63 謝靈運 《擬魏太子鄴中集詩八首 魏太子》(曹丕) 魏詩 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3241
- 2013/11/04
- 00:30
63 謝靈運 《擬魏太子鄴中集詩八首 魏太子》(曹丕) 魏詩 | kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3241 |
101 魏太子 -#1
(魏太子)
百川赴巨海,眾星環北辰。
すべての川は東の大海に赴き注ぐものであり、衆星は北極星をとりまいて運行するものである。
照灼爛霄漢,遙裔起長津。
星の光はきらきら天空にかがやき、川は遠か遠くに流れて岸が長くつらなる。
天地中橫潰,家王拯生民。
この大海や北極星にもたとえるべきわが王(父の曹操)は漢末の乱れた時に、民の苦難を救ったのだ。
區宇既滌蕩,羣英必來臻。
天下の禍乱はやがて洗い除き鎮められて、多くのすぐれた人士は堅く心にきめてわが王のもとにきた。
-#2
忝此欽賢性,由來常懷仁。況值眾君子,傾心隆日新。論物靡浮說,析理實敷陳。羅縷豈闕辭?窈窕究天人。
-#3
澄觴滿金罍,連榻設華茵。急弦動飛聽,清歌拂梁塵。何言相遇易,此歡信可珍。
(魏太子)
百川は巨海に赴き,眾星は北辰を環れり。
照り灼やきて霄漢【しょうかん】に爛【かがや】き,遙裔【ようえい】として長津【ちょうしん】を起す。
天地は中ごろ橫潰【おうかい】し,家王は生民を拯【すく】う。
區宇は既に滌蕩【てきとう】せられ,羣英【ぐんえい】は必ず來り臻【いた】る。
#2
此の賢を欽【した】うの性を忝なくする,由來 常に仁を懷う。
況んや眾君子に值い,心を傾むけて日新を隆【さか】んにするをや。
物を論んじては浮說靡【な】く,理を析【わか】ちては敷陳【ふちん】を實にす。
羅縷【らい】するに豈に辭を闕【はぶ】かんや?窈窕【ようちょう】として天人を究【きわ】む。
#3
澄觴【ちょうしょう】は金罍【きんらい】に滿ち,連榻【れんとう】に華茵【かいん】を設く。
急弦は飛聽【ひちょう】を動かし,清歌 梁塵を拂う。
何んぞ言わん相い遇うこと易しと,此の歡びは信に珍とす可し。
『魏太子』 現代語訳と訳註
(本文)
百川赴巨海,眾星環北辰。照灼爛霄漢,遙裔起長津。天地中橫潰,家王拯生民。區宇既滌蕩,羣英必來臻。
(下し文)
百川は巨海に赴き,眾星は北辰を環れり。
照り灼やきて霄漢【しょうかん】に爛【かがや】き,遙裔【ようえい】として長津【ちょうしん】を起す。
天地は中ごろ橫潰【おうかい】し,家王は生民を拯【すく】う。
區宇は既に滌蕩【てきとう】せられ,羣英【ぐんえい】は必ず來り臻【いた】る。
(現代語訳)
(魏太子)
すべての川は東の大海に赴き注ぐものであり、衆星は北極星をとりまいて運行するものである。
星の光はきらきら天空にかがやき、川は遠か遠くに流れて岸が長くつらなる。
