李太白集 206《太白巻12-1 安陸白兆山桃花岩寄劉侍御綰》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6611
- 2015/09/14
- 22:31
雲臥三十年,好閒復愛仙。蓬壺雖冥絕,鸞鶴心悠然。
歸來桃花巖,得憩雲窗眠。對嶺人共語,飲潭猿相連。時昇翠微上,邈若羅浮巔。
(李白が再び安陸縣西の白兆山なる桃花巖に籠ったに就いて、侍御史の劉綰に寄せた詩である)
われ、山にこもり白雲に臥して暮らして30年、その間、生来の閑暇を好んで隠遁し、それはまた神仙の道を愛しているからである。
蓬萊山は杳冥の際にありと雖も、悠悠として鸞鶴に驂せんとする志は依然として残っている。のような心はゆったりとしています。
こうして、今回、再び安陸縣西の白兆山なる桃花巖下に帰ってきて棲み、雲窓のもとに休息することとなった。山中には屋舎もとより稀であるため、山嶺をへだてて人とともに語り合い、猿は、潭水を飲むために、手を取り合って下って来るのである。
それから、時には、翠微の上に登れば、邈として、羅浮山の絶巓のような気がする。
李太白集 206《太白巻12-1 安陸白兆山桃花岩寄劉侍御綰》 李白 | kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 6611 |
207-#1 《(改訂版) 巻12-1 安陸白兆山桃花岩寄劉侍御綰 -#1》Index-13 Ⅱ― 8-733年開元二十一年33歳
年:733年開元二十一年33歳
卷別: 卷一七二 李太白集巻12 文體: 五言古詩
詩題: 安陸白兆山桃花巖寄劉侍御綰【春歸桃花巖貽許侍御】
作地點: 白兆山(淮南道 / 安州 / 白兆山)
及地點: 白兆山 (淮南道 安州白兆山) 別名:北山
桃花巖 (淮南道 安州 安陸)
羅浮山 (嶺南道東部 無第二級行政層級羅浮山)
交遊人物:劉綰 書信往來(京畿道 京兆府 長安)
安陸白兆山桃花巖寄劉侍御綰 #1
(李白が再び安陸縣西の白兆山なる桃花巖に籠ったに就いて、侍御史の劉綰に寄せた詩である)
雲臥三十年,好閒復愛仙。
われ、山にこもり白雲に臥して暮らして30年、その間、生来の閑暇を好んで隠遁し、それはまた神仙の道を愛しているからである。
蓬壺雖冥絕,鸞鶴心悠然。
蓬萊山は杳冥の際にありと雖も、悠悠として鸞鶴に驂せんとする志は依然として残っている。
のような心はゆったりとしています。
【幼采紫房談,早愛滄溟仙。心跡頗相誤,世事空徂遷。歸來丹巖曲,得憩青霞眠】。
歸來桃花巖,得憩雲窗眠。
こうして、今回、再び安陸縣西の白兆山なる桃花巖下に帰ってきて棲み、雲窓のもとに休息することとなった。
對嶺人共語,飲潭猿相連。
山中には屋舎もとより稀であるため、山嶺をへだてて人とともに語り合い、猿は、潭水を飲むために、手を取り合って下って来るのである。
時昇翠微上,邈若羅浮巔。
それから、時には、翠微の上に登れば、邈として、羅浮山の絶巓のような気がする。
#2
兩岑抱東壑,一嶂橫西天。
樹雜日易隱,崖傾月難圓。【崖傾月難延】
芳草換野色,飛蘿搖春煙。
入遠構石室,選幽開上田。
獨此林下意,杳無區中緣。
永辭霜臺客,千載方來旋。
(安陸の白兆山桃花巌にて劉侍御綰に寄す)
雲臥すること三十年、閑を好み復(ま)た仙を愛す。
蓬壷【ほうこ】 冥絶すと雖も、鸞鳳 心 悠然。
帰り来る桃花巌【とうかがん】 、雲窻【うんそう】に憩うて眠るを得たり。
嶺に対して人は共に語り、潭に飲んで猿 相い連なる。
時に翠微【すいび】の上に昇れば、邈【ばく】として羅浮【ふら】の巓【いただき】の若し。
<!--[if !supportLineBreakNewLine]-->
<!--[endif]-->
両岑 東壑【とうがく】を抱き、一嶂 西天を横たう。
樹 雑にして 日 隠れ易く、崖 傾いて 月 円【まどか】なり難し。
芳草 野色を換え、飛蘿【ひら】 春煙を揺るがす。
遠きに入りて石室を構え、 幽きを選んで 山田【さんでん】を開く。
獨 此の林下の意、杳【よう】として区中【くちゅう】の縁無し。
永く霜台の客を辞し、千載【せんざい】 方【まさ】に来り 旋【かえ】らん。
『安陸白兆山桃花巖寄劉侍御綰』 現代語訳と訳註解説
(本文)
安陸白兆山桃花巖寄劉侍御綰 #1
雲臥三十年,好閒復愛仙。
蓬壺雖冥絕,鸞鶴心悠然。
【幼采紫房談,早愛滄溟仙。心跡頗相誤,世事空徂遷。歸來丹巖曲,得憩青霞眠】。
歸來桃花巖,得憩雲窗眠。
對嶺人共語,飲潭猿相連。
時昇翠微上,邈若羅浮巔。
(下し文)
(安陸の白兆山桃花巌にて劉侍御綰に寄す)
雲臥すること三十年、閑を好み復(ま)た仙を愛す。
蓬壷【ほうこ】 冥絶すと雖も、鸞鳳 心 悠然。
