。夕日がかかるころ懸命になって登攀する。空に太白星が爛然として天にかかり、我がために天関を開くというように見える。願わくば、清冷な風に乗って、直ちに浮雲の間より出て、一っ跳びで...
李太白集 148《太白巻十八09-答長安崔少府叔封,遊終南翠微寺,太宗皇帝金沙泉見寄》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6321
- 2015/07/18
- 22:15
李白 答長安崔少府叔封,遊終南翠微寺,太宗皇帝金沙泉見寄 河伯見海若,傲然誇秋水。小物昧遠圖,寧知通方士。多君紫霄意,獨往蒼山裡。地古寒雲深,巖高長風起。(長安の崔少府叔封が,終南の翠微寺に到り、寺の中にある名跡である太宗皇帝金沙泉に遊んで、詩を寄せてくれたのでそれに答えて作ったもの)河伯が北海若にあい、その初め、秋水の時に至り、黄河が大変広くなったというので、その広大な流れを自慢したというこ...
李太白集 147《太白巻十四09-夜別張五》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6316
- 2015/07/17
- 21:31
夜別張五吾多張公子,別酌酣高堂。聽歌舞銀燭,把酒輕羅裳。橫笛弄秋月,琵琶彈陌桑。龍泉解錦帶,為爾傾千觴。(酒を呑みかわし、夜、張五に留別するために作った)わたしは張公子という人物を尊重する。ここで別れを為すにおいて高堂において、酒を酌み交わした.歌を謡い始めると、起ちあがって、銀燭の前で踊り出し、酒樽を手に取れば、白色の羅裳を軽く翻した。並んでいる妓女たちが横笛を秋月の前で吹いてくれ、琵琶で陌上桑...
李太白集 146《太白巻十二04-秋山寄衛尉張卿及王徵君》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6311
- 2015/07/16
- 22:17
李白 秋山寄衛尉張卿及王徵君 何以折相贈,白花青桂枝。月華若夜雪,見此令人思。雖然剡溪興,不異山陰時。明發懷二子,空吟招隱詩。(李白が、長安近郊の隠遁者を訪ね、秋、そのどこかわからぬ山中にこもったときのことをうたったものを衛尉である張卿、及び王徵君に寄せた。)山中には白い花の咲く青桂樹があるから、これを折って遙か先の君に贈りたいと思う。今宵の月は花のように明るく、万地にまるで雪が降り積もってい...
李太白集 145《太白巻八37-贈新平少年》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6306
- 2015/07/15
- 23:10
李白 贈新平少年 韓信在淮陰,少年相欺凌。屈體若無骨,壯心有所憑。一遭龍顏君,嘯吒從此興。千金答漂母,萬古共嗟稱。(新平の才能ある青年に贈る。)韓信は淮陰にあった時は、青年の頃であったが、貧乏で品行も悪かったために職に就けず、遊侠無頼の生活に終始していた。自分の体を屈して、ほとんど骨なしの弱弱しいやつに見えたが、胸中には壮心を持ち続け、「韓信の股くぐり」という屈辱にもよく耐えぬいたのである。は...
李太白集 144《太白巻八25-贈裴十四》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6301
- 2015/07/14
- 21:04
李白 贈裴十四朝見裴叔則,朗如行玉山。黃河落天走東海,萬里寫入胸懷間。身騎白黿不敢度,金高南山買君顧。徘徊六合無相知,飄若浮雲且西去。(裴十四にこの詩を贈る)魏の「玉人」と称された裴楷という清談の人がいたが、ある朝時にその人に対すれば、仙山の玉山の上を行くようで、その日一日が、何処となく朗らかで、輝かしい光に照らされるといわれたものである。裴十四という人は極めて豪放磊落のひとで、それはちょうど、...