この大海や北極星にもたとえるべきわが王(父の曹操)は漢末の乱れた時に、民の苦難を救ったのだ。
天下の禍乱はやがて洗い除き鎮められて、多くのすぐれた人士は堅く心にきめてわが王のもとにきた。
(訳注)
魏太子
曹丕(そうひ/caopī、187年~226年)字は子桓。謚は文帝。父・曹操の後を継ぎ魏王へと即位する。その後、献帝へ帝位禅譲を迫り皇帝に即位した。在位は僅か7年だった。概要太子に指名される豫州沛国譙県の人。
百川赴巨海,眾星環北辰。
すべての川は東の大海に赴き注ぐものであり、衆星は北極星をとりまいて運行するものである。
・百川赴巨海 尚書大伝に「百川は東海に赴く」。
・眾星環北辰 この詩の「百川」「衆星」の句は、万民が曹操に帰服することにたとえた。論語、為政篇「子曰:為政以德,其如北辰,居其所,而眾星共之。」。
照灼爛霄漢,遙裔起長津。
星の光はきらきら天空にかがやき、川は遠か遠くに流れて岸が長くつらなる。
・霄漢 大空。天空。
・裔 1 遠い子孫。「後裔・神裔・苗裔・末裔・余裔」 2 遠い辺境。
天地中橫潰,家王拯生民。
この大海や北極星にもたとえるべきわが王(父の曹操)は漢末の乱れた時に、民の苦難を救ったのだ。
・中 乱の前と後との中間。
・橫潰 堤防をつきやぶって大水が乱流する。天下の大乱にたとえた。
・拯 説文によれば、溺れたものをすくいだす。
區宇既滌蕩,羣英必來臻。
天下の禍乱はやがて洗い除き鎮められて、多くのすぐれた人士は堅く心にきめてわが王のもとにきた。
・滌蕩 汚れを洗い落とすこと。
・羣英 多くのすぐれた人士。次の「衆君子」に同じ。李周翰・劉良は、王粲・陳琳らの類とする。
擬魏太子鄴中集詩八首 幷序-#1
(魏の太子、曹丕の鄴の宮殿にいたとしての詩八首についてと並びに序文。) 建安末,余時在鄴宮,朝游夕燕,究歡愉之極。
建安の末ころ、私(太子の曹丕)は鄴宮に在り、朝に遊宴し、夕には宴席をひらき、歓楽なことを十分にたのしみつくしたものだ。
天下良辰美景,賞心樂事,四者難並。
いったい、天下の良き日、美しいひかりと景、親しい友、楽しいこと、この四つを一度に同時に満足できるようあわせもつことは難しいのだ。
今昆弟友朋,二三諸彥,共盡之矣。
したがって、われは今、弟や朋友諸君とともにこの四者のすべてを得ることができた。
古來此娛,書籍未見。
このような娯しみは、古くからいまだに書物には見えないものだ。
#2
何者?楚襄王時有宋玉、唐景,梁孝王時有鄒、枚、嚴、馬,遊者美矣,而其主不文;
なぜなら、楚の嚢王の時には、太夫の宋玉・唐勒・景差らあり、漢の景帝の弟である梁の孝王のときには、鄒陽・枚乗・厳忌・司馬相如らがあり、かれら従遊の士は文にすぐれたが、その主君は文学がなかった。
漢武帝徐樂諸才,備應對之能,
漢の武帝のとき、徐楽をはじめとして枚皐・東方朔らは文章応対の下臣の才は十分であった。
而雄猜多忌,豈獲晤言之適?
