321 《徒然に詠う集》 韓愈 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3931
- 2014/03/22
- 00:11
321 《徒然に詠う集》 韓愈 | kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3931 |
雑詩・剝啄行・記夢・嘲鼾睡・庭楸・病鴟 | ||||||
韓愈 徒然に詠う集 | ||||||
徒然に思うことを詠う歌は韓愈にはあまりなかった。その人となりを知る上では貴重な詩である。 | ||||||
雜詩 #1 | 古史散左右, | |||||
雜詩 #2 | ||||||
雜詩 #3 | ||||||
三星行 | 我生之辰, | |||||
剥啄行 <82-#1> | 剝剝啄啄, | |||||
剥啄行 <82-#2> | ||||||
剥啄行 <82-#3> | ||||||
記夢 <78-#1> | 夜夢神官與我言, | |||||
記夢 <78-#2> | ||||||
記夢 <78-#3> | ||||||
嘲鼾睡二首 其一 <84-#1> | 澹師晝睡時, | |||||
嘲鼾睡二首 其一 <84-#2> | ||||||
嘲鼾睡二首 其一 <84-#3> | ||||||
嘲鼾睡二首 其二 <85-#1> | 澹公坐臥時, | |||||
嘲鼾睡二首 其二 <85-#2> | ||||||
《庭楸》 -#1 | 庭楸止五株,共生十步間 | |||||
《庭楸》-#2 | ||||||
《庭楸》-#3 | ||||||
病鴟 #1 | 屋東惡水溝, | |||||
病鴟 #2 | ||||||
病鴟 #3 | ||||||
病鴟 #4 | ||||||
病鴟 #5 | ||||||
雜 詩
古史散左右、詩書置後前。
古代の歴史の巻々は左右において勉学しているのでどうしても散らばりがちになってしまう。『詩経』『書経』詩人の詩文を前後において私の詩作に生かしている。
豈殊蠧書蟲、生死文字閒。
これではまるで書物を食い荒すシミダニではないか、文字と文字、書物と書物、ダニが文字の中に生きている、わたしは受験のための書物に前後左右をはさまれ そして死んでゆくあのダニとどこが違うのだ。
古道自愚憃、古言自包纏。
昔の人のいうことは、まず自分を愚か者であるとするところから始まり、「子曰く」という言葉は、自分自身を包みまといつき束縛することばでもあるのだ。
當今固殊古、誰與爲欣歓。』
私の生きているいま、基本的に昔とは事情が違っている。誰となら一緒に喜ぶことができるというのか。(教えを守りぬいて古人と喜びを享受できないのか。)
獨攜無言子、共昇崑崙巓。
こうして一人で勉強をしている私は無言子といつも一緒である。そして彼を携えて、崑崙山の山頂に昇ってみようとおもう。
長風飄襟裾、逐起飛高圓。
遠くから風が吹いてきて襟やそで口から強い風が入り込んでくる。するとどうだろう、体は舞い上がり 高い円いあの天空を飛び廻っている。
下覛禹九州、一塵集豪端。
下界にはわたしが禹皇帝のひらいた九つの国を見下ろし、眺めまわした。筆の穂先にとまった塵のひとつぶの寄せ集めになってるようだ。
遨嬉未云幾、下已億萬年。
天上を遊びたわむれている、まだここでは幾年くらいのはずなのに、下界ではすでに一億万年が過ぎ去っているのだ。
向者夸奪子、萬墳厭其巓。』
以前わしを「時代遅れ」と馬鹿にしていたハッタリ屋、とっくの昔に死者となり、累々たる墳墓はハッタリ屋の頂、脳天を圧迫している。
惜哉抱所見、白黒未及分。
残念なことだが、わたしには別の考えがあった。物の白黒、善悪を分別し、考え直すものもないではなかったということだ。
