巻1 45 李太白集 《0146 古風五十九首之四十六》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 5531
- 2015/02/10
- 22:20
李太白集 《0146 古風五十九首之四十六》(この詩は、唐朝が「開元の治」と隆盛であったが、ようやく衰運に向おうとし始めた、時尚の日に非なるを吡り、併せて、自分の操守び及んだものである。)唐建国140年になろうとしている、今しも、国力強勢の絶超に達し、国の光は赫然として、外夷にまで何と輝きわたっていることだろうか。
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製作年:753年 天寶十二年 53歲
卷別: 卷一六一 文體: 五言古詩
詩題: 古風,五十九首之四十六
作地點: 長安(京畿道 / 京兆府 / 長安)
及地點: 五鳳樓 (都畿道 河南府 洛陽)
古風,五十九首之四十六
(この詩は、唐朝が「開元の治」と隆盛であったが、ようやく衰運に向おうとし始めた、時尚の日に非なるを吡り、併せて、自分の操守び及んだものである。)
一百四十年,國容何赫然。
唐建国140年になろうとしている、今しも、国力強勢の絶超に達し、国の光は赫然として、外夷にまで何と輝きわたっていることだろうか。
隱隱五鳳樓,峨峨橫三川。
都長安の宮城には五鳳樓というところが隠々として簇がっており、しかも、峨峨として高く、涇水・渭水・洛水という三川の間に横たわっているのである。
王侯象星月,賓客如雲煙。
権勢の盛りを誇る王侯諸侯たちは、星月の天上に輝くにかたどり、その家に出入する賓客のおびただしい数は、まるで雲煙の様なものである。
鬥雞金宮裡,蹴踘瑤臺邊。
舉動搖白日,指揮回青天。
當塗何翕忽,失路長棄捐。
獨有揚執戟,閉關草太玄。
古風,五十九首之四十六
一百四十年,國容 何ぞ赫然たる。
隱隱たる五鳳樓,峨峨として三川に橫う。
王侯は星月に象り,賓客は雲煙の如し。
雞を鬥わす 金宮の裡,踘を蹴る 瑤臺の邊。
舉動 白日を搖す,指揮 青天を回す。
當塗 何ぞ翕忽【きゅうこつ】,失路 長く棄捐【きえん】。
獨り 揚執【ようしつ】戟有り,關を閉じて 太玄を草す。
『古風,五十九首之四十六』 現代語訳と訳註
(本文)
古風,五十九首之四十六
一百四十年,國容何赫然。
隱隱五鳳樓,峨峨橫三川。
王侯象星月,賓客如雲煙。
(下し文)
古風,五十九首之四十六
一百四十年,國容 何ぞ赫然たる。
隱隱たる五鳳樓,峨峨として三川に橫う。
王侯は星月に象り,賓客は雲煙の如し。
(現代語訳)
(この詩は、唐朝が「開元の治」と隆盛であったが、ようやく衰運に向おうとし始めた、時尚の日に非なるを吡り、併せて、自分の操守び及んだものである。)
唐建国140年になろうとしている、今しも、国力強勢の絶超に達し、国の光は赫然として、外夷にまで何と輝きわたっていることだろうか。
都長安の宮城には五鳳樓というところが隠々として簇がっており、しかも、峨峨として高く、涇水・渭水・洛水という三川の間に横たわっているのである。
権勢の盛りを誇る王侯諸侯たちは、星月の天上に輝くにかたどり、その家に出入する賓客のおびただしい数は、まるで雲煙の様なものである。
(訳注)
古風,五十九首之四十六
(この詩は、唐朝が「開元の治」と隆盛であったが、ようやく衰運に向おうとし始めた、時尚の日に非なるを吡り、併せて、自分の操守び及んだものである。)
一百四十年,國容何赫然。
唐建国140年になろうとしている、今しも、国力強勢の絶超に達し、国の光は赫然として、外夷にまで何と輝きわたっていることだろうか。
一百四十年 唐建国140年。
隱隱五鳳樓,峨峨橫三川。
都長安の宮城には五鳳樓というところが隠々として簇がっており、しかも、峨峨として高く、涇水・渭水・洛水という三川の間に横たわっているのである。
五鳳樓 開元二十三年、上、五鳳樓に御して酭宴す。
三川 涇水・渭水・洛水をいう。
王侯象星月,賓客如雲煙。
権勢の盛りを誇る王侯諸侯たちは、星月の天上に輝くにかたどり、その家に出入する賓客のおびただしい数は、まるで雲煙の様なものである。
- テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
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- カテゴリ:李太白集 巻一 古風五十九首
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