しかし武帝は剛強であり、かつ疑い深い性であり、したがって打ちとけて思う存分に話しあう楽しみを獲られなかった。
不誣方將,庶必賢於今日爾。
してみると、まあ、ほぼ、「われは、今日がまさっているのではないかと思う」、といっても、実際とちがっているのではないだろうか。
歲月如流,零落將盡,
ただ年月のたつのは水の流れるように速かなもので、わが友も亡くなってしまいそうである。
撰文懷人,感往增愴。其辭曰:
いま文をえらび集をつくり、その人を思い、それにつけても過ぎ去った日のことに心動かされて、悲しみいたむ情がいよいよ深い。その詩は次の通りいう。
101 魏太子 -#1
(魏太子)
百川赴巨海,眾星環北辰。 すべての川は東の大海に赴き注ぐものであり、衆星は北極星をとりまいて運行するものである。
照灼爛霄漢,遙裔起長津。
星の光はきらきら天空にかがやき、川は遠か遠くに流れて岸が長くつらなる。
天地中橫潰,家王拯生民。
この大海や北極星にもたとえるべきわが王(父の曹操)は漢末の乱れた時に、民の苦難を救ったのだ。
區宇既滌蕩,羣英必來臻。
天下の禍乱はやがて洗い除き鎮められて、多くのすぐれた人士は堅く心にきめてわが王のもとにきた。
#2
忝此欽賢性,由來常懷仁。
もともと我はふつつかものながら、賢人を敬する心があるので、仁徳ある人のことを見たいと、常に心にこめて思ってきた。
況值眾君子,傾心隆日新。
今や衆君子にあい、日ごとに仁徳を新たに隆盛にすべく、わが心を傾けそそぐことができてうれしい。
論物靡浮說,析理實敷陳。
衆君子と物を論じては空談することはない、理を解釈するにあたっては必ずその実態をのべる。
羅縷豈闕辭?窈窕究天人。
文章を述べつらねては欠けるところなくあまねくし、深く天意と人事とをきわめつくす。
#3
澄觴滿金罍,連榻設華茵。急弦動飛聽,清歌拂梁塵。何言相遇易,此歡信可珍。
(魏太子)
百川は巨海に赴き,眾星は北辰を環れり。
照り灼やきて霄漢【しょうかん】に爛【かがや】き,遙裔【ようえい】として長津【ちょうしん】を起す。
天地は中ごろ橫潰【おうかい】し,家王は生民を拯【すく】う。
區宇は既に滌蕩【てきとう】せられ,羣英【ぐんえい】は必ず來り臻【いた】る。
#2
此の賢を欽【した】うの性を忝なくする,由來 常に仁を懷う。
況んや眾君子に值い,心を傾むけて日新を隆【さか】んにするをや。
物を論んじては浮說靡【な】く,理を析【わか】ちては敷陳【ふちん】を實にす。
羅縷【らい】するに豈に辭を闕【はぶ】かんや?窈窕【ようちょう】として天人を究【きわ】む。
#3
澄觴【ちょうしょう】は金罍【きんらい】に滿ち,連榻【れんとう】に華茵【かいん】を設く。
急弦は飛聽【ひちょう】を動かし,清歌 梁塵を拂う。
何んぞ言わん相い遇うこと易しと,此の歡びは信に珍とす可し。
『擬魏太子鄴中集詩八首 魏太子』 現代語訳と訳註
(本文) #2
忝此欽賢性,由來常懷仁。況值眾君子,傾心隆日新。論物靡浮說,析理實敷陳。羅縷豈闕辭?窈窕究天人。
(下し文) #2
此の賢を欽【した】うの性を忝なくする,由來 常に仁を懷う。
況んや眾君子に值い,心を傾むけて日新を隆【さか】んにするをや。
物を論んじては浮說靡【な】く,理を析【わか】ちては敷陳【ふちん】を實にす。
羅縷【らい】するに豈に辭を闕【はぶ】かんや?窈窕【ようちょう】として天人を究【きわ】む。
(現代語訳)
もともと我はふつつかものながら、賢人を敬する心があるので、仁徳ある人のことを見たいと、常に心にこめて思ってきた。
今や衆君子にあい、日ごとに仁徳を新たに隆盛にすべく、わが心を傾けそそぐことができてうれしい。
衆君子と物を論じては空談することはない、理を解釈するにあたっては必ずその実態をのべる。
