536 韓昌黎集 巻五 《早春呈水部張十八員外,二首之二》韓愈(韓退之) 韓愈kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5006
- 2014/10/23
- 00:58
そこで、君に依頼したいのは、まず、江頭に行ってもらって看てもらいたいのだ。それは柳の緑が既に深くなっているのか、未だにそうはなっていないのか、見てきて教えてくれ。もし緑深くなっているようなら、老骨に鞭うって、春のけしを見て回ろうと思うのだ。
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421 《早春呈水部張十八員外,二首之二》韓愈(韓退之)ID Index-12-504
製作年: 823年 長慶三年 56歲
卷別: 卷三四四 文體: 七言絕句
詩題:早春呈水部張十八員外,二首之二
交遊人物: 張籍 書信往來(京畿道 京兆府 長安)
早春呈水部張十八員外,二首之二
莫道官忙身老大,即無年少逐春心。
憑君先到江頭看,柳色如今深未深。
(春は名のみのころ、水部の張籍に贈呈する詩、823年 長慶三年 56歲の作。)の二
言っても仕方のないことだが、私も、役所仕事が忙しく、おまけに年を取ってしまった。そうはいっても少年のころ、何処までも春を追い回すような心がなくなってしまったというわけでもない。
そこで、君に依頼したいのは、まず、江頭に行ってもらって看てもらいたいのだ。それは柳の緑が既に深くなっているのか、未だにそうはなっていないのか、見てきて教えてくれ。もし緑深くなっているようなら、老骨に鞭うって、春のけしを見て回ろうと思うのだ。
(早春 水部張十八員外に呈す,二首の二)
道う莫れ 官忙しく身は老大なり,即ち 年少 春を逐う心無しと。
君に憑って 先ず 江頭に到って看ん,柳色 如今 深きか 未だ深からざるかを。
『早春呈水部張十八員外,二首之二』 現代語訳と訳註
(本文)
早春呈水部張十八員外,二首之二
莫道官忙身老大,即無年少逐春心。
憑君先到江頭看,柳色如今深未深。
(下し文)
(早春 水部張十八員外に呈す,二首の二)
道う莫れ 官忙しく身は老大なり,即ち 年少 春を逐う心無しと。
君に憑って 先ず 江頭に到って看ん,柳色 如今 深きか 未だ深からざるかを。
(現代語訳)
(春は名のみのころ、水部の張籍に贈呈する詩、823年 長慶三年 56歲の作。)の二
言っても仕方のないことだが、私も、役所仕事が忙しく、おまけに年を取ってしまった。そうはいっても少年のころ、何処までも春を追い回すような心がなくなってしまったというわけでもない。
そこで、君に依頼したいのは、まず、江頭に行ってもらって看てもらいたいのだ。それは柳の緑が既に深くなっているのか、未だにそうはなっていないのか、見てきて教えてくれ。もし緑深くなっているようなら、老骨に鞭うって、春のけしを見て回ろうと思うのだ。
(訳注)
早春呈水部張十八員外,二首之二
(春は名のみのころ、水部の張籍に贈呈する詩、823年 長慶三年 56歲の作。)の二
莫道官忙身老大,即無年少逐春心。
言っても仕方のないことだが、私も、役所仕事が忙しく、おまけに年を取ってしまった。そうはいっても少年のころ、何処までも春を追い回すような心がなくなってしまったというわけでもない。
老大 年を取ってしまったこと。
年少逐春心 少年のころ、何処までも好奇心旺盛で、春の景色を訪ね追い回すような心。
憑君先到江頭看,柳色如今深未深。
そこで、君に依頼したいのは、まず、江頭に行ってもらって看てもらいたいのだ。それは柳の緑が既に深くなっているのか、未だにそうはなっていないのか、見てきて教えてくれ。もし緑深くなっているようなら、老骨に鞭うって、春のけしを見て回ろうと思うのだ。
江頭 運河から渭水にかけての土手に柳が植えられていたことをいう。
- テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
- ジャンル:学問・文化・芸術
- カテゴリ:韓昌黎集 全十一巻
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