慷慨爲悲咤、涙如九河翻。
世間の悪しき風潮や社会の不正などを、怒り嘆き、かなしみにあふれるのだ。この悲しみの涙は九河の流れをひとつに束ねたかわがひるがえったようにとどまらない。
指摘相告語、雖還今誰親。
一緒に来た無言子は相手に向かって、下界を指さし、こう告げた。「彼方に帰ったとしても、もはや親しみ語るものもありはしない。」
翩然下大荒、被髪騎騏驎。』
髪ふりさばき、千里走るという騏驎に騎乗して、ひらりと翻り、果てしない天空に下って行った。
自分の生まれた日の星回りを詠ったもの。
三星行
我生之辰,月宿南斗。
私が生まれた時の星回りについて言う。その日の月は満月で南斗の方角にあった。
牛奮其角,箕張其口。
淘汰する気の牽牛星はその角を振り回し、風の神である箕星はその噴出す口をひろげてはいなかった。
牛不見服箱,鬥不挹酒漿。
その牛は牛であっても車を引いていくわけではないし、柄杓といっても出来立てのうまい酒を酌めるわけではない。
箕獨有神靈,無時停簸揚。
箕星は独り神靈の力が備わっているというし、篩を動かし続けて止めることはないという。
無善名已聞,無惡聲已讙。
自分にとって良いことがないといってもその名声はいつの間にか知れ渡っており、悪いことがないといってもその評価については批判されるというものである。
名聲相乘除,得少失有餘。
名声はものすごく良いこともあれば悪い時もある、プラスマイナスして少しでも余っていればよいではないか。
三星各在天,什伍東西陳。
北斗、南斗、月がそれぞれ天に南北にならび、星座は部隊,連隊が並ぶように東から西へと並んでいる。
嗟汝牛與鬥,汝獨不能神。
ああ、牽牛星と北斗、南斗の星たちよ、どの星の一つでも私に力を貸してはくれまいか。
剝啄行
剝剝啄啄,有客至門。
こつこつ、とんとん、誰か客が来て戸を叩く。
我不出應,客去而嗔。
私はそれに門に出ないで応じないのである、すると客はぷんぷんしながら帰ってしまう。
從者語我,子胡為然。
すると従者が私に語りかけてくる。「あなたはどうしてそんなことをするのですか」と。
我不厭客,困於語言。
「私はその客がいやなのではない、(私が注目されてきて)何かと噂をたてられて、それでひどい目にあっているのだ。」
欲不出納,以堙其源。
そして、「だから客の出入りを避け、その源を断ちたいと思っているのだ。」
空堂幽幽,有秸有莞。
「奥座敷はひっそりと薄暗くして空けているし、私は座る藁の敷物があるし、客用のイ草によるむしろまで備えている。」る。
門以兩板,叢書於間。
戸は二枚の板であるが、なかに書物が多く集まって、生活に関ることはない。
窅窅深塹,其墉甚完。
それは私の世界には底も知れぬ深い堀をめぐらし、しごく完全な垣を設けているようなものである。
彼寧可隳,此不可幹。
それから、あちらの備えは崩すことはできないし、こちらにも手がつけられないことだろう。(悪口に対する防御は完全なのだ)
從者語我,嗟子誠難。
すると従者は私に向かって言った「ああ、そんなことで悪口が防げると思っておいでのようですが、ほんとうはそれではむずかしいのですよ。」
子雖雲爾,其口益蕃。
すると従者は私に向かって言った「ああ、そんなことで悪口が防げると思っておいでのようですが、ほんとうはそれではむずかしいのですよ。」
我為子謀,有萬其全。
つづいて「それに、あなた様はそう言うけれど、人の口はますますうるさくなるものです。」
そして、「我々があなたのために考えてあげても、万全の策というものはありません。」
凡今之人,急名與官。
おおむね今の人は、名誉・名声と官位とに敏感なものです。
子不引去,與為波瀾。