帰り来る桃花巌【とうかがん】 、雲窻【うんそう】に憩うて眠るを得たり。
嶺に対して人は共に語り、潭に飲んで猿 相い連なる。
時に翠微【すいび】の上に昇れば、邈【ばく】として羅浮【ふら】の巓【いただき】の若し。
(現代語訳)
(李白が再び安陸縣西の白兆山なる桃花巖に籠ったに就いて、侍御史の劉綰に寄せた詩である)
われ、山にこもり白雲に臥して暮らして30年、その間、生来の閑暇を好んで隠遁し、それはまた神仙の道を愛しているからである。
蓬萊山は杳冥の際にありと雖も、悠悠として鸞鶴に驂せんとする志は依然として残っている。
のような心はゆったりとしています。
こうして、今回、再び安陸縣西の白兆山なる桃花巖下に帰ってきて棲み、雲窓のもとに休息することとなった。
山中には屋舎もとより稀であるため、山嶺をへだてて人とともに語り合い、猿は、潭水を飲むために、手を取り合って下って来るのである。
それから、時には、翠微の上に登れば、邈として、羅浮山の絶巓のような気がする。
(訳注)
安陸白兆山桃花巖寄劉侍御綰 #1
(李白が再び安陸縣西の白兆山なる桃花巖に籠ったに就いて、侍御史の劉綰に寄せた詩である)
白兆山 淮南道 安州 白兆山) 別名:北山 安陸縣西30里に在る。一統志「伯兆山は徳安府城の西30里に在り、下に桃花巖、及び李白の読書室あり。」とある。別のテクストには733年開元二十一年春、桃花巖に帰って許侍御に貽るとある。
【起六句:幼采紫房談,早愛滄溟仙。心跡頗相誤,世事空徂遷。歸來丹巖曲,得憩青霞眠】。
雲臥三十年,好閒復愛仙。
われ、山にこもり白雲に臥して暮らして30年、その間、生来の閑暇を好んで隠遁し、それはまた神仙の道を愛しているからである。
○雲臥 道家が山中に入って隠遁する。自然に同化し、白雲に臥す。
○愛仙 道教の神仙の道
蓬壺雖冥絕,鸞鶴心悠然。
蓬萊山は杳冥の際にありと雖も、悠悠として鸞鶴に驂せんとする志は依然として残っている。
のような心はゆったりとしています。
○蓬壺 蓬莱山とおなじ。中国東方の海中にあって、不老不死の仙人が住むところ。
古風,五十九首之四十八
秦皇按寶劍,赫怒震威神。
逐日巡海右,驅石駕滄津。
徵卒空九宇,作橋傷萬人。
但求蓬島藥,豈思農雇春。
力盡功不贍,千載為悲辛。
48 《古風五十九首之四十八》Index-26Ⅳ-1 747年天寶六年47歳467古風,五十九首之四十八秦皇按寶劍, <48> Ⅰ李白詩1211 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4603
○冥絕 果てしなく遠いさま。手の届かない存在。
○鸞鶴 想像上の鳥。天子の乗る御車。
○悠然 ゆったりとしたさま。
歸來桃花巖,得憩雲窗眠。
こうして、今回、再び安陸縣西の白兆山なる桃花巖下に帰ってきて棲み、雲窓のもとに休息することとなった。
○桃花巖 (淮南道安州 安陸)山巖名。 現在の湖北省安陸縣, 李白が讀書をした處。
對嶺人共語,飲潭猿相連。
山中には屋舎もとより稀であるため、山嶺をへだてて人とともに語り合い、猿は、潭水を飲むために、手を取り合って下って来るのである。
<!--[if !supportLineBreakNewLine]-->
<!--[endif]-->
時昇翠微上,邈若羅浮巔。
それから、時には、翠微の上に登れば、邈として、羅浮山の絶巓のような気がする。
○昇 のぼる。成熟する。
○翠微 1 薄緑色にみえる山のようす。また、遠方に青くかすむ山。2 山の中腹。八合目あたりのところ。
○邈 ばく はるか、はなれる。もだえる。
○羅浮 羅浮山のこと。広東省恵州市博楽県長寧鎮にある。 広州の東90キロに位置する羅浮山は古くは東樵山といわれ南海の西樵山と姉妹関係にある。広東四大名山の一つで、道教の聖地として中国十大名山の一つにも数えられている。主峰飛雲頂は海抜1296m、は香港の北、広州市の東、東莞市の北東に所在する山である。広東省の道教の聖地「羅浮山」羅浮仙ラフセン:隋の趙師雄が梅の名所の羅浮山で羅をまとった美女と出会い酒を酌み交わす酒に酔い伏し梅の樹の下で気が付いた美女は梅の精で羅浮仙ラフセンと呼ばれた故事もある。
李白『江西送友人之羅浮』
爾去之羅浮、我還憩峨眉。
中閥道萬里、霞月逼相思。
如尋楚狂子、瓊樹有芳枝。
李白『金陵江上遇蓬池隱者』
心愛名山游、身隨名山遠。
羅浮麻姑台、此去或未返。
初発石首城 謝霊運(康楽) 詩<56-#3>Ⅱ李白に影響を与えた詩446 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1155
初發石首城
「游當羅浮行,息必廬霍期。越海淩三山,遊湘曆九嶷。」游びには當に羅浮【らふ】に行くべし,息うは必ず廬 霍に期す。海を越えて三山を淩ぎ,湘に遊びて九嶷【きゅうぎ】を曆ん。
