李太白集 100《太白巻 三21長干行,二首之二》 李白kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6081
- 2015/05/31
- 21:34
長干行,二首之二
憶妾深閨裡,煙塵不曾識。
嫁與長干人,沙頭候風色。
五月南風興,思君下巴陵。
八月西風起,想君發揚子。
昔は奥の閨の中で籠ってばかりいて、浮世の辛苦は全く知らなかった。ところが、長干の人の所に嫁いできてから、夫がいつも舟で商売に出ているから、舟が着く沙頭に出て、天気の様子を見ては、夫の身を案じたのだ。長江の波は大波が淼淼として、その上、真っ暗で行くべき方向が分からなかった。船旅の人たちはてんぷくしてどこにいったのであろうか。
たまたま北客が名馬に乗じて長干に来たって、多くの美人を呼び集めた。
李太白集 100《太白巻 三21長干行,二首之二》 李白 | kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6081 |
襄陽・荊州・武昌・漢口・洞庭湖・金陵・揚州と遊ぶ。
長干行,二首之二
(長江下流の商人船頭の妻の生活、男女の愛を詠う。)二首の二
憶妾深閨裡,煙塵不曾識。
昔は奥の閨の中で籠ってばかりいて、浮世の辛苦は全く知らなかった。
嫁與長干人,沙頭候風色。
ところが、長干の人の所に嫁いできてから、夫がいつも舟で商売に出ているから、舟が着く沙頭に出て、天気の様子を見ては、夫の身を案じたのだ。
五月南風興,思君下巴陵。
真夏の五月になって、南からの風が強く起りだすと、夫が巴陵を下って長江を帰れば追い風であるからと心配する。
八月西風起,想君發揚子。
秋、八月になると強い西風が吹くと、夫が、揚子の辺りを出発してくれたらいいなとおもうのである。
去來悲如何,見少別離多。
湘潭幾日到,妾夢越風波。
昨夜狂風度,吹折江頭樹。
淼淼暗無邊,行人在何處。
北客真王公,朱衣滿江中。
日暮來投宿,數朝不肯東。
好乘浮雲驄,佳期蘭渚東。
鴛鴦綠蒲上,翡翠錦屏中。
自憐十五餘,顏色桃花紅。
那作商人婦,愁水復愁風。
(長干行,二首の二)
憶う妾が 深閨の裡,煙塵 曾って識らず。
長干の人に嫁與して,沙頭 風色を候す。
五月 南風興れば,君が巴陵を下るを思う。
八月 西風起れば,君が揚子を發せしを想う。
去來悲如何,見少別離多。
湘潭幾日到,妾夢越風波。
昨夜狂風度,吹折江頭樹。
淼淼暗無邊,行人在何處。
北客真王公,朱衣滿江中。
日暮來投宿,數朝不肯東。
好乘浮雲驄,佳期蘭渚東。
鴛鴦綠蒲上,翡翠錦屏中。
自憐十五餘,顏色桃花紅。
那作商人婦,愁水復愁風。
『長干行』 現代語訳と訳註
(本文)
長干行,二首之二
憶妾深閨裡,煙塵不曾識。
嫁與長干人,沙頭候風色。
五月南風興,思君下巴陵。
八月西風起,想君發揚子。
(下し文)
(長干行,二首の二)
憶う妾が 深閨の裡,煙塵 曾って識らず。
長干の人に嫁與して,沙頭 風色を候す。
五月 南風興れば,君が巴陵を下るを思う。
八月 西風起れば,君が揚子を發せしを想う。
(現代語訳)
(長江下流の商人船頭の妻の生活、男女の愛を詠う。)二首の二
昔は奥の閨の中で籠ってばかりいて、浮世の辛苦は全く知らなかった。
ところが、長干の人の所に嫁いできてから、夫がいつも舟で商売に出ているから、舟が着く沙頭に出て、天気の様子を見ては、夫の身を案じたのだ。
真夏の五月になって、南からの風が強く起りだすと、夫が巴陵を下って長江を帰れば追い風であるからと心配する。
秋、八月になると強い西風が吹くと、夫が、揚子の辺りを出発してくれたらいいなとおもうのである。
(訳注)
長干行,二首之二