あなたが今の地位から身を引いて去らないかぎり、妬みによる問題を作りだすでしょう。
雖不開口,雖不開關。
あなたが口を開くわけではないと云えども、門戸、口火をきらずとも、
變化咀嚼,有鬼有神。
変化が起ったり、噛みくだかれたりするのは、靈がおり、神がいると思うほどに測りがたいものです。
今去不勇,其如後艱。
いま勇気を奮って去らなければ、あとでむずかしい問題が起こるのを防ぎようはないのです」
我謝再拜,汝無複雲。
私は従者に礼を言って、再拝しながら、「おまえはもうそれ以上は言ってくれるな。
往追不及,來不有年。
過去のことはもう追いつかないし、将来につながることは、この年内に決着をつけるから」と告げたのだ。
記夢
(きのうのゆめのはなし。)
夜夢神官與我言,羅縷道妙角與根。
夜、夢にでたことだが、神仙が、わたしに話かけてくれた。よく語ってくれることには宇宙の道は玄妙なもので、角(すぼし)と根(ねぼし)が基本でなりたっている。
挈攜陬維口瀾翻,百二十刻須臾間。
その角星と子星は西南・東南・西北・東北の四隅を波立たせ翻りして結び合わせて、星の間の事は、季節も年もほんのつかの間の事なのだ。
我聽其言未雲足,舍我先度橫山腹。
それをきいたとしても、簡単にそのことをなっとくはできるものではないのだが、仙人はわたしをほったらかしにして、先に進み川を渡って、山腹を横切ってゆくのである。
我徒三人共追之,一人前度安不危。」
わたしたち仲間三人は、いっしょにっ仙人を追っかける。一人は前に進み出て、危なげなしにすらすらと渡ってしまう。
我亦平行蹋蹻槱,神完骨蹻腳不掉。
わたしもまた仙人とと平行して不安定な道を踏みしめている。仙人はぐらつく崖っぷちたどりゆくが全く動じるところがない。
側身上視溪穀盲,杖撞玉版聲彭觥?。
ふしぎに気持ちはしゃんとして、身をそばめ、仰いでみると、渓谷はくらくて何も見えない。杖ふりまわせば、玉盤木にでもぶつかったのか、ポコポコと音がした。
神官見我開顏笑,前對一人壯非少。
仙人が、わたしを見て、微笑を送ってくる。その前にかしこまっているのは 青年とはもういえぬ年配の男なのだ。
石壇坡陀可坐臥,我手承頦肘拄座。
そこの石垣、うねうねと、いかにも座ったり寝そべってもよさそうだ。わたしもあぐらかき、肘にアゴのせながめてみるのだ。
隆樓傑閣磊嵬高,天風飄飄吹我過。」
豪壮な楼閣はたかくとそびえている、天風は瓢々とわたしを吹きぬけてゆく。
壯非少者哦七言,六字常語一字難。
もう青年ともいえない年配の男が思い出したように、七言の詩を吟じはじめた。六字は普通に使う言葉だが、あとの一字がどうも難解のようだ。
我以指撮白玉丹,行且咀噍行詰盤。
わたしは、王子喬のように指で白王丹をつまんでから、、歩きながら食べ、食べながらあるく、難解な文字を解くつもりで、繰り返してやったのだ。
口前截斷第二句,綽虐顧我顏不歡。
年配の男は、詩を吟じ二句目で、たちき切ったのだ、それからあからさまでなくしいたげて來てじろじろとわたしの顔なめまわすように不機嫌そのものであった。
乃知仙人未賢聖,護短憑愚邀我敬。
そんなもんだろう、道教の仙人は、賢人でも聖人でもない。このように短所をそのままにし、つまらない愚物を寄せてきて、それを敬えとわたしにも強要する。
我能屈曲自世間,安能從汝巢神山。」
我々は、そのような理屈に合わないことを世間と同じようにする、どうしてそんなことをするお主なんぞの後についていって、神仙の山に住む気をおこしたりするものか。
嘲鼾睡 其二
澹公坐臥時,長睡無不穩。
澹公が日頃横になる時、長時間眠ると、隠れるところがありはしない。
吾嘗聞其聲,深慮五藏損。
私はかつてその声を聴いている、深く聞きこむと五臓六腑を破損するかと思うのだ。