○巔 てん 山頂。ものの上側。おちる。
安陸白兆山桃花巖寄劉侍御綰 #1
(李白が再び安陸縣西の白兆山なる桃花巖に籠ったに就いて、侍御史の劉綰に寄せた詩である)
雲臥三十年,好閒復愛仙。
われ、山にこもり白雲に臥して暮らして30年、その間、生来の閑暇を好んで隠遁し、それはまた神仙の道を愛しているからである。
蓬壺雖冥絕,鸞鶴心悠然。
蓬萊山は杳冥の際にありと雖も、悠悠として鸞鶴に驂せんとする志は依然として残っている。
のような心はゆったりとしています。
【幼采紫房談,早愛滄溟仙。心跡頗相誤,世事空徂遷。歸來丹巖曲,得憩青霞眠】。
歸來桃花巖,得憩雲窗眠。
こうして、今回、再び安陸縣西の白兆山なる桃花巖下に帰ってきて棲み、雲窓のもとに休息することとなった。
對嶺人共語,飲潭猿相連。
山中には屋舎もとより稀であるため、山嶺をへだてて人とともに語り合い、猿は、潭水を飲むために、手を取り合って下って来るのである。
時昇翠微上,邈若羅浮巔。
それから、時には、翠微の上に登れば、邈として、羅浮山の絶巓のような気がする。
#2
兩岑抱東壑,一嶂橫西天。
その山を形成している、二つの岑峰が東の谷を抱いてそそり立ち、屏風のような一嶂は西の空に横たわっている。
樹雜日易隱,崖傾月難圓。【崖傾月難延】
もとより、樹々紛雜に茂り合って日陰になりやすく、崖壁は急傾斜で危険そのもの、ここに登る 満月もその形が丸くなり難く見えにくい。
芳草換野色,飛蘿搖春煙。
そして、芳草は、ほのかにかおりをはなちつつ、野色を変化させてゆく、なびく飛蘿は木々にはびこり、まるで春霞のようはゆらめいている。
入遠構石室,選幽開上田。
遠く山中に石室をかまえ、分け入って、幽遂の場所を選んで高いところに山田をひらいた。
獨此林下意,杳無區中緣。
こうして、ひとり山中桃花巖の奥深くわけいって林下に、読書室で楽しむ気持ちであり、世間との縁は杳然として絶無というということになってしまったということだ。
永辭霜臺客,千載方來旋。
私は、霜臺にときめく劉綰侍御史の客分となり、そして一時辞しておりましたが、千載の一時として、今ようやくこの地に帰って来たのでご報告します。
(安陸の白兆山桃花巌にて劉侍御綰に寄す)
雲臥すること三十年、閑を好み復(ま)た仙を愛す。
蓬壷【ほうこ】 冥絶すと雖も、鸞鳳 心 悠然。
帰り来る桃花巌【とうかがん】 、雲窻【うんそう】に憩うて眠るを得たり。
嶺に対して人は共に語り、潭に飲んで猿 相い連なる。
時に翠微【すいび】の上に昇れば、邈【ばく】として羅浮【ふら】の巓【いただき】の若し。
<!--[if !supportLineBreakNewLine]-->
<!--[endif]-->
両岑 東壑【とうがく】を抱き、一嶂 西天を横たう。
樹 雑にして 日 隠れ易く、崖 傾いて 月 円【まどか】なり難し。
芳草 野色を換え、飛蘿【ひら】 春煙を揺るがす。
遠きに入りて石室を構え、 幽きを選んで 山田【さんでん】を開く。
獨 此の林下の意、杳【よう】として区中【くちゅう】の縁無し。
永く霜台の客を辞し、千載【せんざい】 方【まさ】に来り 旋【かえ】らん。
『安陸白兆山桃花巖寄劉侍御綰』 現代語訳と訳註解説
(本文) #2
兩岑抱東壑,一嶂橫西天。
樹雜日易隱,崖傾月難圓。【崖傾月難延】
芳草換野色,飛蘿搖春煙。
入遠構石室,選幽開上田。
獨此林下意,杳無區中緣。
永辭霜臺客,千載方來旋。
(下し文)
両岑 東壑【とうがく】を抱き、一嶂 西天を横たう。
樹 雑にして 日 隠れ易く、崖 傾いて 月 円【まどか】なり難し。
芳草 野色を換え、飛蘿【ひら】 春煙を揺るがす。
遠きに入りて石室を構え、 幽きを選んで 山田【さんでん】を開く。
獨 此の林下の意、杳【よう】として区中【くちゅう】の縁無し。
永く霜台の客を辞し、千載【せんざい】 方【まさ】に来り 旋【かえ】らん。
(現代語訳)
その山を形成している、二つの岑峰が東の谷を抱いてそそり立ち、屏風のような一嶂は西の空に横たわっている。
もとより、樹々紛雜に茂り合って日陰になりやすく、崖壁は急傾斜で危険そのもの、ここに登る 満月もその形が丸くなり難く見えにくい。
そして、芳草は、ほのかにかおりをはなちつつ、野色を変化させてゆく、なびく飛蘿は木々にはびこり、まるで春霞のようはゆらめいている。
遠く山中に石室をかまえ、分け入って、幽遂の場所を選んで高いところに山田をひらいた。
こうして、ひとり山中桃花巖の奥深くわけいって林下に、読書室で楽しむ気持ちであり、世間との縁は杳然として絶無というということになってしまったということだ。
私は、霜臺にときめく劉綰侍御史の客分となり、そして一時辞しておりましたが、千載の一時として、今ようやくこの地に帰って来たのでご報告します。