文章を述べつらねては欠けるところなくあまねくし、深く天意と人事とをきわめつくす。
(訳注) #2
忝此欽賢性,由來常懷仁。
もともと我はふつつかものながら、賢人を敬する心があるので、仁徳ある人のことを見たいと、常に心にこめて思ってきた。
況值眾君子,傾心隆日新。
今や衆君子にあい、日ごとに仁徳を新たに隆盛にすべく、わが心を傾けそそぐことができてうれしい。
論物靡浮說,析理實敷陳。
衆君子と物を論じては空談することはない、理を解釈するにあたっては必ずその実態をのべる。
・論物/析理 荘子に、「天地の美を判ち、万物の理を析く」。
羅縷豈闕辭?窈窕究天人。
文章を述べつらねては欠けるところなくあまねくし、深く天意と人事とをきわめつくす。
・羅縷 ならべ述べること。
・窈窕 美しくしとやかなさま。男として魅力のあることをいう。セックスアピールのこと。
『為焦仲卿妻作』-其七 「雲有第三郎,窈窕世無雙。」(媒酌人が言うには県令さまには第三男があります。美しくしとやかであり、世に二人とはないお方です。)
・天人 天意と人事と。李善は、次の荘子の「天人」と解するらしい。すなわち荘子に「宗を離れざる、之を天人といふ」といい、つづけて神人・至人をあげる。「宗」とは道のこと。
擬魏太子鄴中集詩八首 幷序-#1
(魏の太子、曹丕の鄴の宮殿にいたとしての詩八首についてと並びに序文。)
建安末,余時在鄴宮,朝游夕燕,究歡愉之極。
建安の末ころ、私(太子の曹丕)は鄴宮に在り、朝に遊宴し、夕には宴席をひらき、歓楽なことを十分にたのしみつくしたものだ。
天下良辰美景,賞心樂事,四者難並。
いったい、天下の良き日、美しいひかりと景、親しい友、楽しいこと、この四つを一度に同時に満足できるようあわせもつことは難しいのだ。
今昆弟友朋,二三諸彥,共盡之矣。
したがって、われは今、弟や朋友諸君とともにこの四者のすべてを得ることができた。
古來此娛,書籍未見。
このような娯しみは、古くからいまだに書物には見えないものだ。
#2
何者?楚襄王時有宋玉、唐景,梁孝王時有鄒、枚、嚴、馬,遊者美矣,而其主不文;
なぜなら、楚の嚢王の時には、太夫の宋玉・唐勒・景差らあり、漢の景帝の弟である梁の孝王のときには、鄒陽・枚乗・厳忌・司馬相如らがあり、かれら従遊の士は文にすぐれたが、その主君は文学がなかった。
漢武帝徐樂諸才,備應對之能,
漢の武帝のとき、徐楽をはじめとして枚皐・東方朔らは文章応対の下臣の才は十分であった。
而雄猜多忌,豈獲晤言之適?
しかし武帝は剛強であり、かつ疑い深い性であり、したがって打ちとけて思う存分に話しあう楽しみを獲られなかった。
不誣方將,庶必賢於今日爾。
してみると、まあ、ほぼ、「われは、今日がまさっているのではないかと思う」、といっても、実際とちがっているのではないだろうか。
歲月如流,零落將盡,
ただ年月のたつのは水の流れるように速かなもので、わが友も亡くなってしまいそうである。
撰文懷人,感往增愴。其辭曰:
いま文をえらび集をつくり、その人を思い、それにつけても過ぎ去った日のことに心動かされて、悲しみいたむ情がいよいよ深い。その詩は次の通りいう。
101 魏太子 -#1
(魏太子)
百川赴巨海,眾星環北辰。
すべての川は東の大海に赴き注ぐものであり、衆星は北極星をとりまいて運行するものである。
照灼爛霄漢,遙裔起長津。
星の光はきらきら天空にかがやき、川は遠か遠くに流れて岸が長くつらなる。
天地中橫潰,家王拯生民。
この大海や北極星にもたとえるべきわが王(父の曹操)は漢末の乱れた時に、民の苦難を救ったのだ。
區宇既滌蕩,羣英必來臻。
天下の禍乱はやがて洗い除き鎮められて、多くのすぐれた人士は堅く心にきめてわが王のもとにきた。
#2
忝此欽賢性,由來常懷仁。