黃河弄濆薄,梗澀連拙鯀。
それは、黄河が洪水の水と渇水にもてあそばれているのであり、その水を閊えたり、滑らかでないようであり、へたな洪水の神を連ねたようである。
南帝初奮槌,鑿竅泄混沌。
古代の南帝がはじめて槌をふるわれたようであり、小さい穴や大きな穴を呑みで削るような音であってすべてが入り混じって訳の分からない音で吐き出される。
迥然忽長引,萬丈不可忖。
とおく遙かなところから急に長く引っ張っているのであり、万丈であるので推し量ることができない。
謂言絕於斯,繼出方袞袞。
こんなことを云い次にはその音が絶え、そして離れていく。引き続いてでてくるとまさに大水が流れるように延々と続くのである。
#2
幽幽寸喉中,草木森苯䔿。
幽幽と静まり返っている中に音がするのど三寸の中は草木が苯となり、䔿となるのがさらに森となる。
盜賊雖狡獪,亡魂敢窺閫。
盜賊がずるく立ち回るといえども、死後の魂があえて後宮の御門を除くというものである。
鴻蒙總合雜,詭譎騁戾很。
天地が開闢する前の混沌とした元気がよって集まり混ざるのであり、譎詭され頑固に気立てがひねくれていてあらあらしいまま馳せ参じるのである。
乍如鬥呶呶,忽若怨懇懇。
早速の事くどくどと言い争って、すぐに丁寧に説きほどくように怨み怒っている。
賦形苦不同,無路尋根本。
詩や歌のかたちはどんなに苦しんでみても同じものはないし、その根本の原因を追究してみてもその道はない。
何能堙其源,惟有土一畚。
どうしたらその根本をふさぎつぶすことが出来るというのか、なくないのはただモッコ一杯の土があればいいのである。
庭楸
庭楸止五株,共生十步間。
にわのヒサギは五本だけにしている。それでもそれぞれの間がが10歩程度で列にして植えている。
各有藤繞之,上各相鉤聯。
その五本には藤が絡みついて、上の方では互いに引っ張り合い繋がり合っている。
下葉各垂地,樹顛各雲連。
下の方ではヒサギの葉がそれぞれの木々の枝に垂れ、それぞれの木の頂は高く雲と連なっている。
朝日出其東,我常坐西偏。
朝日はその木の東側からのぼって來ると、我々は何時も西側に座ってこれを眺める。
夕日在其西,我常坐東邊。
夕日がその木の西にしずむ頃には、我々は東のへりに座ってこれを眺める。
#2
當晝日在上,我在中央間。
昼の日が真上にある時には我々は五本の木の中央の所に座って過ごすのである。
仰視何青青,上不見纖穿。
仰ぎ見るといかにしてか枝葉が青々としてしげっていいて、上の方にはわずかの隙間もないようだ。
朝暮無日時,我且八九旋。
夜明け前や日が沈んだ後には我々は八、九回もそこを徘徊する。
濯濯晨露香,明珠何聯聯。
朝早くに香しい朝露はツルンツルンと落ちる。その露の玉はどうしてか宝玉のように聯聯とすこし連なっている。
夜月來照之,蒨蒨自生煙。
日が暮れて、夜月が來ってこれを照らした。そのこんもり茂ったところから、煙を生ずるように鮮明に照らしている。
#3
我已自頑鈍,重遭五楸牽。
わたしはもともと頑固で愚鈍であることを自覚している、だから、庭の五本のヒサギに対し牽牛星のように重ねて遭遇するというものだ。
客來尚不見,肯到權門前。
客が来るけれどなお面会することはない。敢て名門の権勢のある家の前に到達することなどないのだ。
權門眾所趨,有客動百千。
権勢のある家の門には、みんながあつまってくるものだ。客が有るのは、ややもすれば百も千もの人がたくさんがくるのである。
九牛亡一毛,未在多少間。
そんな主人に会えるのは九頭の牛に紛れた毛を表わし、物の数にも入らないという故事のようなものであり、未だに多量と少量のあいだであるということはないのである。(ほとんどの人に逢わない)