安陸白兆山桃花巖寄劉侍御綰
(李白が再び安陸縣西の白兆山なる桃花巖に籠ったに就いて、侍御史の劉綰に寄せた詩である)
白兆山 淮南道 安州 白兆山) 別名:北山 安陸縣西30里に在る。一統志「伯兆山は徳安府城の西30里に在り、下に桃花巖、及び李白の読書室あり。」とある。別のテクストには733年開元二十一年春、桃花巖に帰って許侍御に貽るとある。
【起六句:幼采紫房談,早愛滄溟仙。心跡頗相誤,世事空徂遷。歸來丹巖曲,得憩青霞眠】。
兩岑抱東壑,一嶂橫西天。
その山を形成している、二つの岑峰が東の谷を抱いてそそり立ち、屏風のような一嶂は西の空に横たわっている。
○兩岑 二つの先のとがった山。 爾雅. 釋山第十一「河南華,河西嶽,河東岱,河北恒,江南衡。」「山小而高,岑。」
○壑 がく 谷間。あな。いわや。抱く東と横わる西が対句になる。
○一嶂 高く嶮しい山。屏風、障子のようにそばだった峰。
樹雜日易隱,崖傾月難圓。【崖傾月難延】
もとより、樹々紛雜に茂り合って日陰になりやすく、崖壁は急傾斜で危険そのもの、ここに登る 満月もその形が丸くなり難く見えにくい。
芳草換野色,飛蘿搖春煙。
そして、芳草は、ほのかにかおりをはなちつつ、野色を変化させてゆく、なびく飛蘿は木々にはびこり、まるで春霞のようはゆらめいている。
○飛蘿 サネカズラ(実葛、学名: Kadsura japonica)はマツブサ科サネカズラ属の常緑つる性木本。ふつう雌雄異株で、8月頃開く花は径1cmほど、10枚前後の白い花被に包まれ、中央におしべ、めしべがそれぞれ多数らせん状に集まる。雌花の花床は結実とともにふくらみ、キイチゴを大きくしたような真っ赤な丸い集合果をつくる。花は葉の陰に咲くが、果実の柄は伸びて7cmになることもあり、より目につくようになる。単果は径1cmほどで、全体では5cmほどになる。果実は個々に落ちて、あとにはやはり真っ赤なふくらんだ花床が残り、冬までよく目立つ。
入遠構石室,選幽開上田。
遠く山中に石室をかまえ、分け入って、幽遂の場所を選んで高いところに山田をひらいた。
獨此林下意,杳無區中緣。
こうして、ひとり山中桃花巖の奥深くわけいって林下に、読書室で楽しむ気持ちであり、世間との縁は杳然として絶無というということになってしまったということだ。
○杳 杳然。 くらい。はるかな。はっきりしない。 ここは悦楽を示唆する。
永辭霜臺客,千載方來旋。

- テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
- ジャンル:学問・文化・芸術
- カテゴリ:李太白集 巻十二
- CM:0
最新記事
- 長い間ブログを休校している件について (09/01)
- 李太白集 397《太白巻23-02效古二首其一》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7573 (04/04)
- 李太白集 396《太白巻二十二40憶東山二首 其二》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7568 (04/03)
- 李太白集 395《太白巻二十二39憶東山二首 其一》 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7563 (03/30)
- 李太白集 394《太白巻二十08杜陵絕句》 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7558 (03/29)
- 李太白集 393《太白巻十九18朝下過盧郎中敘舊游》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7553 (03/28)
- 李太白集 392《太白巻十八12金門答蘇秀才》 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7548 (03/27)
- 太白集 391《太白巻十九17下終南山過斛斯山人宿置酒》 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7543 (03/26)
- 太白集 390《太白巻十六33 送長沙陳太守,二首之二》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7538 (03/25)
- 李太白集 389《太白巻十六32 送長沙陳太守,二首之一》 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7533 (03/24)
