48 曹植(曹子建) 《種葛篇》 魏詩 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3166
- 2013/10/20
- 00:34
48 曹植(曹子建) 《種葛篇》 魏詩 | kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3166 |
種葛篇 #1
種葛南山下,葛藟自成陰。
葛を南の山のふもとにうえると、葛はつるをのばして、ひとりでに、かげをつくるようになった。
與君初婚時,結髮恩義深。
私とあなたとがはじめて結婚したのは、成年に達して結髪したての頃で、夫婦の情愛も深かった。
歡愛在枕席,宿昔同衣衾。
二人の愛情の歓喜は枕の寝台とふとんにあり、夜ごと、かいまきをともにして、仲むつまじくしたものです。
竊慕《棠棣》篇,好樂和瑟琴。
また心ひそかに『詩経、小雅、棠棣』の詩をしたって思いつづけ、むつみ楽しみあうこと、琴家の和するようでありました。

#2
行年將晚暮,佳人懷異心。
恩紀曠不接,我情遂抑沈。
出門當何顧?徘徊步北林。
下有交頸獸,仰見雙棲禽。
#3
攀枝長嘆息,淚下沾羅衿。
良馬知我悲,延頸代我吟。
昔為同池魚,今為商與參。
往古皆歡遇,我獨困於今。
棄置委天命,悠悠安可任?
種葛篇 #1
葛を種う 南山の下、葛は蔓のばして自から陰を成す。
君と初めて婚せし時、結髪 恩義探し。
歓愛 枕席に在り、宿昔 衣衾を同じくす。
窃かに《棠棣》の篇を慕い、好楽 瑟琴和せり。
#2
行年 将に晩暮ならんとして、佳人 異心を懐く。
恩紀 曠しく接せず、我が情 遂に抑沈す。
門を出でて当に何をか顧みるべき、排禍して北株に歩む。
下に 頸を交うる獣有り、仰ぎて 双び棲む禽を見る。
#3
枝に攣じて長嘆息し、涙下り 羅衿を沾す。
良馬 我が悲しみを知り、頸を延べ 我に対して吟ず。
昔は 池を同じくする魚為り、今は 商と参為り。
往古 皆な遇うを歓びたるに、我は独り 今に困しむ。
棄置して 天命に委ねんとするも、悠悠として安んぞ任う可き
『種葛篇』 現代語訳と訳註
(本文) #1
種葛南山下,葛藟自成陰。
與君初婚時,結髮恩義深。
歡愛在枕席,宿昔同衣衾。
竊慕《棠棣》篇,好樂和瑟琴。
(下し文) 種葛篇 #1
葛を種う 南山の下、葛は蔓のばして自から陰を成す。
君と初めて婚せし時、結髪 恩義探し。
歓愛 枕席に在り、宿昔 衣衾を同じくす。
窃かに《棠棣》の篇を慕い、好楽 瑟琴和せり。
(現代語訳)
葛を南の山のふもとにうえると、葛はつるをのばして、ひとりでに、かげをつくるようになった。
私とあなたとがはじめて結婚したのは、成年に達して結髪したての頃で、夫婦の情愛も深かった。
二人の愛情の歓喜は枕の寝台とふとんにあり、夜ごと、かいまきをともにして、仲むつまじくしたものです。
また心ひそかに『詩経、小雅、棠棣』の詩をしたって思いつづけ、むつみ楽しみあうこと、琴家の和するようでありました。
(訳注) 種葛篇 #1