もともと我はふつつかものながら、賢人を敬する心があるので、仁徳ある人のことを見たいと、常に心にこめて思ってきた。
況值眾君子,傾心隆日新。
今や衆君子にあい、日ごとに仁徳を新たに隆盛にすべく、わが心を傾けそそぐことができてうれしい。
論物靡浮說,析理實敷陳。
衆君子と物を論じては空談することはない、理を解釈するにあたっては必ずその実態をのべる。
羅縷豈闕辭?窈窕究天人。
文章を述べつらねては欠けるところなくあまねくし、深く天意と人事とをきわめつくす。
#3
澄觴滿金罍,連榻設華茵。
清酒は金盃に満ち満ちと注がれ、華麗な敷き物をしつらえた腰かけが連なって設置される。
急弦動飛聽,清歌拂梁塵。
急調子の絃楽器による音楽は飛鳥も感動させて下りてきて聴いている。清く妙なる歌声は「梁塵を動かす」の故事に言うとおり梁の塵をもはらい動かす。
何言相遇易,此歡信可珍。
このような歓びにめぐりあうのは易いことだとどうして言えようか、まことに珍重すべきことである。
(魏太子)
百川は巨海に赴き,眾星は北辰を環れり。
照り灼やきて霄漢【しょうかん】に爛【かがや】き,遙裔【ようえい】として長津【ちょうしん】を起す。
天地は中ごろ橫潰【おうかい】し,家王は生民を拯【すく】う。
區宇は既に滌蕩【てきとう】せられ,羣英【ぐんえい】は必ず來り臻【いた】る。
#2
此の賢を欽【した】うの性を忝なくする,由來 常に仁を懷う。
況んや眾君子に值い,心を傾むけて日新を隆【さか】んにするをや。
物を論んじては浮說靡【な】く,理を析【わか】ちては敷陳【ふちん】を實にす。
羅縷【らい】するに豈に辭を闕【はぶ】かんや?窈窕【ようちょう】として天人を究【きわ】む。
#3
澄觴【ちょうしょう】は金罍【きんらい】に滿ち,連榻【れんとう】に華茵【かいん】を設く。
急弦は飛聽【ひちょう】を動かし,清歌 梁塵を拂う。
何んぞ言わん相い遇うこと易しと,此の歡びは信に珍とす可し。
『擬魏太子鄴中集詩八首 魏太子』 現代語訳と訳註
(本文) #3
澄觴滿金罍,連榻設華茵。急弦動飛聽,清歌拂梁塵。何言相遇易,此歡信可珍。
(下し文) #3
澄觴【ちょうしょう】は金罍【きんらい】に滿ち,連榻【れんとう】に華茵【かいん】を設く。
急弦は飛聽【ひちょう】を動かし,清歌 梁塵を拂う。
何んぞ言わん相い遇うこと易しと,此の歡びは信に珍とす可し。
(現代語訳)
清酒は金盃に満ち満ちと注がれ、華麗な敷き物をしつらえた腰かけが連なって設置される。
急調子の絃楽器による音楽は飛鳥も感動させて下りてきて聴いている。清く妙なる歌声は「梁塵を動かす」の故事に言うとおり梁の塵をもはらい動かす。
このような歓びにめぐりあうのは易いことだとどうして言えようか、まことに珍重すべきことである。
(訳注) #3
澄觴滿金罍,連榻設華茵。
清酒は金盃に満ち満ちと注がれ、華麗な敷き物をしっらえた腰かけが連なって設置される。
・澄 清酒。
・觴 さかずき。酒杯。
・榻 ほそ長い牀几。
・茵(しとね)とは座ったり寝たりするときの敷物の古風な呼称。寝るときの敷物は「褥」という文字を使い、ベッドパッドなどのことを指す。
急弦動飛聽,清歌拂梁塵。
急調子の絃楽器による音楽は飛鳥も感動させて下りてきて聴いている。清く妙なる歌声は「梁塵を動かす」の故事に言うとおり梁の塵をもはらい動かす。
・梁塵 1 梁(はり)の上に積もっているちり。梁上のちり。 2 《「梁塵を動かす」の故事から》すぐれた歌声。また、歌謡。音楽。
何言相遇易,此歡信可珍。
このような歓びにめぐりあうのは易いことだとどうして言えようか、まことに珍重すべきことである。
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