- 李太白集 388《太白巻十六26 送祝八之江東賦得浣紗石》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7528 (03/23)
- 李太白集 387《太白巻十六23-《送白利從金吾董將軍西征》 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7523 (03/22)
- 李太白集 386《太白巻十六21 送族弟綰從軍安西》(漢家兵馬乘北風) 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7508 (03/19)
- 李太白集 385《太白巻十六18-3-《送外甥鄭灌從軍,三首之三》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7503 (03/18)
- 李太白集 384《太白巻十六18-2 送外甥鄭灌從軍,三首之二》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7498 (03/17)
- 李太白集 383《太白巻十六18-1 送外甥鄭灌從軍,三首之一》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7493 (03/16)
- 李太白集 382《太白巻十六13 送張遙之壽陽幕府》 (壽陽信天險,) 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7488 (03/15)
- 李太白集 381《太白巻十六10 送程劉二侍郎兼獨孤判官赴安西幕府》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7483 (03/14)
- 李太白集 381《太白巻十六10 送程劉二侍郎兼獨孤判官赴安西幕府》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7483 (03/13)
- 李太白集 380《太白巻十六08 送竇司馬貶宜春》 (天馬白銀鞍,) 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7478 (03/12)
- 李太白集 379《太白巻十四34 贈別王山人歸布山》(王子析道論,) 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7473 (03/11)
- 李太白集 378《太白巻十二06-夕霽杜陵登樓寄韋繇》 (浮陽滅霽景) 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7468 (03/10)
- 李太白集 377《太白巻巻十二05-《望終南山寄紫閣隱者》(出門見南山) 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7463 (03/09)
- 李太白集 376《太白巻八36 贈盧徵君昆弟》 (明主訪賢逸) 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7458 (03/08)
- 李太白集 375《太白巻八22 贈郭將軍》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7453 (03/07)
- 李太白集 374《太白巻六10-《同族弟金城尉叔卿燭照山水壁畫歌》 (高堂粉壁圖蓬瀛) 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7448 (03/06)
- 李太白集 373《太白巻六07 西嶽雲臺歌送丹丘子》 (西嶽崢嶸何壯哉) 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7443 (03/05)
- 李太白集 372《太白巻六05 玉壺吟》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7438 (03/04)
- 李太白集 371《太白巻卷六04-《侍從宜春苑,奉詔賦龍池柳色初青,聽新鶯百囀歌》 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7433 (03/03)
- 李太白集 370《太白巻五 24-秋思》 李白 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7428 (03/02)