〇種葛篇 棄てられた妻の歌。「楽府詩集」では、雑曲歌辞に列する。この第は棄てられた要に託して、孤独な心情をのべたもの。『詩経、唐風、葛生』「葛生蒙楚,蘞蔓于野,予美亡此,誰與?獨處。 葛生蒙棘,蘞蔓于域,予美亡此,誰與?獨息。 角枕粲兮,錦衾爛兮,予美亡此,誰與?獨旦。 夏之日,冬之夜,百歲之後,歸于其居。 冬之夜,夏之日,百歲之後,歸于其室。をひき、曹楯は、妻が夫を思うことばを作ったとする。この詩の題は、首句のはじめの二字よりとったもの。226年黄初7年35歳の作詩。
種葛南山下,葛藟自成陰。
葛を南の山のふもとにうえると、葛はつるをのばして、ひとりでに、かげをつくるようになった。
〇南山 曹植は洛陽、北の陵墓である邙山に対して生まれ育つ「南の山」という表現をしている。
名都篇 #1
名都多妖女,京洛出少年。寶劍直千金,被服麗且鮮。
鬥雞東郊道,走馬長楸間。馳驅未能半,雙兔過我前。
攬弓捷鳴鏑,驅上彼南山。左挽因右發,一縱雙禽連。
余巧未及展,仰手接飛鳶。觀者咸稱善,眾工歸我妍。
歸來宴平樂,美酒斗十千。膾鯉皪胎濩,炮鱉炙熊蹯。
鳴儔嘯匹侶,列坐竟長筵。連翩擊鞠壤,巧捷惟萬端。
白日西南馳,光景不可攀。雲散還城邑,清晨復來還。
名都篇 曹植 魏<57-#2> 女性詩711 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2103
○葛藟 くずはつるをのはす。葛は和名クズ。豆科で蔓性の植物。「南有樛木.葛藟纍之.樂只君子.福履綏之詩経」周南、樛木に「南有樛木.葛藟纍之.樂只君子.福履綏之」(南に樛木有りて、葛と蔓と之に纍う。楽しき君子、福履之を綏んず)と見える。『詩経国風』。古人は葛のような蔓性の植物で男にからむ女の愛情にたとえた。
與君初婚時,結髮恩義深。
私とあなたとがはじめて結婚したのは、成年に達して結髪したての頃で、夫婦の情愛も深かった。
〇結髪 髪をたばねをいう。男は二十歳、女は十五歳。笄で結い始める時の儀式である「笄礼」(けいれい)を成人式のように扱うことがある。このため「笄」には成人とした15歳という意味もある。
蘇武『留別妻』
結髮爲夫妻、恩愛兩不疑。
歡娯在今夕、燕婉及良時。
征夫懷往路、起視夜何其。
參辰皆已沒、去去從此辭。
行役在戰場、相見未有期。
握手一長歎、涙爲生別滋。
努力愛春華、莫忘歡樂時。
生當復來歸、死當長相思。
歡愛在枕席,宿昔同衣衾。
二人の愛情の歓喜は枕の寝台とふとんにあり、夜ごと、かいまきをともにして、仲むつまじくしたものです。
○歡愛在枕席,宿昔同衣衾。
#3為焦仲卿妻作-其二場面 (2)-1#3
結髮同枕席,黃泉共為友。共事二三年,始而未為久。
「髪を上に結い始めて仕官したことと同じくして枕席をともにする夫婦となって以来、黄泉のあの世までも添い遂げることにしたのです。」そして「仕事に仕えると共に一緒の生活をした足かせ三年というもの、まだ始めたばかりで日数もたっていないのです。」
○宿昔 そのむかし。ここではその当時の夜の事の意。
竊慕《棠棣》篇,好樂和瑟琴。
また心ひそかに『詩経、小雅、棠棣』の詩をしたって思いつづけ、むつみ楽しみあうこと、琴家の和するようでありました。
・棠棣篇 『詩経、小雅、棠棣』「妻子好合、如鼓琴瑟。 兄弟既翕、和楽且耽。」