(長江下流の商人船頭の妻の生活、男女の愛を詠う。)二首の二
行は、うた。長干は今の南京の南にある小さな町。出稼ぎの商人たちの居住した町。
楽府「雑曲歌辞」長江下流の商人船頭の妻の生活を詠う。男女の愛を歌ったもので、六朝時代の楽府、風俗歌を下敷きにしている。
憶妾深閨裡,煙塵不曾識。
昔は奥の閨の中で籠ってばかりいて、浮世の辛苦は全く知らなかった。
煙塵 浮世の辛苦のこと。
嫁與長干人,沙頭候風色。
ところが、長干の人の所に嫁いできてから、夫がいつも舟で商売に出ているから、舟が着く沙頭に出て、天気の様子を見ては、夫の身を案じたのだ。
候風色 風向きや空の色を注意してみる。
五月南風興,思君下巴陵。
真夏の五月になって、南からの風が強く起りだすと、夫が巴陵を下って長江を帰れば追い風であるからと心配する。
五月南風 真夏の五月になって、南からの風が強く吹きはじめる。
巴陵 西晋が成立すると280年(太康元年)には巴陵県が、291年(元康元年)には巴陵郡へと改編されている。隋代になると新た ... されている. 岳州は中華民国まで踏襲され、1913年に岳州巴陵県を岳陽県と改称している。1983年に地級市に昇格し現在に至っている。
八月西風起,想君發揚子。
秋、八月になると強い西風が吹くと、夫が、揚子の辺りを出発してくれたらいいなとおもうのである。
揚子 この時代には長江のこと。
襄陽・荊州・武昌・漢口・洞庭湖・金陵・揚州と遊ぶ。
長干行,二首之二
(長江下流の商人船頭の妻の生活、男女の愛を詠う。)二首の二
憶妾深閨裡,煙塵不曾識。
昔は奥の閨の中で籠ってばかりいて、浮世の辛苦は全く知らなかった。
嫁與長干人,沙頭候風色。
ところが、長干の人の所に嫁いできてから、夫がいつも舟で商売に出ているから、舟が着く沙頭に出て、天気の様子を見ては、夫の身を案じたのだ。
五月南風興,思君下巴陵。
真夏の五月になって、南からの風が強く起りだすと、夫が巴陵を下って長江を帰れば追い風であるからと心配する。
八月西風起,想君發揚子。
秋、八月になると強い西風が吹くと、夫が、揚子の辺りを出発してくれたらいいなとおもうのである。
去來悲如何,見少別離多。
この風があって帰ってこられず、妻はどれだけ悲しいことか、帰ってきて、相見る事が出来るというのは稀であって、多くは、すぐに舟で出かけて仕舞うので、多くの時は別離しているのである。
湘潭幾日到,妾夢越風波。
今でも、夫は、長江を遡り、洞庭湖に入り、湘江のある潭州には何時ごろ到着されるのか、妻の夢は、はるばる風波を越えて、湘潭に行くことである。
昨夜狂風度,吹折江頭樹。
ところが、昨夜、狂ったように強風が吹き、江頭の樹木を吹き倒し、折り尽くした。
淼淼暗無邊,行人在何處。
長江の波は大波が淼淼として、その上、真っ暗で行くべき方向が分からなかった。船旅の人たちはてんぷくしてどこにいったのであろうか。
北客真王公,朱衣滿江中。
たまたま北客が名馬に乗じて長干に来たって、多くの美人を呼び集めた。
日暮來投宿,數朝不肯東。
好乘浮雲驄,佳期蘭渚東。
鴛鴦綠蒲上,翡翠錦屏中。
自憐十五餘,顏色桃花紅。
那作商人婦,愁水復愁風。
(長干行,二首の二)
憶う妾が 深閨の裡,煙塵 曾って識らず。
長干の人に嫁與して,沙頭 風色を候す。
五月 南風興れば,君が巴陵を下るを思う。
八月 西風起れば,君が揚子を發せしを想う。
去來 悲しみ如何【いかん】,見ること少くして別離は多くす。
湘潭 幾日か到らん,妾が夢は風波を越ゆ。
昨夜 狂風度り,吹き折る江頭の樹。
淼淼【びゅうびゅう】として暗きこと邊無し,行人 何處にか在る。
北客は真王公なり,朱衣 江中に滿つ。
日暮れて投宿に來る,數ば朝に 肯えて東せず。
好し 浮雲の驄に乘じ,佳期 蘭渚の東。