李太白集 143《太白巻八21-讀諸葛武侯傳,書懷贈長安崔少府叔封昆季》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6296
- 2015/07/13
- 21:29
李白 讀諸葛武侯傳,書懷贈長安崔少府叔封昆季 漢道昔云季,群雄方戰爭。霸圖各未立,割據資豪英。赤伏起頹運,臥龍得孔明。(諸葛亮の伝記を読み、その感慨を写して、常侍長安縣の県令であった崔叔封・昆季兄弟に寄せたものである。)昔、漢道、まさに衰え、その運もしだいに衰退していったときに、群雄は戦争を事として居たのである。群雄それぞれ霸図を建てようと画策していたが、どれもうまくいかなかった、諸方に割拠し...
李太白集 142《太白巻八15-李白32 玉真公主別館苦雨贈衛尉張卿二首 其二》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6291
- 2015/07/12
- 21:54
李白 玉真公主別館苦雨贈衛尉張卿,二首之二苦雨思白日,浮雲何由卷。稷契和天人,陰陽乃驕蹇。秋霖劇倒井,昏霧橫絕巘。欲往咫尺塗,遂成山川限。(玉真公主の別館のサロンに長雨に振り込まれ、長逗留に気兼ねして賦した詩を衛尉である張卿に贈る)その二連日の雨で閉口している、早く好天気になればよいと思っているが、浮雲を巻き収める術もないからどうしようもない。農耕の神様である后稷や契の伝説の時代は天地と家臣とも...
李太白集 141《太白巻八14-玉真公主別館苦雨贈衛尉張卿,二首之一》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6286
- 2015/07/11
- 22:08
李白 玉真公主別館苦雨贈衛尉張卿,二首之一 秋坐金張館,繁陰晝不開。空煙迷雨色,蕭颯望中來。翳翳昏墊苦,沈沈憂恨催。(玉真公主の別館のサロンに長雨に振り込まれ、長逗留に気兼ねして賦した詩を衛尉である張卿に贈る)公主の別館は、古の金氏と張氏、二氏の邸宅に比すべきこの公主別館に逗留しているところへ、折からの秋の空が搔き曇り、昼になっても鬱陶しく、長雨となった。空には中天に煙雲がかかり、雨色を迷わし...
李太白集 140《太白巻七42-玉真仙人詞》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6281
- 2015/07/10
- 20:55
李白 玉真仙人詞玉真之仙人,時往太華峰。清晨鳴天鼓,飆欻騰雙龍。弄電不輟手,行雲本無蹤。幾時入少室,王母應相逢。(玉真公主であった仙人にこの詞を献ずる)玉真の仙人は、公主であられたお方であるのに道士になられた、時々、長安を発って華山の絶頂に赴かれるという。晴れ渡った清々しい夜明け時に道教の歯を鳴らして行う「天鼓の法」が行われ、やがて身を躍らして雙竜にまたがり、飄忽として天空を飛行された。手に電光...
李太白集 139《太白巻六06-邠歌行上新平長史兄粲》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6276
- 2015/07/09
- 22:46
邠(豳)歌行上新平長史兄粲邠谷稍稍振庭柯,涇水浩浩揚湍波。哀鴻酸嘶暮聲急,愁雲蒼慘寒氣多。憶昨去家此為客,荷花初紅柳條碧。(新平郡の長史である族兄の李粲というものに贈ったもの)秋の季節もいい時季に、身は依然として、邠州の谷間に寓居しているが、庭には木樹は、葉が落ちつくして枝だけがにょきにょきと交差している。涇水は漲って早瀬の波をうって流れている。その時、大雁は夕暮れにあたって悲しい声を残して飛んでゆ...
李太白集 138《太白巻五22-鳳臺曲》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6271
- 2015/07/08
- 22:44
李白 鳳臺曲嘗聞秦帝女,傳得鳳凰聲。是日逢仙子,當時別有情。人吹綵簫去,天借綠雲迎。曲在身不返,空餘弄玉名。(弄玉のことを詠う。)聞くところによれば、かつて秦の穆公の娘の弄玉はたくみに玉簫を吹いて、鳳凰のまねたという。それより前のころに、仙子である蕭史に出会ったのであるが、その時に一目ぼれしたという。こうして二人は飾って綺麗な簫玉を吹いて、仙界に上った。天は綠雲をお迎えに出してきて、これを借りて...