家庭にあって妻子睦まじく、琴瑟が調律よく合奏し、家族が心から打ちとける」ということである。ここに家族=兄弟の問題をのべている。こういう詩を曹丕が皇帝でなくもし信長だったら絶対殺されるだろう。故云った抽象的であっても疑われる詩を多く書いている。かなり思い込みの強いタイプの性格であったことがわかる。
種葛南山下,葛藟自成陰。
葛を南の山のふもとにうえると、葛はつるをのばして、ひとりでに、かげをつくるようになった。
與君初婚時,結髮恩義深。
私とあなたとがはじめて結婚したのは、成年に達して結髪したての頃で、夫婦の情愛も深かった。
歡愛在枕席,宿昔同衣衾。
二人の愛情の歓喜は枕の寝台とふとんにあり、夜ごと、かいまきをともにして、仲むつまじくしたものです。
竊慕《棠棣》篇,好樂和瑟琴。
また心ひそかに『詩経、小雅、棠棣』の詩をしたって思いつづけ、むつみ楽しみあうこと、琴家の和するようでありました。
#2
行年將晚暮,佳人懷異心。
だが、すぎゆく年というものは季節は暮れていくものであり私も女盛りをすぎる歳はくれていくものである。そんな時にあなたの前に美人が出現したら、やがてと、あなたは他に心をうつされるだろう。
恩紀曠不接,我情遂抑沈。
もはや、恵愛の筋道も、久しく接点すらなくなっている。私の心はとうとうおもくるしく沈みこんでしまうのです。
出門當何顧?徘徊步北林。
心中憂鬱で気が重いままに北門を出る、どこへ行くあてもないのだ。ただあてもなく北の方の林をさまよい歩く。
下有交頸獸,仰見雙棲禽。
地上には、首を寄せ合って親愛の情をあらわしている獣がおり、あおぎ見れば、二つ仲良くならんだ鳥が巣住まいをしている。
#3
攀枝長嘆息,淚下沾羅衿。
良馬知我悲,延頸代我吟。
昔為同池魚,今為商與參。
往古皆歡遇,我獨困於今。
棄置委天命,悠悠安可任?
種葛篇 #1
葛を種う 南山の下、葛は蔓のばして自から陰を成す。
君と初めて婚せし時、結髪 恩義探し。
歓愛 枕席に在り、宿昔 衣衾を同じくす。
窃かに《棠棣》の篇を慕い、好楽 瑟琴和せり。
#2
行年【こうねん】将に晩暮【ばんぼ】ならんとして、佳人【かじん】異心を懐く。
恩紀【おんき】曠【ひさ】しく接せず、我が情 遂に抑沈【よくちん】す。
門を出でて当に何をか顧みるべき、排禍【はいか】して北かぶ林に歩む。
下に 頸を交うる獣有り、仰ぎて 双び棲む禽を見る。
#3
枝に攣【よ】じて長嘆息し、涙下り 羅衿【らきん】を沾す。
良馬 我が悲しみを知り、頸を延べ 我に対して吟ず。
昔は 池を同じくする魚為り、今は 商【しょう】と参【しん】為り。
往古 皆な遇うを歓びたるに、我は独り 今に困しむ。
棄置して 天命に委ねんとするも、悠悠として安んぞ任【と】う可き。
『種葛篇』 現代語訳と訳註 (本文) #2
行年將晚暮,佳人懷異心。
恩紀曠不接,我情遂抑沈。
出門當何顧?徘徊步北林。
下有交頸獸,仰見雙棲禽。
(下し文)#2
行年【こうねん】将に晩暮【ばんぼ】ならんとして、佳人【かじん】異心を懐く。
恩紀【おんき】曠【ひさ】しく接せず、我が情 遂に抑沈【よくちん】す。
門を出でて当に何をか顧みるべき、排禍【はいか】して北かぶ林に歩む。
下に 頸を交うる獣有り、仰ぎて 双び棲む禽を見る。