鴛鴦は 綠蒲の上,翡翠は 錦屏の中。
自ら憐れむ十五の餘,顏色 桃花紅なり。
那ぞ商人の婦と作って,水を愁い 復た風を愁う。
『長干行』 現代語訳と訳註
(本文)
去來悲如何,見少別離多。
湘潭幾日到,妾夢越風波。
昨夜狂風度,吹折江頭樹。
淼淼暗無邊,行人在何處。
北客真王公,朱衣滿江中。
(下し文)
去來 悲しみ如何【いかん】,見ること少くして別離は多くす。
湘潭 幾日か到らん,妾が夢は風波を越ゆ。
昨夜 狂風度り,吹き折る江頭の樹。
淼淼【びゅうびゅう】として暗きこと邊無し,行人 何處にか在る。
北客は真王公なり,朱衣 滿江の中。
(現代語訳)
この風があって帰ってこられず、妻はどれだけ悲しいことか、帰ってきて、相見る事が出来るというのは稀であって、多くは、すぐに舟で出かけて仕舞うので、多くの時は別離しているのである。
今でも、夫は、長江を遡り、洞庭湖に入り、湘江のある潭州には何時ごろ到着されるのか、妻の夢は、はるばる風波を越えて、湘潭に行くことである。
ところが、昨夜、狂ったように強風が吹き、江頭の樹木を吹き倒し、折り尽くした。
長江の波は大波が淼淼として、その上、真っ暗で行くべき方向が分からなかった。船旅の人たちはてんぷくしてどこにいったのであろうか。
たまたま北客が名馬に乗じて長干に来たって、多くの美人を呼び集めた。
(訳注)
長干行,二首之二
(長江下流の商人船頭の妻の生活、男女の愛を詠う。)二首の二
行は、うた。長干は今の南京の南にある小さな町。出稼ぎの商人たちの居住した町。
楽府「雑曲歌辞」長江下流の商人船頭の妻の生活を詠う。男女の愛を歌ったもので、六朝時代の楽府、風俗歌を下敷きにしている。
去來悲如何,見少別離多。
この風があって帰ってこられず、妻はどれだけ悲しいことか、帰ってきて、相見る事が出来るというのは稀であって、多くは、すぐに舟で出かけて仕舞うので、多くの時は別離しているのである。
湘潭幾日到,妾夢越風波。
今でも、夫は、長江を遡り、洞庭湖に入り、湘江のある潭州には何時ごろ到着されるのか、妻の夢は、はるばる風波を越えて、湘潭に行くことである。
湘潭 洞庭湖に入り、湘江のある潭州
潭州 李商隠 :kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ李商隠特集 41
昨夜狂風度,吹折江頭樹。
ところが、昨夜、狂ったように強風が吹き、江頭の樹木を吹き倒し、折り尽くした。
淼淼暗無邊,行人在何處。
長江の波は大波が淼淼として、その上、真っ暗で行くべき方向が分からなかった。船旅の人たちはてんぷくしてどこにいったのであろうか。
淼淼 水面が果てしなく広がっているさま。淼漫。
北客真王公,朱衣滿江中。
たまたま北客が名馬に乗じて長干に来たって、多くの美人を呼び集めた。
朱衣 朱色の衣服。四位・五位の官人が着用した。あけごろもの女妓。ここでは、しけで長宿する場合芸妓と遊ぶ。
潭州 李商隠
潭州官舎暮樓空、今古無端人望中。
湘涙浅深滋竹色、楚歌重畳怨蘭叢。
陶公戦艦空灘雨、賈傅承塵破廟風。
目断故園人不至、松醪一酔與誰同。
潭州の役所、夕闇せまるころ楼台は誰もいなくて静かなたたずまい、今と昔、いつもどおり何の変りもなくされていることが世間の人々が寄せる信頼や、尊敬の念をもたせているのです湘水のほとりで劉蕡に流した涙は、むかし舜帝の死に泣いた二人の妃、その涙を写すまだらの竹が、雨に濡れて鮮やかに浮かび上がっているし、楚の国を追われた屈原が悲しみを托した蘭の茂みに繰り返し怨みの風が吹き付ける。この地でかつて陶侃(とうかん)は、戦艦を建造して勝利を収めたが、その岩のある急流に今はただ雨が降り注いでいる。この地にかつて賈誼は太傅として流され、死の影に怯えて鵩鳥の賦を作ったが、その崩れかけた廟に今は風が吹き寄せているのだ。
