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中間遂作梗,狼藉用戈鋋。
臨門送節制,以錫通天班。
破者以族滅,存者尚遷延。
禮數異君父,羈縻如羌零。」#-17
直求輸赤誠,所望大體全。
心からの忠誠を、たとえ要求してもどうしてそれが果されよう。現実には、形だけの平衡、ともかくも朝廷が存続されることで満足するより仕方がなかったのである。
巍巍政事堂,宰相厭八珍。
高く徳の高く尊いものである行攻の殿堂である、しかし、なに一つ実際の政治の討議もされず、大臣たちはただ八種の珍味に満腹しているだけなのである。
敢問下執事,今誰掌其權。
あえて私は書記官に問うてみたいと思う。それは為政の権は一休誰が掌握しているのか、いま天子の下にいて攻事をつかさどる大臣諸氏は、一体何をしているのか、ということなのだ。
瘡疽幾十載,不敢扶其根。
できものが膿み、潰瘍となって国家を苦しめる状態は、もう幾十年続いてしまっている。それにも拘らず、勇気をふるって、禍の根をその根もとからりさとろうとする者もいない。
國蹙賦更重,人稀役彌繁。』#-18

国家の実質支配の版図は年を追って縮小していった、残った土地に課せられる税は一層重くなっていった。人民が原籍をはなれて流民となり、死亡するにつれ、残った者への労役義務はますます比重を増していき、賦税徴収の回数が頻繁になっていくのもむしろ当然のことになった。
近年牛醫兒,城社更扳援。
盲目把大旆,處此京西藩。
樂禍忘怨敵,樹黨多狂狷。
生爲人所憚,死非人所憐。
快刀斷其頭,列若豬牛懸。」#-19

#17
中間 遂に梗(こう)を作(な)し、狼藉(ろうぜき) 戈鋋(かせん)を用う。
門に臨(のぞ)みて節制(せっせい)を送り、以て通天の班を錫(たも)う。
破れし者は以て族滅せられ、存れし者は尚お遷延す。
礼数(れいすう) 君父(くんぷ)に異なり、羈縻(きび)羌零(きょうれん)の如し』-#17

-18

直え赤誠(せきせい)輸さんことを求むるも,望む所は大體の全(まった)きのみ。

巍巍たる政事の堂,宰相は八珍に厭()く。

敢敢て 下執事に問う,今 誰か其の權を掌(つかさど)るや。

瘡疽(そうそ) 幾十載,敢て其の根を扶(えぐ)らず。

國 蹙(おとろ) えて 賦 更に重く,人 稀にして 役彌(いよ) いよ繁し。』-18


-#19
近年 牛医(ぎゅうい)の児(こ)、
城社(じょうしゃ)に更に扳援(はんえん)す。
盲目(もうもく)にして大旆(たいはい)を把(と)り、此の京西(けいせい)の藩(はん)に処(お)る。
禍(わざわい)を楽しみて怨敵(おんてき)を忘れ、党を樹てて狂狷(きょうけん)多し。
生きては人の憚(はばか)る所と為り、死しても人の憐む所に非ず。
快刀(かいとう) 其の頭(こうべ)を断(き)り、列(つら)ねらるること猪牛(ちょぎゅう)の懸(かけ)らるるに若(に)たり。



現代語訳と訳註
(本文)

直求輸赤誠,所望大體全。
巍巍政事堂,宰相厭八珍。
敢問下執事,今誰掌其權。
瘡疽幾十載,不敢扶其根。
國蹙賦更重,人稀役彌繁。』#-18


(下し文) -#18
直え赤誠(せきせい)輸さんことを求むるも,望む所は大體の全(まった)きのみ。
巍巍たる政事の堂,宰相は八珍に厭(あ)く。
敢敢て 下執事に問う,今 誰か其の權を掌(つかさど)るや。
瘡疽(そうそ) 幾十載,敢て其の根を扶(えぐ)らず。
國 蹙(おとろ) えて 賦 更に重く,人 稀にして 役彌(いよ) いよ繁し。』-18


(現代語訳)
心からの忠誠を、たとえ要求してもどうしてそれが果されよう。現実には、形だけの平衡、ともかくも朝廷が存続されることで満足するより仕方がなかったのである。
高く徳の高く尊いものである行攻の殿堂である、しかし、なに一つ実際の政治の討議もされず、大臣たちはただ八種の珍味に満腹しているだけなのである。
あえて私は書記官に問うてみたいと思う。それは為政の権は一休誰が掌握しているのか、いま天子の下にいて攻事をつかさどる大臣諸氏は、一体何をしているのか、ということなのだ。
できものが膿み、潰瘍となって国家を苦しめる状態は、もう幾十年続いてしまっている。それにも拘らず、勇気をふるって、禍の根をその根もとからりさとろうとする者もいない。
国家の実質支配の版図は年を追って縮小していった、残った土地に課せられる税は一層重くなっていった。人民が原籍をはなれて流民となり、死亡するにつれ、残った者への労役義務はますます比重を増していき、賦税徴収の回数が頻繁になっていくのもむしろ当然のことになった。


(訳注)
直求輸赤誠,所望大體全。
心からの忠誠を、たとえ要求してもどうしてそれが果されよう。現実には、形だけの平衡、ともかくも朝廷が存続されることで満足するより仕方がなかったのである。
直求 直はたとえ何何であって唇という仮設の意味になることがある。○大体 かなめのことがら。「孟子」告子篇の「休に貴践有り。小大有り。」からでる。ここは恐らく朝廷をいう。○赤誠 心からの忠誠。


巍巍政事堂,宰相厭八珍。
高く徳の高く尊いものである行攻の殿堂である、しかし、なに一つ実際の政治の討議もされず、大臣たちはただ八種の珍味に満腹しているだけなのである。
巍巍 1 山などの高く大きいさま。「巍巍たる岩山」 2 徳の高く尊いさま。○八珍 八種よりなる最上の御馳走。「周礼」の膳夫の条に見える。


敢問下執事,今誰掌其權。
あえて私は書記官に問うてみたいと思う。それは為政の権は一休誰が掌握しているのか、いま天子の下にいて攻事をつかさどる大臣諸氏は、一体何をしているのか、ということなのだ。
下執事 とりつぎの書記官。「国語」の呉語に古い用例としてこの言葉が見える。


瘡疽幾十載,不敢扶其根。
できものが膿み、潰瘍となって国家を苦しめる状態は、もう幾十年続いてしまっている。それにも拘らず、勇気をふるって、禍の根をその根もとからりさとろうとする者もいない。
療疸 かさぶたとできもの。○扶其根 政治体制にさまざまな問題点が生じている。目先の場当たり的な対処しかしなかった。それは、宦官が政治、軍事的にも圧倒的な力を持っていたからなのだ。


國蹙賦更重,人稀役彌繁。
国家の実質支配の版図は年を追って縮小していった、残った土地に課せられる税は一層重くなっていった。人民が原籍をはなれて流民となり、死亡するにつれ、残った者への労役義務はますます比重を増していき、賦税徴収の回数が頻繁になっていくのもむしろ当然のことになった。
国蹙 蹙は縮まり狭くなること。○ 土地農作物に課せられる税。○ 人力を提供する賦役。○ ますます。


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