(現代語訳) だが、すぎゆく年というものは季節は暮れていくものであり私も女盛りをすぎる歳はくれていくものである。そんな時にあなたの前に美人が出現したら、やがてと、あなたは他に心をうつされるだろう。
もはや、恵愛の筋道も、久しく接点すらなくなっている。私の心はとうとうおもくるしく沈みこんでしまうのです。
心中憂鬱で気が重いままに北門を出る、どこへ行くあてもないのだ。ただあてもなく北の方の林をさまよい歩く。
地上には、首を寄せ合って親愛の情をあらわしている獣がおり、あおぎ見れば、二つ仲良くならんだ鳥が巣住まいをしている。
(訳注) #2
〇種葛篇 棄てられた妻の歌。曹楯は、妻が夫を思うことばを作ったとする。この詩の題は、首句のはじめの二字よりとったもの。226年黄初7年35歳の作詩。
行年將晚暮,佳人懷異心。
だが、すぎゆく年というものは季節は暮れていくものであり私も女盛りをすぎる歳はくれていくものである。そんな時にあなたの前に美人が出現したら、やがてと、あなたは他に心をうつされるだろう。
○行年 とる年。すぎゆく年。
○佳人懷異心 美人。懐異心は他に心をうつすこと。
恩紀曠不接,我情遂抑沈。
もはや、恵愛の筋道も、久しく接点すらなくなっている。私の心はとうとうおもくるしく沈みこんでしまうのです。
○恩紀 恩愛の道の意。恩はめぐみ、紀は筋道をきちんと立てたおきて。「紀律/官紀・軍紀・校紀・綱紀・風紀」 2 筋道や順序を追って整理・記録する。男女の仲の愛の筋道。古代は一夫多妻制の中での恩紀ということではあるが、君王の仁愛の問題をていきしている。
○曠 1 広々として何もない。「曠野」 2 むなしい。むなしくする。「曠日・曠世」 3 心がひろい。久しい意。むなしく、又はとおくともよめる。○抑沈 抑圧されて沈みこむ。抑はおさえる。
出門當何顧?徘徊步北林。
心中憂鬱で気が重いままに北門を出る、どこへ行くあてもないのだ。ただあてもなく北の方の林をさまよい歩く。
〇出門 『詩経、邶風、(出門)』に基づく。
出自北門、憂心殷殷。
終窭且貧、莫知我艱。
已焉哉。
天実為之,謂之何哉。
私は北門を出る、心中憂鬱で気が重い。貧しくて生活が行き詰っているのに、誰も私の辛さなやみはわからない。でも仕方がない。全ては天がなせるわざだ。どうあがいても変わらない。
〇北林 さきの南山に対す。語は「詩経」秦風、晨風に見える。
下有交頸獸,仰見雙棲禽。
地上には、首を寄せ合って親愛の情をあらわしている獣がおり、あおぎ見れば、二つ仲良くならんだ鳥が巣住まいをしている。
〇交頸猷 たがいにくびをよせあって、親愛の情をあらわしているけもの。
○双棲禽 二羽仲よくならび棲む鳥。
攀枝長嘆息,淚下沾羅衿。
上を見たまま思わず、枝につかまって、長いためいきをついた。涙が流れてとまらずうす絹のえりをぬらす。
良馬知我悲,延頸代我吟。
良馬は私の悲しみを知り、くびをのばし、私にむかっていなないている。
昔為同池魚,今為商與參。
昔は、同じ池の魚のようにすごしたものでしたが、今では、西の方のなかご星と東のからすき星のように、めぐりあうこともなかなかできないのだ。
往古皆歡遇,我獨困於今。
その昔は、二人とも楽しんで相いに会うことができたのに、今では、私はただひとり、今のこの時をすごすことにくるしめられているのだ。
棄置委天命,悠悠安可任?
