十二月二日夜夢沈氏遊園亭 二首 其一 陸游 麗わしの人、唐琬。(6)
- 2011/12/19
- 21:41
陸游 麗わしの人、唐琬。(6)
七言絶句 十二月二日夜夢沈氏遊園亭 二首 其一
陸游75歳の作
[結婚期間] 21-22歳
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十二月二日夜夢沈氏遊園亭 二首 其一
路近城南己怕行、沈家園裏更傷情。
道をそぞろに歩くと城郭の南の方に来ていた青の場所に近づいてきたので行くのをためらってしまう。
そのため沈家の庭園の裏側回ってみたがますます痛みの気持ちになってしまった。
香穿客袖梅花在、緑蘸寺橋春水生。
香が袖から入ってきたので梅の花が開いているのに気が付いた、綠が寺への橋のなみなみと注がれ、いっぱいになるように春水がうまれていた。
道をそぞろに歩くと城郭の南の方に来ていた青の場所に近づいてきたので行くのをためらってしまう。
そのため沈家の庭園の裏側回ってみたがますます痛みの気持ちになってしまった。
香が袖から入ってきたので梅の花が開いているのに気が付いた、綠が寺への橋のなみなみと注がれ、いっぱいになるように春水がうまれていた。
(下し文)十二月二日夜、夢に沈氏の園亭に遊ぶ二首
路城南に近づけば 己に行くを怕る、沈家の園の裏に更に情を傷ましむ
香は客の袖を穿ちて 梅花在り、緑は寺の橋を帯して 春水生ず
路近城南己怕行、沈家園裏更傷情。
道をそぞろに歩くと城郭の南の方に来ていた青の場所に近づいてきたので行くのをためらってしまう。
そのため沈家の庭園の裏側回ってみたがますます痛みの気持ちになってしまった。
○怕 おびえる。しんぱいだな。
香穿客袖梅花在、緑蘸寺橋春水生。
香が袖から入ってきたので梅の花が開いているのに気が付いた、綠が寺への橋のなみなみと注がれ、いっぱいになるように春水がうまれていた。
○香穿 香が入り込む。 ○客袖 陸游自身の袖。○緑蘸 透きとった水がひたひたになる。 ○春水生 これから春の水になっていく。
香、綠、春水、蘸艶歌に使われる用語で構成されている。後漢・六朝からつづく玉台新詠の流れのもので、艶歌は上流社会で、何より喜ばれた時代である。
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