ふるさとの故郷の田園に目を凝らしても何も見えず、待つ人の座主はかえって来る気配もない。松の酒で酔いながら劉蕡のことを偲びたかったけれど、誰とこの酒酌み交わそうというのか。
726年開元十四年26歳
襄陽・荊州・武昌・漢口・洞庭湖・金陵・揚州と遊ぶ。
作地點: 江寧(江南東道 / 潤州 / 江寧)
及地點:
長干 (江南東道 潤州 江寧)
望夫石 (淮南道 濠州 塗山) 別名:望夫臺
瞿塘峽 (山南東道 夔州 夔州) 別名:瞿塘
灩澦堆 (山南東道 夔州 夔州)
長風沙 (淮南道 舒州 舒州)
長干行,二首之一 #1
妾髮初覆額,折花門前劇。
郎騎竹馬來,遶床弄青梅。
同居長干里,兩小無嫌猜。
十四為君婦,羞顏未嘗開。
低頭向暗壁,千喚不一回。
(長江下流の商人船頭の妻の生活、男女の愛を詠う。)
私の髪がやっと額を覆うようになってきた頃、何の憂いもなく、門前のあたりで花を摘んで遊んでいた。
我が夫もそのころは竹馬に乗ってやってきて、寝床のまわりを回っては青い梅の実をもてあそんでいたのだ。
何せ、同じように長干の里にいて、幼い二人とも何の疑いもなく、仲睦まじかったのである。
14歳であなたの妻になり、恥ずかしさで、はにかんで笑顔も作れないままだった。
うなだれて壁に向かっては、千度呼ばれても、一度も振り向かないでいた。
#2
十五始展眉,願同塵與灰。
常存抱柱信,豈上望夫臺?
十六君遠行,瞿塘灩澦堆。
五月不可觸,猿聲天上哀。
門前遲行跡,一一生綠苔。
15歳でやっと眉をほころばせて笑うことができるようになり、ともに寄り添い灰になるまで一緒にいたいと願うようになった。
あなたの愛は尾生の抱柱の信のように堅固でしたから、わたしが望夫臺に上って夫の帰りを待ちわびるようになろうとは思いもしなかった。
16歳になったとき、あなたは遠くへ旅立ち、長江の難所である瞿塘峡、灔澦堆の方にいったのだ。
5月の増水期にはとても近づくことも出来ないところで、そこには野猿がいて、その泣き声だけが大空に悲しそうに響きわたるという。
新居の門前には、あなたが旅立ちの時、行ったり、戻ったりしていたその足跡の上には、いまは一つ一つと青いコケが生えてきている。
その苔が深くびっしりと生えていて、とても払いきれるものではない、そこに枯れ葉が落ちはじめて、早くも秋風が吹いている。
#3
苔深不能掃,落葉秋風早。
八月蝴蝶來,雙飛西園草。
感此傷妾心,坐愁紅顏老。
早晚下三巴,預將書報家。
相迎不道遠,直至長風沙。
その苔が深くびっしりと生えていて、とても払いきれるものではない、そこに枯れ葉が落ちはじめて、早くも秋風が吹いている。
仲秋の八月には、つがいの蝶が飛んできて、二羽ならんで西の庭園の草花の上を仲良く並んで飛び回る。
それを見るとおもわず心にあなたを思い、私の心は痛み、若妻の紅顏が老いゆくのをむなしく悲しむばかりなのだ。
いったいいつになったら三巴の長江を下って帰えってくるのだろうか、そのときはあらかじめ我が家に手紙で知らせてほしいのだ。
夫のための迎えをするのに、遠いと思うことなどないし、このまままっすぐに、長風沙まででもいこうとするのだ。
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(長干行,二首 其の一)
妾が髮初めて額を覆ふとき、花を折って門前に劇【たはむ】る。』
郎は竹馬に騎って來り、床を遶りて青梅を弄す。
同じく長干の里に居り、兩つながら小【おさな】くして嫌猜無し。
十四 君が婦と為り、羞顏 未だ嘗て開かず。
頭を低れて暗壁に向ひ、千喚に一も回(めぐ)らさず。
#2