このようなことでは、天命にまかせるよりないのだが、はてしなくひろがるあてもない状態なのにどこにまかせられるというのだ。
種葛篇 #1
葛を種う 南山の下、葛は蔓のばして自から陰を成す。
君と初めて婚せし時、結髪 恩義探し。
歓愛 枕席に在り、宿昔 衣衾を同じくす。
窃かに《棠棣》の篇を慕い、好楽 瑟琴和せり。
#2
行年【こうねん】将に晩暮【ばんぼ】ならんとして、佳人【かじん】異心を懐く。
恩紀【おんき】曠【ひさ】しく接せず、我が情 遂に抑沈【よくちん】す。
門を出でて当に何をか顧みるべき、排禍【はいか】して北かぶ林に歩む。
下に 頸を交うる獣有り、仰ぎて 双び棲む禽を見る。
#3
枝に攣【よ】じて長嘆息し、涙下り 羅衿【らきん】を沾す。
良馬 我が悲しみを知り、頸を延べ 我に対して吟ず。
昔は 池を同じくする魚為り、今は 商【しょう】と参【しん】為り。
往古 皆な遇うを歓びたるに、我は独り 今に困しむ。
棄置して 天命に委ねんとするも、悠悠として安んぞ任【と】う可き。
『種葛篇』 現代語訳と訳註 (本文) #3
攀枝長嘆息,淚下沾羅衿。
良馬知我悲,延頸代我吟。
昔為同池魚,今為商與參。
往古皆歡遇,我獨困於今。
棄置委天命,悠悠安可任?
(下し文)
#3
枝に攣【よ】じて長嘆息し、涙下り 羅衿【らきん】を沾す。
良馬 我が悲しみを知り、頸を延べ 我に対して吟ず。
昔は 池を同じくする魚為り、今は 商【しょう】と参【しん】為り。
往古 皆な遇うを歓びたるに、我は独り 今に困しむ。
棄置して 天命に委ねんとするも、悠悠として安んぞ任【と】う可き。
(現代語訳)
上を見たまま思わず、枝につかまって、長いためいきをついた。涙が流れてとまらずうす絹のえりをぬらす。
良馬は私の悲しみを知り、くびをのばし、私にむかっていなないている。
昔は、同じ池の魚のようにすごしたものでしたが、今では、西の方のなかご星と東のからすき星のように、めぐりあうこともなかなかできないのだ。
その昔は、二人とも楽しんで相いに会うことができたのに、今では、私はただひとり、今のこの時をすごすことにくるしめられているのだ。
このようなことでは、天命にまかせるよりないのだが、はてしなくひろがるあてもない状態なのにどこにまかせられるというのだ。
(訳注)#3
攀枝長嘆息,淚下沾羅衿。
上を見たまま思わず、枝につかまって、長いためいきをついた。涙が流れてとまらずうす絹のえりをぬらす。
〇涙下沾羅衿 羅衿はうす絹のえり。沾はうるおす。ぬらす。
良馬知我悲,延頸代我吟。
良馬は私の悲しみを知り、くびをのばし、私にむかっていなないている。
○良馬 良馬、自分を理解してくれるもの。。
○対我吟 互いにむきあっていななく。互いにわかるように互いに理解し合う。
昔為同池魚,今為商與參。
昔は、同じ池の魚のようにすごしたものでしたが、今では、西の方のなかご星と東のからすき星のように、めぐりあうこともなかなかできないのだ。
○同池魚 古人は魚をば男女相愛をあらわすものである、意見、主張が理解できるもの同士。
〇今為商与参 商・参とも星の名。商星は辰星に同じ、なかごぼし。参宿(しんしゅく)、和名は唐鋤星(からすきぼし)、二十八宿の一つで西方白虎七宿の第7宿。オリオン座の中央に位置する。古来めったにあえぬことのたとえとして用いられ、また商星は東方、参星は西方に位遭するが故に、互に遠くへだたっていることにもたとえられる。
往古皆歡遇,我獨困於今。
その昔は、二人とも楽しんで相いに会うことができたのに、今では、私はただひとり、今のこの時をすごすことにくるしめられているのだ。
棄置委天命,悠悠安可任?
このようなことでは、天命にまかせるよりないのだが、はてしなくひろがるあてもない状態なのにどこにまかせられるというのだ。
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- 李太白集 371《太白巻卷六04-《侍從宜春苑,奉詔賦龍池柳色初青,聽新鶯百囀歌》 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 7433 (03/03)
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