往既無可顧,不往自可憐。
自分が権門に出世したとしてもこれまでのことは顧みることはすべきでない。往かなければ、ただ自らの運命を貫くことを憐れむだけなのである。
病鴟 #1
(世の中の汚れに鴟【とび】が病【わずら】う。)
屋東惡水溝,有鴟墮鳴悲。
この家の東側には運河の水が汚れている。トンビがいるが堕ちて悲しげに鳴いている。
青泥揜兩翅,拍拍不得離。
靑泥が両の羽にかかって付いてしまった。羽音をパタパタするけれど靑泥の水溝から離れることが出来ない。
群童叫相召,瓦礫爭先之。
沢山の子供が騒ぎ立てていて互いを呼び合って叫んでいる。つまらない者たちがこれらのなかで我の先と争っている。
計校生平事,殺卻理亦宜。
はかり考えることは常日頃のこととしている。それによって殺されるか却って理にかなっていてまた成り行きとして良いということなのである。
#2
奪攘不愧恥,飽滿盤天嬉。
奪い取るように奪い、恥となることを愧じとしないし、張り裂けるほど満杯で飽きてしまい、おおきな天空をたのしむことを喜ぶ。
晴日占光景,高風恣追隨。
晴れ渡り日に照らされるその光景はこの世界を占め、高い所を吹く風はただ好き勝手に追いかけてそれを又追跡している。
遂凌鸞鳳群,肯顧鴻鵠卑。
ついに鸞鳳の群を凌駕する。あえてかえりみると鴻や鵠が卑しく見えるのである。
今者命運窮,遭逢巧丸兒。
いまにして、命運が窮まるのであるし、遭遇するのは巧みに円状に子供が集まっているのに出会うことである。
#3
中汝要害處,汝能不得施。
それでもおまえにはその中に要害の場所があり、それで、おまえによく施してやれないこともあるのだ。
於吾乃何有,不忍乘其危。
我々にはそんなところはどこにあるのだろうか、その場に乗じて危険を絶え凌げられないのである。
丐汝將死命,浴以清水池。
そうなればおまえに乞い求めることは「死ね」ということになる。そうであれば清らかな水の池で水を浴びられるであろう。
朝餐輟魚肉,暝宿防狐貍。
朝食事をとるのは魚と肉を止めることであり、暗くなって休む時はキツネやタヌキから防御することなのである。
#4
自知無以致,蒙德久猶疑。
自ずから無意味であっても行くしかないことを認知し、天の徳行を蒙っているというのも長い間うたがい続けていた。
飽入深竹叢,飢來傍階基。
竹林鬱蒼と茂っている奥まったところへ入っていくのも飽きてしまい、そこで飢えてきて朝廷の階の基礎に來るのである。
亮無責報心,固以聽所為。
明らかに無意味なことは心持に酬いることに責任を持つことであり、こていてきなかんがえをもってその理由を聞くのである。
昨日有氣力,飛跳弄藩籬。
昨日までは気力をもっていた、とびあがって防備のための囲いをもてあそんでみたのである。
#5
今晨忽徑去,曾不報我知。
この朝になってすぐに道にしたがって去って行く、そうすることで却って我々が知ることに報いることをしないのだ。
僥倖非汝福,天衢汝休窺。
偶然に得る幸運などおまえにそんな幸福はないだろうから、天空の岐路ではお前がどちらか窺うことを止めることだ。
京城事彈射,豎子不易欺。
都の城郭内では仕事は撃ちはなって射とめることだし、考えの浅い者が、容易にだますことなどできはしない。
勿諱泥坑辱,泥坑乃良規。
もっとも、諱はどうしても抜けられない泥沼にいるようだし、その泥沼のような状態はすなわち良い「きまり」ということなのだ。
- テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
- ジャンル:学問・文化・芸術
- カテゴリ:韓愈詩集
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