十五 始めて眉を展べ、願はくは塵と灰とを同じゅうせん。
常に抱柱の信を存し、豈に望夫臺に上らんや。
十六 君遠く行く、瞿塘 艶澦堆。
五月 觸るべからず、猿鳴 天上に哀し。
門前 遲行の跡、一一 綠苔を生ず。』
#3
苔深くして掃ふ能はず、落葉 秋風早し
八月 蝴蝶來り、雙び飛ぶ西園の草
此に感じて妾が心を傷ましめ、坐【そぞろ】に愁ふ紅顏の老ゆるを。』
早晩三巴を下らん、預【あらかじ】め書を將って家に報ぜよ
相ひ迎ふるに遠きを道【い】はず、直ちに至らん長風沙』
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<!--[endif]-->
長干行,二首之二
憶妾深閨裡,煙塵不曾識。
嫁與長干人,沙頭候風色。
五月南風興,思君下巴陵。
八月西風起,想君發揚子。
(長江下流の商人船頭の妻の生活、男女の愛を詠う。)二首の二
昔は奥の閨の中で籠ってばかりいて、浮世の辛苦は全く知らなかった。
ところが、長干の人の所に嫁いできてから、夫がいつも舟で商売に出ているから、舟が着く沙頭に出て、天気の様子を見ては、夫の身を案じたのだ。
真夏の五月になって、南からの風が強く起りだすと、夫が巴陵を下って長江を帰れば追い風であるからと心配する。
秋、八月になると強い西風が吹くと、夫が、揚子の辺りを出発してくれたらいいなとおもうのである。
去來悲如何,見少別離多。
湘潭幾日到,妾夢越風波。
昨夜狂風度,吹折江頭樹。
淼淼暗無邊,行人在何處。
北客真王公,朱衣滿江中。
この風があって帰ってこられず、妻はどれだけ悲しいことか、帰ってきて、相見る事が出来るというのは稀であって、多くは、すぐに舟で出かけて仕舞うので、多くの時は別離しているのである。
今でも、夫は、長江を遡り、洞庭湖に入り、湘江のある潭州には何時ごろ到着されるのか、妻の夢は、はるばる風波を越えて、湘潭に行くことである。
ところが、昨夜、狂ったように強風が吹き、江頭の樹木を吹き倒し、折り尽くした。
長江の波は大波が淼淼として、その上、真っ暗で行くべき方向が分からなかった。船旅の人たちはてんぷくしてどこにいったのであろうか。
たまたま北客が名馬に乗じて長干に来たって、多くの美人を呼び集めた。
日暮來投宿,數朝不肯東。
好乘浮雲驄,佳期蘭渚東。
鴛鴦綠蒲上,翡翠錦屏中。
自憐十五餘,顏色桃花紅。
那作商人婦,愁水復愁風。
日暮れには大勢の人がこの街の宿に投宿した。数多くの人がこの朝になっても東にむかうことができなかった。
もしうまく浮浪雲の乗っていくことが出来れば、逢瀬の約束の日を蘭渚の東において出会い、酒盛りをすることが出来るだろう。
江を眺めれば綠蒲の上には鴛鴦がみえるし、部屋内の錦屏の中には翡翠が描かれ、そこに美人たちが騒いでいる。
その光景を見れば、夫と一緒に居れない自分は十五を過ぎたばかりで、桃花に似た紅色の顔立ちであるから、嫁に来ていなければあの北客の宴の美人たちに負けない。
すでに、商人の妻になっているので、美人たちのようなことはできない、だから、こうして増水した水を心配し、それから、風が吹いたら愁い、始終くよくよして一生を過ごしていくのだと思っている。
(長干行,二首の二)
憶う妾が 深閨の裡,煙塵 曾って識らず。
長干の人に嫁與して,沙頭 風色を候す。
五月 南風興れば,君が巴陵を下るを思う。
八月 西風起れば,君が揚子を發せしを想う。
去來 悲しみ如何【いかん】,見ること少くして別離は多くす。
湘潭 幾日か到らん,妾が夢は風波を越ゆ。
昨夜 狂風度り,吹き折る江頭の樹。
淼淼【びゅうびゅう】として暗きこと邊無し,行人 何處にか在る。
北客は真王公なり,朱衣 江中に滿つ。
日暮れて投宿に來る,數ば朝に 肯えて東せず。