李太白集 137《太白巻五21-鳳凰曲》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6266
- 2015/07/07
- 20:41
鳳凰曲嬴女吹玉簫,吟弄天上春。青鸞不獨去,更有攜手人。影滅彩雲斷,遺聲落西秦。(蕭史弄玉二人が鳳凰に乗って仙界に上ったということからこの詩を作った。)秦の穆公の娘の弄玉は玉簫を吹くことを学び、だんだん上手になって、此れを吹くことによって天上に春が満ちたような思いがする。こうして、仕舞に鳳凰に乗じて仙界に昇ったが、ひとりで去ったのではなく、その夫、蕭史と手を携えていったのである。それから、その影が見...
李太白集 136《太白巻四30-秦女卷衣》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6261
- 2015/07/06
- 22:31
李白 秦女卷衣天子居未央,妾侍卷衣裳。顧無紫宮寵,敢拂黃金床。水至亦不去,熊來尚可當。微身奉日月,飄若螢之光。願君采葑菲,無以下體妨。(宮女の忠誠心について詠う)天子は未央宮の別殿におわします、妾は御側の御用を承りお床入りの際に御衣裳を畳んで御片付けするのです。但し、従前、紫微垣において、恩寵を得たわけではないので、黃金牀を払って、枕席に侍る事は無いのです。しかし、天子のためにはこの身を惜し...
李太白集 135《太白巻二16長相思》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6256
- 2015/07/05
- 22:31
李白 長相思長相思,在長安,絡緯秋啼金井闌。微霜淒淒簟色寒,孤燈不明思欲絕。卷帷望月空長歎,美人如花隔雲端。上有青冥之長天,下有淥水之波瀾。天長路遠魂飛苦,夢魂不到關山難。長相思,摧心肝。(寵愛を失っても、あの方のことを思い続けるしかないと詠う。)あの人のことを長く思い続けている妃嬪は、長安に在る。秋も深く金の飾りを鏤めた井戸端のあたりでは蟋蟀がしきりに機織りの様な声を立てて啼いている。夜間、薄...
李太白集 134《太白巻二十三23感興,八首之八》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6251
- 2015/07/04
- 21:19
李白 感興,六首之六〔集本八首,感興,八首之八〕嘉穀隱豐草,草深苗且稀。農夫既不異,孤穗將安歸。常恐委疇隴,忽與秋蓬飛。烏得薦宗廟,為君生光輝。(古に託して自己の感慨をのべたもの。)稲を植えたのち、折角の嘉穀は、勢いの良い雑草の中に隠れてしまい、草は深くして、苗は、しばらく稀になってしまった。しかし、農夫としては、嘉穀が雑草と異なっている点を見分けもしないで、嘉穀は、折角穂を出してもそのまま捨て...
李太白集 133《太白巻二十三14 擬古十二首 其十一 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6246
- 2015/07/03
- 21:40
李白 擬古,十二首之十一 涉江弄秋水,愛此荷花鮮。攀荷弄其珠,蕩漾不成圓。佳人綵雲裡,欲贈隔遠天。相思無由見,悵望涼風前。(古詩をまねて自分の思いをのべたもの)十二首の十一長江を渉る秋水がゆったりと流れてゆくだけ、水辺の蓮の花が今を盛りと咲いていて、まことに愛すべきものである。蓮の柄を引き上げると葉の上にできた水珠をもてあそぶ、コロコロとしきりに動いていると、どうも丸い玉にはならないようだ。美...
李太白集 132《太白巻二十一安州應城玉女湯作 》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6241
- 2015/07/02
- 21:55
安州應城玉女湯作神女歿幽境,湯池流大川。陰陽結炎炭,造化開靈泉。地底爍朱火,沙傍歊素煙。(淮南道 安州に應城縣ある玉女湯で作詩する。)昔、神女は丹を練って、この幽静の仙郷に入っていたが、その後には湯の池がみなぎって、そこから流れ出て大川になるのである。この地の玉女は、陰と陽の二気でもって炭焔が万物を溶解させ、造と化はここに霊泉を開いたのである。地底には赤い炎が燃え盛り、沙傍には白い煙が熱して湧...
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