好し 浮雲の驄に乘じ,佳期 蘭渚の東。
鴛鴦は 綠蒲の上,翡翠は 錦屏の中。
自ら憐れむ十五の餘,顏色 桃花紅なり。
那ぞ商人の婦と作って,水を愁い 復た風を愁う。
『長干行』 現代語訳と訳註
(本文)
長干行,二首之二 #3
日暮來投宿,數朝不肯東。
好乘浮雲驄,佳期蘭渚東。
鴛鴦綠蒲上,翡翠錦屏中。
自憐十五餘,顏色桃花紅。
那作商人婦,愁水復愁風。
(下し文)
日暮れて投宿に來る,數ば朝に 肯えて東せず。
好し 浮雲の驄に乘じ,佳期 蘭渚の東。
鴛鴦は 綠蒲の上,翡翠は 錦屏の中。
自ら憐れむ十五の餘,顏色 桃花紅なり。
那ぞ商人の婦と作って,水を愁い 復た風を愁う。
(現代語訳)
日暮れには大勢の人がこの街の宿に投宿した。数多くの人がこの朝になっても東にむかうことができなかった。
もしうまく浮浪雲の乗っていくことが出来れば、逢瀬の約束の日を蘭渚の東において出会い、酒盛りをすることが出来るだろう。
江を眺めれば綠蒲の上には鴛鴦がみえるし、部屋内の錦屏の中には翡翠が描かれ、そこに美人たちが騒いでいる。
その光景を見れば、夫と一緒に居れない自分は十五を過ぎたばかりで、桃花に似た紅色の顔立ちであるから、嫁に来ていなければあの北客の宴の美人たちに負けない。
すでに、商人の妻になっているので、美人たちのようなことはできない、だから、こうして増水した水を心配し、それから、風が吹いたら愁い、始終くよくよして一生を過ごしていくのだと思っている。
(訳注)
長干行,二首之二
(長江下流の商人船頭の妻の生活、男女の愛を詠う。)二首の二
行は、うた。長干は今の南京の南にある小さな町。出稼ぎの商人たちの居住した町。
楽府「雑曲歌辞」長江下流の商人船頭の妻の生活を詠う。男女の愛を歌ったもので、六朝時代の楽府、風俗歌を下敷きにしている。
日暮來投宿,數朝不肯東。
日暮れには大勢の人がこの街の宿に投宿した。数多くの人がこの朝になっても東にむかうことができなかった。
好乘浮雲驄,佳期蘭渚東。
もしうまく浮浪雲の乗っていくことが出来れば、逢瀬の約束の日を蘭渚の東において出会い、酒盛りをすることが出来るだろう。
浮雲驄 漢文帝、良馬九匹 文帝自代還。有良馬九匹。皆天下之駿馬也。一名浮雲。一名赤電。一名絶群。一名逸驃。一名紫鷰騮。一名綠螭驄。一名龍子。一名麟駒。一名絶塵。號為九逸。有來宣能御。代王號為王良。倶還代邸。漢の文帝は代王時代に天下の名馬九匹を所有していた。「浮雲」「赤電」「絶群」「逸驃」「紫鷰騮」「綠螭驄」「龍子」「麟駒」「絶塵」という名前であった。ここは、男たちが天候によって旅に出られないことをいう。
佳期 逢瀬の約束の日。
蘭渚東 蘭は蘭房、蘭閨など妓女の部屋などを意味するし、東は美人、春の意味。
鴛鴦綠蒲上,翡翠錦屏中。
江を眺めれば綠蒲の上には鴛鴦がみえるし、部屋内の錦屏の中には翡翠が描かれ、そこに美人たちが騒いでいる。
鴛鴦 おしどり。妻が一人で居ることに悲哀を感じさせる。
綠蒲 鴛鴦は砂浜にツガイでいるものであるが、ここは陸上を意味する座敷の宴会のこと。
翡翠 カワセミの雄は赤の羽、雌は翠の羽で、帷帳、屏風をかざる。
自憐十五餘,顏色桃花紅。
その光景を見れば、夫と一緒に居れない自分は十五を過ぎたばかりで、桃花に似た紅色の顔立ちであるから、嫁に来ていなければあの北客の宴の美人たちに負けない。
那作商人婦,愁水復愁風。
すでに、商人の妻になっているので、美人たちのようなことはできない、だから、こうして増水した水を心配し、それから、風が吹いたら愁い、始終くよくよして一生を過ごしていくのだと思っている。
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